第15話「夏祭りの金魚すくい」
夏といえば、お祭り!
屋台のにぎわいや提灯の光は、心をわくわくさせてくれます。
今日は、さくらちゃんたちが夏祭りで体験した「金魚すくい」のお話です。
夕方になって、町内の広場からにぎやかな音が聞こえてきました。
「わあ、夏祭りだ!」
さくらちゃん、ゆうたくん、みなとくんは、浴衣を着てお祭りへ出かけました。
屋台には、わたあめ、たこやき、ヨーヨーつり……。
どれも楽しそうで、三人は目をきらきらさせます。
「ねえ、金魚すくいやってみよう!」
さくらちゃんが言うと、二人もうなずきました。
屋台のおじさんから、紙のポイを受け取ります。
水そうの中では、小さな金魚たちがすいすいと泳いでいました。
ゆうたくんが最初にチャレンジ。
「よーし、いくぞ!」
そっとポイを水に入れましたが……。
パシャッ! すぐに紙が破れてしまいました。
「あー、むずかしい!」
次はみなとくん。ゆっくりと金魚に近づけて……。
「あっ、あとちょっと!」
ところが金魚はすばやく逃げて、ポイは空っぽ。
さいごにさくらちゃん。
「がんばれー!」と二人が応援します。
さくらちゃんは息をひそめ、そーっとすくいました。
金魚が一匹、ちょこんとポイの上に!
「やったー!」
三人は大喜び。おじさんが小さな袋に金魚を入れてくれました。
「名前、つけようよ!」
「そうだね。……『きらり』はどう?」
金魚は小さな袋の中で、元気に泳いでいました。
祭りの灯りの中、三人の笑顔は金魚のようにきらきら輝いていました。
金魚すくいは、ただの遊びではなく、集中力や工夫も必要です。
金魚がすくえたときのうれしさは、とくべつな夏の思い出になりますね。
お祭りに行ったら、みなさんもぜひ挑戦してみてください。




