第57話「おちばのふとん」
秋になると、木からたくさんの葉っぱが落ちて、地面いっぱいに広がります。
落ち葉を集めると、ふかふかのおふとんみたい。
今日は、さくらちゃんたちが落ち葉で楽しんだお話です。
ある秋の午後。
公園の大きな木の下に、カサカサの落ち葉がたくさんつもっていました。
「見て! 葉っぱのおふとんだ!」
さくらちゃんがうれしそうに手を広げます。
「ほんとだ! ベッドみたいだね」
ゆうたくんとみなとくんも、手ですくって落ち葉を集めはじめました。
三人で力を合わせて、どんどん葉っぱを積み重ねていくと……
山のように大きな落ち葉のふとんができあがりました。
「よーし、ダイブ!」
ゆうたくんが勢いよく飛びこむと、ふわっと体が落ち葉に包まれます。
「うわー! ふかふかで気持ちいい!」
みなとくんも続いて、さくらちゃんも後から飛び込みます。
三人は葉っぱの山の中で大笑い。
しばらくすると、落ち葉の山から顔だけ出して、
「これ、ほんとのベッドみたいだね」とさくらちゃん。
「でも夜は寒いから、お家で寝ようね」
三人は顔を見合わせて、くすくす笑いました。
夕やけ空の下、落ち葉のふとんは少しずつ風に吹かれて広がり、カサカサと秋の音をたてていました。
落ち葉は、ただ歩くだけでも楽しいけれど、集めるともっと遊びが広がります。
ふとんにしたり、かさを作ったり――秋ならではの自然のおもちゃです。
みなさんもたくさんの落ち葉を見つけたら、ふかふかのおふとんを作ってみてくださいね。




