第35話「流しそうめんの川」
夏の食べものといえば、そうめん。
そして、みんなでワイワイ楽しめる特別な食べ方が「流しそうめん」です。
今日は、さくらちゃんたちが町内会で体験した流しそうめんのお話です。
夏休みの日曜日、さくらちゃんたちは町内会の広場に集まりました。
そこには長い竹がつなげられていて、まるで小さな川のよう。
「これが流しそうめんかぁ!」
みなとくんが目をまるくします。
水がさらさらと流れ、そこにそうめんがスルスルと流れてきました。
「よーし、とるぞ!」
ゆうたくんはおはしをかまえて集中。
ひゅっとそうめんをつかみ取りました。
「やった! 成功!」
「わたしも!」
さくらちゃんもおはしをのばしましたが、つるんと逃げられてしまいました。
「あーっ、むずかしい!」
みんなで笑いながら挑戦をくり返すうちに、だんだんコツがつかめてきました。
「手前じゃなくて、ちょっと先で待つといいんだよ」
ゆうたくんが教えると、さくらちゃんも見事にキャッチ!
「やったー! おいしい!」
そうめんのほかに、ミニトマトやさくらんぼも流れてきます。
「わぁ! トマトだ!」
「デザートまであるなんて最高!」
冷たい水と楽しい笑い声で、広場は大にぎわい。
三人はおなかいっぱい、夏ならではのごちそうを味わいました。
流しそうめんは、食べるだけでなく、みんなで楽しむゲームのような食事。
涼しい水の流れと笑顔がそろえば、特別な夏の思い出になります。
みなさんも機会があれば、ぜひ体験してみてくださいね。




