第28話「海の家のやきそば」
夏の海といえば、砂浜や波遊びはもちろんですが、忘れてはいけないのが「海の家」。
冷たい飲み物や焼きそばのにおいに、思わずおなかがぐぅっと鳴ってしまいます。
今日は、さくらちゃんたちが海の家で食べた焼きそばのお話です。
夏休みの朝、さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、元気いっぱいに海へやってきました。
波打ち際で追いかけっこをしたり、砂のお城をつくったりして遊んでいると――。
「なんだかいいにおいがする……」
おなかを押さえたのはゆうたくん。
海の家から、ソースの香ばしいにおいがただよってきます。
「わぁ、焼きそばだ!」
三人はたまらず、海の家に駆け込みました。
鉄板の上では、野菜と麺がジュージューと音を立てています。
おじさんが大きなへらで混ぜるたびに、湯気といっしょにソースの香りが広がりました。
「はい、焼きそば三つ!」
出てきたお皿には、目玉焼きがのった特別な焼きそば。
三人の目がいっせいに輝きます。
「いただきまーす!」
ひと口食べた瞬間、
「おいしいー!」
さくらちゃんが思わず声をあげました。
「ソースの味が濃くて最高!」
「目玉焼きもトロトロでおいしい!」
三人は夢中で焼きそばを食べ進めました。
波の音を聞きながら食べるごはんは、ふしぎといつもよりおいしく感じます。
「海で食べる焼きそばって、なんでこんなにおいしいんだろうね?」
「きっと、太陽と海と風がスパイスなんだよ!」
みなとくんの言葉に、みんなで大笑いしました。
海の家で食べる焼きそばは、特別なごちそう。
暑い夏、砂浜で遊んだあとに食べると、体も心も大満足です。
みなさんも海に行ったら、ぜひ海の家の焼きそばを味わってみてくださいね。




