表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/14

7話 ようやく国へ



現在、拠点を出発して2日目の朝。

わたくし牛侍、そして悪魔であり仲間であるファミリアはスキルを手に入れました。

私のスキルは「体当たり」。ただ体当たりして相手をぶっ飛ばします。

ファミリアのスキルは「リカバリー」かすり傷が治ります。


スキルを手に入れた私たちは最強です!!(嘘)

スライムたちをばっさばっさとなぎ倒していきました(嘘)


そんなこんなで私たちは、なんとか人の住む場所にたどり着きました。




ギラルード王国・・・ギルド発祥の国として栄えた華々しい過去を持つ国。しかし、おおよそ180年前の大戦争で国が半壊、建国した土地を捨てざるを得なかった。その後、大陸を渡った国民は新たな土地で2度目の建国作業を行ったという。



牛侍

「ここがギラルード王国・・・」

私がここを訪れるのは本当に初めてなんだろうか。

記憶がない私には、それが分からない。

レンガで作られた、アーチ状の橋を渡りながら、そんなことを考える。

ファミリアが「食ってやるぞ!しゃあああ!」と通行人におらついているので「えいっ」とこずいて大人しくなってもらった。


通行人や冒険者のような人たちが横を通りすぎる。国に近づくと、人を見かけるようになったのだ。

「人よりも美味しいもの食べさせてあげるから」とファミリアをあやしながら、私たちは王国の門をくぐり、王国内部へと入った。


ギラルード王国の建築物は主にレンガが使われているようで、壁、家、橋などにさまざまな色のレンガが組み込まれていた。家の前には観葉植物が置いてあったり、町を明るく保つ街頭や、ガラス窓の家等、近代的な物も至る所に見つけられた。

あとは、町のどの位置からでも見える大きな城がとても印象的だった。


ファミリア

「そんなことよりご飯、まだなのか」


ファミリアが顔を膨らませてアピールをしてきた。私はそれに頷いて


牛侍

「はいは~い、ちょっと待ってなー今から美味しい店を・・・」


ここで私は重大な事実に気が付いてしまった。

私は今、お金を持っていなかったのだ・・・!!!!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ