表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まいにちの小さな冒険 友達や家族と楽しむ毎日の発見  作者: たむ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

110/154

第109話 なくしたえんぴつ

学校で使っている文ぼう具って、いつのまにかどこかへ行ってしまうことがありますよね。今日は、しょうたくんとりさちゃんが「なくしたえんぴつ」をめぐってすごした、ちょっと心あたたまる一日のお話です。

算数のじゅぎょうが始まる前。

しょうたくんは筆ばこをのぞいて、顔をしかめた。


「あれ? えんぴつが一本たりないぞ……」


昨日まで使っていた青いえんぴつが、見あたらないのだ。


「どうしたの?」

となりの席のりさちゃんが声をかけた。


「えんぴつがなくなっちゃったんだ。気に入ってたのになぁ」


すると、りさちゃんが自分の筆ばこから一本えんぴつを出した。

「じゃあ、これ貸してあげるよ」

「でも、それじゃりさちゃんが困るでしょ」

「いいの。私は予備を持ってきてるから」


しょうたくんは「ありがとう!」とにっこりして、そのえんぴつで算数をといた。


お昼休み。

クラスのみんなで教室をそうじしていると、黒板の下からコロンと何かが出てきた。


「ん? これ……」


拾い上げてみると、それはしょうたくんの青いえんぴつだった。

すこし短くなっているけれど、名前シールがちゃんと貼ってある。


「やったー! 見つかった!」


しょうたくんは大よろこびでりさちゃんに見せた。

「よかったね!」

「ほんとだよ。りさちゃんが貸してくれたから、授業も困らなかったよ」


しょうたくんは貸してもらったえんぴつをていねいにけずって、きれいにして返した。


「ありがとう、りさちゃん。これからはなくさないように気をつける!」

「うん。でももしまたなくしたら、そのときはまた貸してあげるよ」


ふたりは顔を見合わせて笑った。

なくし物はちょっと困るけれど、見つかったときのうれしさは特別です。そして、友だちに助けてもらったことも、きっと心に残る思い出になりますね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ