第34話「虫とり大作戦」
夏休みといえば、虫とりあみと虫かごを持って野山をかけ回るのが楽しみ。
チョウやバッタ、カブトムシやクワガタ――どれに出会えるかわくわくします。
今日は、さくらちゃんたちの虫とり大作戦のお話です。
朝の太陽が元気いっぱいにのぼるころ。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、虫あみと虫かごを手に、町の裏山へやってきました。
「今日は絶対カブトムシをつかまえるぞ!」
ゆうたくんがはりきって宣言します。
山道を進むと、チョウがひらひら飛んでいました。
「よーし!」
さくらちゃんが虫あみをふりますが、ひらりとかわされてしまいました。
「つぎはぼく!」
みなとくんは草むらをのぞきこみ、ピョンととび出したバッタを見つけました。
「えいっ!」
あみをかぶせると、バッタがぴょんぴょん跳ねています。
「つかまえた!」
さらに進むと、大きな木の根もとに甘いにおいがただよっています。
「ここにいるかも!」
三人はわくわくしながらのぞきこみました。
すると、木の汁に集まっているカブトムシを発見!
「ほんとにいた!」
ゆうたくんがそっと手をのばすと、カブトムシはガシッと木にしがみつきます。
「重たい! でも、つかまえた!」
三人は大よろこび。
虫かごの中で、バッタとカブトムシが元気に動いています。
「虫って、近くで見るとすごくかっこいいね」
「夏にしかできない大冒険だ!」
みんな汗だくになりながらも、にっこり笑顔でした。
後書き
虫とりは、夏ならではの自然とのふれあい。
捕まえた虫は、しっかり観察したあと、自然に返してあげることも大切です。
みなさんも夏の山や公園で、虫たちとの出会いを楽しんでみてくださいね。




