第53話「どんぐりごまくらべ」
秋の遊びといえば、どんぐりを使った工作やゲーム。
とくに「どんぐりごま」は、シンプルなのにとても楽しいおもちゃになります。
今日は、さくらちゃんたちが“どんぐりごま”で勝負したお話です。
ある秋の日の放課後。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、学校の図工室に集まりました。
「この前ひろったどんぐりで、コマを作ろうよ!」
三人は机の上に、ころころと光るどんぐりをならべます。
つまようじを差しこんで、テープでしっかりとめると、立派などんぐりごまが完成。
「よーし、だれのコマが一番長く回るか勝負だ!」
みんなでせーので指ではじくと――。
くるくる、くるくる……。
さくらちゃんのコマはちょっとふらふら。
ゆうたくんのコマは勢いよく回るけど、すぐにころん。
一方みなとくんのコマは、安定して長く回り続けます。
「みなとくんの勝ちー!」
でも、負けた二人も大笑い。
「じゃあ今度は、色をぬってデザイン勝負にしよう!」
どんぐりにカラーペンで模様を描き、かわいい顔や星マークがついたオリジナルコマがそろいました。
回るたびに、色とりどりの模様がまじりあって、とてもきれい。
「ただのどんぐりが、こんなに楽しいおもちゃになるなんて!」
三人は、秋のひとときをめいっぱい楽しみました。
どんぐりごまは、自然の中で見つけた宝物を使った手作りのおもちゃ。
工夫しだいで遊び方も広がり、何度でも楽しめます。
みなさんも秋の木の下でどんぐりを見つけたら、ぜひコマにして回してみてくださいね。




