第25話「かき氷のいちごシロップ」
夏の楽しみといえば、やっぱり「かき氷」。
いちごやメロン、ブルーハワイ……シロップの色だけでもわくわくします。
今日は、さくらちゃんたちが町のかき氷屋さんで楽しんだお話です。
夏休みの午後。
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんの三人は、町の小さなかき氷屋さんにやってきました。
ガラガラッ、と引き戸をあけると、ひんやりした冷たい空気がふわっと広がります。
「いらっしゃい! 今日は暑いから、よく冷えてるよ!」
お店のおじいさんがにっこり笑いました。
三人はメニューをのぞきこみます。
「いちご、メロン、ブルーハワイ、レモン……いっぱいある!」
「ぼく、ブルーハワイにする!」
「わたしはやっぱり、いちご!」
「じゃあ、ぼくはメロン!」
ガリガリガリ……。
氷を削る音が心地よく響きます。
ふわふわの氷の山に、色とりどりのシロップがかかっていきました。
「わあ! おいしそう!」
三人は目をかがやかせ、同時にスプーンを入れます。
さくらちゃんがひとくち食べて、「つめたーい!」と笑いました。
ゆうたくんは「頭がキーンってする!」とおでこを押さえます。
みなとくんは「メロン味、あまくて最高!」とにっこり。
食べるスピードが早すぎて、三人とも口をそろえて「いたたた!」と頭を押さえました。
「もうちょっとゆっくり食べないとね!」
笑いながら、冷たいかき氷をゆっくり楽しみました。
食べ終わるころには、体も心もすっかり涼しくなっていました。
「夏のかき氷って、どうしてこんなにおいしいんだろう?」
さくらちゃんの言葉に、二人も大きくうなずきました。
かき氷は、夏の特別なごほうび。
シロップの味や色で、まるでちがう食べもののように感じられます。
みなさんは、何味のかき氷がいちばん好きですか?




