第47話「スイカのたねとばし大会」
夏といえばスイカ!
冷たいスイカを食べると、元気がわいてきますね。
今日は、さくらちゃんたちが思いついた“スイカのたねとばし大会”のお話です。
ある暑い日のお昼。
さくらちゃんのおばあちゃんちの縁側に、冷えたスイカが大きなお皿にのって出てきました。
「わぁーい! スイカだ!」
三人は大よろこびで、赤くてみずみずしいスイカにかぶりつきます。
シャクッ、シャクッ。
口いっぱいにひろがるあまい味と、ひんやりした冷たさ。
「やっぱり夏はスイカだね!」
すると、ゆうたくんがニヤリ。
「ねえ、せっかくだから“たねとばし大会”しない?」
「おもしろそう!」と、みなとくんもさくらちゃんも大賛成。
ルールは簡単。縁側から庭にむかって、スイカのたねを“ぺっ”ととばすだけ。
だれが一番遠くへとばせるかを競います。
まずはゆうたくん。
「えいっ!」
ぴゅん、とたねは元気よく飛んで、石の上にコツンと落ちました。
次はみなとくん。
「ふぅーっ!」
勢いよくとんだたねは、庭の真ん中まで飛んでいきました。
「すごい!」とみんなが拍手。
さいごはさくらちゃん。
「負けないよ!」
大きく息を吸いこんで……「ぺっ!」
たねはなんと庭のはしっこまで飛び、三人は大笑い。
「さくらちゃんの勝ちー!」
笑い声は夏空にひびき、スイカの甘いにおいと一緒に広がっていきました。
スイカのたねとばしは、夏ならではの遊び。
勝ち負けも楽しいけれど、みんなで笑いながら食べるスイカは、なによりのおいしさです。
次にスイカを食べるときは、ぜひ挑戦してみてくださいね。




