第52話「落ち葉のふかふかベッド」
秋になると、木の下にはたくさんの落ち葉が積もります。
色とりどりの葉っぱは、まるで自然のじゅうたんみたい。
今日は、さくらちゃんたちが“落ち葉のベッド”を作ったお話です。
秋のある週末。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、大きなイチョウの木がある公園にやってきました。
「わぁ、葉っぱが黄色のじゅうたんみたい!」
地面いっぱいに広がった落ち葉を見て、三人は大はしゃぎ。
「ねえ、この落ち葉を集めてベッドを作ろうよ!」
さくらちゃんのひらめきに、二人もすぐにうなずきました。
三人は両手いっぱいに落ち葉を集めて、どんどん積み上げます。
ふわふわの山ができると、さくらちゃんが「せーの!」と声をかけました。
バサッ!
三人そろって飛びこむと、落ち葉の山はふかふかで気持ちいい!
「うわー! 本物のベッドみたい!」
顔を出すと、髪や服に葉っぱがくっついて、みんなで大笑い。
ごろごろ転がったり、葉っぱを空に投げてひらひらと舞わせたり。
秋の公園は、あっという間に子どもたちの遊び場になりました。
夕日が赤く染まりはじめるころ、落ち葉のベッドの上で空を見上げて三人はつぶやきます。
「秋って、なんだかゆったりしてていいね」
風に吹かれる落ち葉の音が、心地よく耳に残りました。
落ち葉は、自然からのやわらかなプレゼント。
集めて遊ぶと、季節の変化を体いっぱいに感じることができます。
秋の公園へ行ったら、ぜひ足もとを観察してみてくださいね。




