第33話「スイカわり大会」
夏のあそびといえば、海や山で楽しむ「スイカわり」。
目かくしをして、ぐるぐる回って、みんなの声をたよりに棒をふる――ドキドキわくわくの遊びです。
今日は、さくらちゃんたちがスイカわりに挑戦するお話です。
夏休みのまんなかの日曜日。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、町内会の「スイカわり大会」に参加しました。
広場のまんなかに置かれた大きなスイカ。
みんながわくわくした顔で見つめています。
「最初は、さくらちゃん!」
目かくしをされて、くるくると回されます。
「えーっと、どっちだろう?」
声をたよりに進んで、えいっ!と棒をふりました。
……ポスッ。地面に当たってしまいました。
「ざんねん!」
「次はぼくの番!」
ゆうたくんは自信まんまん。
まっすぐ歩いて、えいっ!
……ゴン! 棒はスイカの横をかすめました。
「もうちょっと左だった!」
最後はみなとくん。
「がんばれー!」
みんなの声援を受けながら、一歩一歩すすんで――えいっ!
バキッ! 見事にスイカがまっ二つに割れました。
「やったー!」
大きな拍手と歓声が広がります。
みんなでスイカを分けあって食べると、口いっぱいに甘いしるが広がりました。
「冷たくておいしい!」
「やっぱり夏はスイカだね!」
三人はすっかり満足そうに笑いました。
スイカわりは、ただの遊びではなく、みんなで協力して楽しむ夏の行事。
成功しても失敗しても、最後に甘いスイカを分けあえば大満足です。
みなさんも夏の日に、スイカわりを楽しんでみてくださいね。




