第44話「海辺の貝がらひろい」
海に行くと、波打ちぎわにいろんな形の貝がらが落ちています。
小さな宝物をさがすようで、つい夢中になってしまいますね。
今日は、さくらちゃんたちが楽しんだ“貝がらひろい”のお話です。
夏休みのある日。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、町の近くの海へやってきました。
「わぁ、波の音が気持ちいい!」
三人はくつをぬぎ、波打ちぎわを歩きながら貝がらをさがします。
白くて丸い貝、細長い巻き貝、ピンク色のかわいい貝――。
「見て見て! ハートみたいな形だよ!」
さくらちゃんが見つけた貝に、二人は「ほんとだ!」と大よろこび。
ゆうたくんは大きな貝がらを拾いました。
「耳にあてると、波の音が聞こえるんだって!」
ためしてみると、ゴォーッという不思議な音。
「ほんとに海みたい!」
一方みなとくんは、小さな貝をたくさん集めていました。
「これでネックレスを作れそう!」
三人は「いいね!」「宝物みたいだ!」と目をかがやかせます。
やがて太陽が西に傾き、空はオレンジ色に染まりました。
集めた貝がらを手のひらに広げると、どれもそれぞれにちがう輝きをしています。
「こんなにいろんな形や色があるなんて、海ってふしぎだね」
三人は波の音をききながら、しみじみとうなずきました。
貝がらひろいは、海でできる小さな冒険。
同じように見える砂浜でも、日によって出会える貝がちがうのも楽しみのひとつです。
みなさんも海へ行ったら、足もとをよく見て、小さな宝物をさがしてみてくださいね。




