第31話「夏休みの工作大会」
夏休みといえば、宿題や自由研究に取りくむ時間。
学校では毎年、みんなの力作を持ちよる「工作大会」がひらかれます。
今日は、さくらちゃんたちが挑戦した夏の工作のお話です。
夏休みの終わりが近づいたころ。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、それぞれの工作をかかえて学校に集まりました。
「みてみて! ぼくはゴムで動く車を作ったんだ!」
ゆうたくんの作品は、ペットボトルでできた手づくりカー。
ゴムをまくと――ビューン!と勢いよく走りました。
「すごーい!」
みなとくんが目をまるくします。
「わたしは、ビー玉ころがし迷路を作ったよ!」
さくらちゃんの作品は、牛乳パックを組み合わせて作った大きな迷路。
ビー玉を転がすと、カタカタ音を立てながら道をすすんでいきます。
「へぇ! 工夫がいっぱいだね!」
「じゃあ、ぼくの番!」
みなとくんは、貝がらや小石をちりばめたフォトフレームを見せました。
「海でひろった宝物で作ったんだ!」
「きれいー!」
二人は思わずうっとりしました。
教室には、ロボットやランプ、木の船など、友だちの作品もずらりと並んでいます。
みんなの工夫やアイデアが光っていて、教室はまるで小さな博物館みたい。
「どれもすごいなぁ! ぼくたちも負けてられないね!」
三人は笑顔で顔を見合わせました。
夏休みの工作大会は、ものづくりの楽しさをみんなに教えてくれました。
自分の手で作った作品は、世界にひとつだけの宝物。
うまくできても、ちょっと失敗しても、作る時間そのものが大切な思い出になります。
みなさんも、ぜひ夏休みにオリジナルの工作を楽しんでみてくださいね。




