第48話「夏の夜のかみなりさま」
夏の夜、ゴロゴロと大きな音がひびくことがあります。
ちょっとこわいけれど、かみなりは自然の力のひとつ。
今日は、さくらちゃんたちが体験した“かみなりの夜”のお話です。
その日の夜、外はむしむしと暑く、さくらちゃんは窓をあけてねころんでいました。
すると――ゴロゴロゴロ……! 空から大きな音がひびきます。
「ひゃっ、かみなりだ!」
さくらちゃんはふとんをかぶってドキドキ。
窓の外では、ピカッと光がひかり、つぎの瞬間ゴロゴロとおなじ音。
そのころ、ゆうたくんとみなとくんも、自分の家でおどろいていました。
「光った!」「おおきな音だ!」
三人とも、少しこわくて眠れません。
次の日。学校で顔を合わせると、すぐにかみなりの話になりました。
「ぼく、ドキドキして眠れなかったよ」
「わたしも! ピカッて光るたびにふとんの中でかくれちゃった」
すると理科が好きなみなとくんが言いました。
「かみなりはね、空の雲と雲がぶつかって電気が生まれるんだよ」
「へえ、だからピカッて光るんだ!」と二人は目をまるくします。
「ゴロゴロの音は、電気が空気をあつくして“空気のひびき”が伝わる音なんだって」
みなとくんの説明をきいて、さくらちゃんとゆうたくんはちょっと安心。
「じゃあ、かみなりさまは自然のすごい力なんだね」
三人はこわさよりも、ふしぎさにワクワクする気持ちになっていきました。
かみなりはこわいけれど、自然が見せてくれる大きなショーでもあります。
安全な場所からなら、その光と音をじっくり感じるのも勉強になりますね。
もし雷がきたら、外に出ないでおうちの中から見てみましょう。




