第61話「おちばのブーケ」
秋の道を歩くと、いろとりどりの落ち葉が足もとに広がっています。
赤や黄色、オレンジの葉っぱを集めると、まるでお花のブーケのようにきれい。
今日は、さくらちゃんたちが落ち葉で作ったブーケのお話です。
学校の帰り道。
さくらちゃんとゆうたくん、みなとくんは、落ち葉がいっぱい積もった並木道を歩いていました。
「わぁ、葉っぱがきれい!」
さくらちゃんは、真っ赤なもみじの葉を拾いあげました。
「ぼくは黄色のいちょう!」
ゆうたくんは大きな葉っぱを見せびらかします。
「オレンジ色も見つけたよ」
みなとくんは手のひらに数枚の葉っぱを並べました。
三人は夢中になって、色とりどりの落ち葉を集めはじめました。
そして、まるで花束のように形をととのえます。
「見て! 落ち葉のブーケ!」
さくらちゃんがうれしそうに高くかかげました。
「ほんとだ、花みたいにきれいだね」
ゆうたくんとみなとくんもうっとり。
家に帰るころには、それぞれの手に色あざやかな落ち葉のブーケができあがっていました。
風にゆられる葉っぱが、まるで笑っているように見えました。
落ち葉は、ただの葉っぱではなく、秋がくれたカラフルな宝物です。
集めて並べれば、お花に負けないくらいきれいなブーケになります。
みなさんも道ばたで落ち葉を見つけたら、自分だけのブーケを作ってみてくださいね。




