第55話「焼きいも大会」
秋といえば、ほくほくの焼きいも!
落ち葉を集めて火をたき、その中にさつまいもを入れると、あまい香りが広がります。
今日は、さくらちゃんたちが楽しんだ“焼きいも大会”のお話です。
ある秋の午後。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、町の公園で「焼きいも大会」をすることにしました。
「まずは落ち葉をいっぱい集めよう!」
三人はせっせと落ち葉や小枝をかき集め、大きな山をつくります。
火をつけると、パチパチと音をたてて燃えはじめ、赤い炎がゆらゆらと立ちのぼりました。
「わぁ、あったかい!」
火のぬくもりにほっこりしながら、アルミホイルにくるんださつまいもを中に入れます。
しばらく待つと、ふんわりと甘い香りがただよってきました。
「そろそろかな?」
火ばさみで取り出すと、ホカホカに焼けたさつまいも。
皮をむくと、中は黄金色に光っています。
「いただきまーす!」
一口かじると――ほくほくで甘くて、とろけるようなおいしさ。
「やっぱり秋は焼きいもだね!」
三人は夢中でほおばり、口のまわりを黄色くしながら大笑いしました。
夕焼け空の下、心もおなかもいっぱいになった三人は、
「また来年も焼きいも大会しようね!」と約束しました。
焼きいもは、秋の自然をまるごと楽しめるごちそうです。
落ち葉の香りと、さつまいもの甘さは、この季節ならではの味。
みなさんもぜひ、秋の日に家族や友だちと挑戦してみてくださいね。




