第21話「朝顔の観察日記」
夏休みの定番といえば、朝顔の観察日記。
毎日少しずつ成長していく姿を見守ると、植物のふしぎさやいのちの力を感じられます。
今日は、さくらちゃんが自分の朝顔を育てて書いた日記のお話です。
夏休みのはじめ、学校から小さな鉢を持ち帰ったさくらちゃん。
土の中には朝顔の種がうめられています。
「ちゃんとお水をあげて、大きくなってね」
さくらちゃんは毎朝、水やりをすることにしました。
数日たつと、ちいさな芽がひょこんと出てきました。
「わあ! 生まれた!」
さくらちゃんは日記に絵をかいて、「7月22日 芽が出ました」と書きこみます。
やがて芽はつるをのばし、支柱にくるくると巻きついていきました。
「くるんってするのが、かわいいなぁ」
毎日少しずつ大きくなる姿を見て、さくらちゃんは日記にたくさんの絵と文字を書きこみました。
そしてある朝――。
「お母さん! 花がさいたよ!」
ついに、あざやかな青むらさきの花がひらきました。
大きくて、まるで空の色をすくったみたいです。
「今日のは、ぜったいに日記にかかなくちゃ!」
その日は「8月2日 大きな花がさきました。とてもきれいで、うれしかったです」と書きました。
夏休みの終わりには、花の数が十も二十も数えきれないほどになり、さくらちゃんの鉢はとてもにぎやかに。
「お世話がんばってよかったな」
日記帳の最後のページには、こう書かれていました。
「朝顔さん、ありがとう。また来年も会いたいな」
植物の観察は、毎日続けることで小さな変化に気づけます。
花が咲くまでの時間も、すべて大切な思い出。
みなさんも、自分の育てた植物を日記に残してみてはいかがでしょうか?




