第51話「どんぐりひろい」
秋になると、森や公園にはたくさんのどんぐりが落ちています。
ころころ転がるどんぐりは、小さな宝物みたい。
今日は、さくらちゃんたちが“どんぐりひろい”を楽しんだお話です。
秋のある日。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、学校の帰りに公園へ寄りました。
「見て! どんぐりがいっぱい落ちてる!」
木の下には、茶色いつやつやのどんぐりがころころ転がっています。
三人はすぐにしゃがみこみ、夢中でひろいはじめました。
「大きくてまんまるのを見つけた!」
「こっちは帽子つきだよ!」
それぞれ袋いっぱいに集めていきます。
すると、みなとくんが面白いことを言いました。
「これで“どんぐりコマ大会”しようよ!」
木の枝でどんぐりに穴をあけ、つまようじをさしてくるくる回してみます。
「よーし、ぼくのコマは最強だ!」
三人はどんぐりを回し、どのコマがいちばん長く回るか勝負しました。
勝ったり負けたりしながらも、大笑い。
太陽が沈みはじめるころ、袋いっぱいのどんぐりをかかえて帰ります。
「どんぐりって、ただひろうだけじゃなくて遊びにもなるんだね」
三人の目は、秋の夕日のようにキラキラしていました。
どんぐりは秋の自然からのおくりもの。
集めて遊ぶのも楽しいし、工作に使えば思い出の作品にもなります。
みなさんも秋の公園へ行ったら、足もとをよく見て探してみてくださいね。




