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10回目の異世界訪問は1度来た異世界の15年後でした  作者: しいず


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8/9

8話 二菜とジョーノの詰問会

この小説はPixivに投稿した物です。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19863550



 翌日、詰問会が開かれるが開始時間までは少し時間がある。

城に泊まったが、そういえばエドに泊まるって伝えてなかったけど大丈夫かな。

連れ去れたりしても死ぬ事はないからそこまで不安にならないと思うけど、黙って止まったとなると心配するだろうから

念のため伝え置いてもらうように様子を見に来た侍女に伝えておいた。


 詰問会には正装でないといけないけど、服は魔法でなんとかなるのでいいとして立会人とはいえ出席しないといけないのは面倒だな。

あとは時期と内容の関係で準備まで1日も経ってないなく、うまくいくかわからないけど事前準備がほとんどないのはジョーノも一緒か。


「二菜様、陛下がお呼びなりましたのでご案内します」


侍従に言われて、詰問が行われる謁見の間に案内されると陛下とアディルがすでに準備していたが。


「二菜、来たか。これから詰問を始めるが、二菜は私が指名しない限り発言権はないが、グリフォンも一緒だ」

「はい、わかりました陛下」


 あたしが席に着くと陛下はジョーノを謁見の間に入れるようにと侍従に命令すると、騎士に挟まれてジョーノが入って来て床に座らせられた。


「ジョーノ、今回何故拘束され詰問されのかわかっておるな」

「へ、陛下、何の事かわかりません。[[rb:私 > わたくし]]が陛下を裏切る訳がありません」


 すでに最後に酷い目に合う小物悪役感が全開であるが、小物なのは間違いないかな。

わたしも色々と嫌がらせをされたけど、先代の方が謀略も政治的駆け引きもすごかったのに。

性格的に短気で激高しやすく冷静さをすぐになくすので、そこに付け入れらて何度もアディルにやられている。

アディルに負けた悔しさから、さらに激高し冷静さを無くしての繰り返し。

ジョーノも策は悪くないけど、うまく行くと油断して隙が出来てアディルに付け入れる。

短気で詰めが甘い性格だけどさらにプライドが高く、失敗を人のせいにして嫌われて人が離れて行ってる。

先代はグリフォン派とリットン派はほぼ拮抗しいて、ほんのわずかにグリフォン派が上回っていただけだった。

そのため、激しい政治闘争が起こってたが、今の代になったら完全にグリフォン派が大多数を占めている。

既にリットン家は政治的には終わりであるが、今回の件リットン家自体が終わりとなる。

とはいえ、ジョーノも往生際が悪いだろうから、あれこれ言ってくるだろうな。

でも、ここに呼ばれた時点で結果は変わらないと思うけど。


「では、これはなんだ」


 ジョーノの前に暗殺計画書が出されるか、出された瞬間表情がはっきり変わったが


「何のことかわかりません」


っと白を切る。

白を切るにしても、もう少しうまくやったらいいんじゃと思ってしまう。

見てて、違う意味でなんかイラつく。


「そうか、知らぬというか。この筆跡は間違いなくジョーノ、其方の筆跡。さらにリットン公爵印が押されているがそれでも見た事ないと申すか」

「そ、それは…」


 早くも答えに窮するが、もっとあれこれ言って誤魔化すと思ったらそうでもなくて早すぎるな。


「答えれないということは認めた事になるぞ。さ、答えるんだ、リットン」


陛下がジョーノに答えるように迫ると


「おかしい、何で陛下がその計画書をお持ちなのですか!その計画書は私がそこにいる二菜に[[rb:暗殺者 > アサシン]]を送って取り戻したはずなのになぜだ!」


っと早くも冷静さを欠いて、自白してしまったて予想以上に酷くて呆れてしまった。


「今、暗殺者っといったな?二菜、本当か答えたえるんだ」

「はい、本当です。暗殺者に襲われましたが、返り討ちにしました。現にこの場におりますし」

「そうだな。貴族に雇われた暗殺者に襲われて生き残っているはずがない」

「そうですね、陛下」


 あたしと陛下はかなりわざとらしやり取りをする。

アディルは平然としてるが、笑いを堪えて少し口角が上がっている。

いうならば、それぐらいわざとらしかった。

ただ、ジョーノだけは冷静さを失って気づいていない。


「陛下はそこにいる二菜が死なない事をご存じないなはず。それを知っておきながらそのような事をおっしゃおるのですか!」

「ジョーノ、何を言っている。死なない人間などいないはずはなかろう」

「そんなはずはない、暗殺者からも仕留めたという証拠がある!」


 ジョーノはそう言うと、血の付いた暗殺計画を取り出した。

この暗殺計画書はフィルマンに襲われた時に渡したもので、念のため血を付けておいたが正解だった。

ただ、まさか持ち込むとは思っていなかったというか、何で自分で決定的証拠を持ってきちゃうかな。


「これが証拠です、陛下!二菜から取り戻した暗殺計画です!」


ジョーノは自ら血の付いた暗殺計画を出したが、ここまで愚かだと思わなかった…。

あたしは頭を抱えて、呆れるけど陛下は


「それが本当に二菜から取り戻した物かわからぬ。何か確実な証拠はないかなえ、二菜」

「はい、陛下、証拠ならありますが、わたしは立会人なので証拠を提出するのは禁止されております」


あたしはこういうが、こんな決まりがあるかどうかすら全く知らず適当な事言っているだけだけど


「そうだったな、そんな決まりがあった。では、二菜は王の権限でこれから立会人から証人にするので、証拠を出すんだ」

「はい、陛下。では、今から証拠をお持ちしますので席を外してもよろしいでしょうか」

「許可する」

「ありがとうございます」

 

 あたしは席を立って、謁見の間を出る。

周りには誰もいなけど、念のため結界を張って姿を見えないようにする。

収納スペースからスマホを取り出すけど、リットンが取り戻した暗殺計画には盗聴する魔法を仕掛けておいて

スマホにデータとして送られるようにしておいた。

さらに魔法というかAIで時間ごと、会話ごとに分割して証拠になりそうな音声を抽出しておいた。

いくつか聞いてみたけど、フィルマンの声が入ってるのはまずいから除外したけど

計画書を取り戻した事を喜んでいる音声や、陛下を侮辱する発言なんかがある。

あと、スマホのままだと色々聞かれたら面倒なので、適当な石を魔法で出すがこの魔法石に音声が収めれてる

とかそれらしいことを言えば、嘘だとバレても陛下ものってくれるだろう。

時間的にもそろそろい頃だから、謁見の間に戻る。


「おまたせしました、証拠を持って参りました」

「うむ、その石が証拠なのか」

「はい、この石は魔法石で遠くの声をこの石に納める事が出来ます」

「つまり、その石にジョーノの声が入っていると」

「はい。暗殺計画に魔法を施しておきました。先ほど聞きましたが、しっかりとジョーノ声が入っております」


わたしが音声を再生させた。


『確かに、あの計画書だな。聞いた通り、二菜が持っておったか。どうやって入手したかはわからぬが、暗殺者に高い金を払って雇ったが、あの二菜を消すことに成功し、証拠も取り戻した。これで陛下やアディルにばれる事はない』


抽出された部分で証拠能力が高そうな所と、AIでつなぎ合わせないで良い部分を再生した。

さすがにこれを聞いたらジョーノも観念するだろう。


「これは間違いなく、ジョーノの声だな。さらに、暗殺者を雇ったという証拠になっているおるな」


 表向きは法律で暗殺者を雇う事は禁止されており、判明した場合は重罪で死刑となっている。

この法律はあたしも知っていたから、この部分を選んだのであった。


「さ、リットン、これ以上の醜態をさらす前に観念するんだ」


 陛下はジョーノにに観念する様に言っているが、これ以上の醜態をさらさないようにと言われるほど本当に酷いよね。

でも、モジョーノは


「こんな物、魔法でいくらでも作れる!二菜がでっち上げた物に決まっている!」


 と言っているが、あたしならば知識と魔法を使って作れない事はないけど、残念ながら本物。

というか、魔法やAI使ってでっち上げても良かったのかと、ジョーノのに言われて今気づいたよ。


 とにかく、ジョーノ以外は納得したというか、茶番だけど証拠は証拠。

この世界では証拠の入手方法に違法とかもないし、どんな手段を使って手に入れても証拠となる。

だから、相手を追い詰める事をできれば何でもいいんだよってこれじゃこっちが悪役だな。

ジョーノは応ラスボス思ってたけど、思った以上に小物過ぎた。


「わかりました…観念いたします。罪を認めます…」


 ついにジョーノは諦めた。


「そうか、わかった。これで詰問会の結果は有罪となった。では、罪状を申し付ける。ジョーノ・リットンは暗殺計画を企て並びに聖教の司教暗殺未遂のより死刑にに処す。またリットン家は取潰しとするが、夫人、子息は貴族の地位を剥奪し平民にする。異議や意見があるものおるなら申すが良い」


 陛下は罪状を申し付けるが、あれ、取潰しになった場合、子息も死刑で夫人と令嬢は修道院へ行くんじゃなかったの?


「陛下、恐れながらお聞きしたい事があります」


わたしは気になって挙手をしたが、陛下は意外だったらしくちょっと驚いいていた。


「なんだ、二菜、其方が異議とは意外だな」

「いえ、異議はないのですが少しお聞きしたい事がありましてよろしいですか」

「うむ、もうすが良い」

「ジョーノ死刑はわかりますが、なぜ子息は死刑ではないのですか?」

「ああ、その事か。それは聖教の司教の暗殺未遂及び暗殺者を雇った罪でリットンは死刑になる。取潰しもそれに伴うものだ。また、暗殺計画の企ては他の罪でジョーノが死刑になったので適用されない。よって夫人並びに子息は取潰しより平民降格となる。わかってくれたかな」

「はい、わかりました」


 陛下がおっしゃてるのは、罪の重大さは司教の暗殺及び暗殺未遂>暗殺者を雇う>国王暗殺計画を企てたるの順との事。

この国の法律では複数の罪がある場合には最も重大とされる罪状が適用されるようになっているので、つまりジョーノに適用されるのは司教の暗殺及び暗殺未遂となる。

暗殺未遂は暗殺者を使ったとしても、依頼主に適用されるが何故このようになているのかは、暗殺者が捕まらない事ともし捕まえたても色々暴露されて芋づる式に貴族が捕まってしまうからだ。

なおこの罪の刑は死刑と家の取潰ししかないが、死刑は主犯のみと一番重大な割に一族郎党は除外と以外と寛大。

理由は聖教を敵にすほどの愚か者は居ないということらしい。

逆に言うと、聖教には絶対逆らえないから寛大に措置してやるって感じかな。


 ともあれ、ジョーノの死刑となったが、アデールの息子達の命は守られた。

ただ、刑の執行は戴冠式が終わりさらに1か月経った後だという。

これだけ開くのは戴冠式の前後に血の穢れがつかないようにとの事。

そのため、すべてのの死刑が現時点でも停止されているが、これは恩赦や大赦がおこなれる可能性があるからだ。

ただ、ジョーノにはもちろん適用されない。

また、ジョーノは日が当たらない地下牢に収監される事になるが、公爵が地下牢に収監されるのはかなりの転落だけジョーノ自身が原因だから仕方がない。


「では、ジョーノを地下牢へ連れていけ」

「はい」


 騎士2人がジョーノを拘束しようとした時、ジョーノは騎士を振りほどきあたしの方へ駆け出したけど

ジョーノは何か呪文を唱えると手に刃物が出現したけど、これってあたしを刺すみたいだな。

あと、この体勢じゃ一昨日刺された場所をまた刺される。

ただ、プロの暗殺者のフィルマンと違って、素人の50代相手じゃ何の問題もない。

あたしは落ち着いて交わすと、ジョーノの足を引っかけてて転ばせると騎士に押さえつけられた。


「まったく、まともに運動しない50代の老いぼれがわたしを刺せると思ったの?」


 耳元で嫌味たっぷりかつ屈辱的に囁いてあげたけど、ジョーノはかなりの屈辱だろうな。

ただ、こんな事するのはジョーノだけで、あたしはSって言うよりややMよりだからね。

ジョーノだったら不意を突かれても大丈夫って言いたいけど、実は結構危なかった、

後ほんの少しでも反応が遅れたらまた左わき腹を刺されてて、治りかけの所に傷を負う所だった。

外傷は数時間でわからなくなるけど、内側の傷は数日はかかる、

あと、何度も言うけど死なないからって刺されれば痛いし、昨日刺された影響もまだあって我慢できるけど

動くと痛みが出るから刺され無いに越したことはない。


「ジョーノ、さらに醜態をさらすなといったばかりなのに、なぜこんな事をする」

「この女はどうせ死なないんだ、刺すぐらい構わないだろ」

「お前は二菜が死なない事を信じてないと何度も予に言っておったではないか、それなのに今になて信じてるのか?」

「この国一番の暗殺者を雇ったんだ、生きている訳ないだろ!それなのに、生きていれば嫌でも信じる!」

「そうか。しかし、遅かったな。もっと早く信じていればこんな事にはならなかった」

「くっ…」


 今になってジョーノは後悔をするが、そもそもジョーノの祖父の代から生きてるんだから信じなさいよ。

それ祖父と父親はあたしをうまく取り入れようとしてたど、ジョーノは排除しようとしてたからね。

頭も立案する政策も良かったけど、アディルとの私怨と激高しやすい性格でその政策も結局アディルに横取りされたから本当に残念。


「では地下牢に連れて行け。場所は最も奥の最厳重の牢獄に死刑執行日までに入れておく」

「了解しました」

「陛下、牢へ連れて行く前にもう少し話させていただけますか?」

「本当は禁止だが、司教様の申し出なのでしかたがない、どうぞ」

「わかりました、ありがとうございます」


わたしは最後のチャンスなので一言、言いたい事があったので言う事した。


「さっきは二菜やあの女って言ったけど、わたしくしは司教なので二菜様とお呼びしてくださいね、牢に行く前に、二菜様といいなさい」

「くっ、わ、わかりました、二菜様…」

「はい、ちゃんと様付けでいえましたね。では、さようなら」


わたしは最後ににこっと笑って騎士に抱えれて出ていくジョーノの後ろ姿を見送ったが

なんどもいうけど、あたしはややMよりでSじゃないからね?


 ジョーノは騎士2人に抱えられて地下牢に連れて行かれた。

小物であったけど、地位を考えると死刑になるのはちょっとかわいそうと思ってしまう。

とはいえ、ジョーノ自身が蒔いた種だし、これ王都で頼まれた事はひとまず全部こなしたかな。

後でジェリスとリリアールに報告しに行かないと。


「二菜、ご苦労だった。予は執務に戻るが二菜はどうする?」

「終わりましたので帰ります。今回は聖教には報告しなくてもいい…はずなので、陛下も内密にしておいてください」

「わかった。ただ、罪状が罪状だけに公式な記録には残るが、機密にしておく」

「ありがとうございます」

「部屋の荷物は侍従が届けるから、入口で待っていてくれ。入口まではアディルが同行する、良いなアディル」

「はい、お受けしました」

「それでは陛下、お身体を大事に。多分、これが会うのが最後になると思いますし」

「そうか、最後に二菜にあえて良かった。これは王ではなくヒーリッチとしてのお礼だ。だからヒーリッチと呼んで欲しい」

「わかった、ヒーリッチ様会えてよかった。では、行きますね」

「ああ、また会おう、二菜」


 わたし一礼して、謁見の前をアディルと共に去り、入口へ向かった。


「アディル、久しぶりだね」

「そうだな、15年ぶりにあったな」

「アディルも年取ったね」

「15年も経てば普通は年を取る。二菜が羨ましい」

「みんなから同じ事言われるけどね。ところで、今回の事ジェリスから聞いてるよね?」

「もちろん聞いている。陛下に根回ししてたのは私だからな」

「ということは、陛下も実は知ってた事?」

「もちろん、知ってた。だから、二菜と陛下のやり取りを見て笑いそうになった」

「あたしから見ても、笑いを堪えてるのはわかったよ」

「あれを笑うなって方が無理だろ、危なかったぞ」


 あたしも自分でやってて笑いそうになったけど、茶番と思ってたらやっぱり茶番だった。


「しかし、ジョーノも思った以上に小物だったね」

「ああ、本当に残念だ。私怨とあの性格でなければきっとジョーノに負けていた。二菜からファスティーヌ様の情報を教えられなかったら、リリアール嬢が妃になってたよ」

「え、そんな事教えた覚えないよ?」

「え?」

「え?」


 ヒーリッチ陛下が皇太子自体に恋愛の相談をされたけど、相手はもちろんフォスティーヌ様。

身分の問題があり密かに付き合って事や、妃に出来るかどうかを相談された。

もちろん、内容は内密にしてもちろん誰にも言った覚えはないけど、もしアディルに漏れたとしたらかなりの高確率であたしからだよね…。

でも、アディルにも秘密にして話覚えなんてないけど。

 

「話した覚えは全くないけど…」

「なんだ覚えてないのか、確かにあの時は酔ってたしな」


 アディルが言うにはアディルの所に遊びに行き、お酒を飲んで酔った時に言ったらしい。

何時の事かさらに聞いたら、確かにその日はアディルの所に行った日だった。


「二菜の情報があったからファスティーヌ様の事を知る事が出来た。やろうと思えば出来るとはいえ、グリフォン家でも陛下の恋愛の話を簡単に調べられないぞ」

「えーと、あたしからフォスティーヌ様の事が漏れたって事は、もしかして今までの事の根本的な原因ってあたしって事?」

「ま、そうなるな。二菜の事だからわかっててやってたと思っていたが」

「いやいや、わたしはそんな謀略はしないから」


 結果的にはそうなるけど、意図的じゃないから。

しかし、酔っててそんな事をしてたのか…。

確かにあの時は大分飲みすぎて、途中から記憶がなくて気づいたらジェリスの部屋でお互い裸でベッドで寝てたけど…。

ジェリスは酔い潰れて眠ってしまったので、わたくしの部屋に運びましたっと言ってけど、何で裸だったや何かあったのか聞いみたけど、はぐらかされた何があったかは未だに不明。


「自覚してないだけで、実はあたしが黒幕だったって事なのかな…」

「そうなるな」


 つまりあたしは前回の世界に来た時にぽろっと秘密をばらして、ヒーリッチ陛下とフォスティーヌ様を結婚するきっかけを作り

これによってリリアールさんを平民にして、ジョーノ処刑、リットン家取潰したって事。

これじゃ、あたしが黒幕って言われても仕方がないかも…。


「実際に仕向けたのは私だから二菜は気にしなくてもいい」

「でも、リリアールさんの事を思うとね…」

「しかし、それによって今回の件や煩わしい貴族の世界から抜けられたから良かった思う」

「少なくとも今回の事には巻きまれなかったけど…」


 リリアールさんの事は一時はアルコール依存症と過食症で大変だったそうだ。

メイドのエレオールさんが献身的にお世話して、克服できたけどちょっとしたきっかけで再発するからね。

あたしもお酒を飲まなくなるお守りって嘘をついてお土産の品を渡しけど、あの後どうなったのかな。


「アディルはあたしが帰ってた後のリリアールさんの事何か知ってる?」

「酒は完全に断ったそうだが、結婚相手の女性と子供が3人出来たそうだ」

「子供って女性同士で?」

「ああ、そうらしいが、二菜が渡した秘薬によって子供が出来たと聞いてるが」

「あの薬本当に効果があったの!?」


 あの秘薬は以前来た時に裏ルートで手に入れた、禁書の魔法薬学書に書いてあった薬を作ったもの。

材料は住んでいた王都の森にある草と…魔女の尿で作ったんだけど、尿はもちろんあたしのだよ。

正確には魔力が強力な女性の尿なんだけど、どっちにしろあたしの尿が一番いいのは間違いない。

尿に入ってる魔力と精が必要ってあるけど、精はきっと女性ホルモンだと思う。

それを魔力を込めた布で越すと、魔力と反応して結晶ができて、その結晶をが材料。

だから、尿素そのものが材料じゃないよ。

尿を使うのは魔力と精が混じってるためで、魔力も微々たる量だけど尿とかで体外に排出されているとか。


 何でこんなものを作ったというと、秘薬という割に簡単な材料で作れるから好奇心と向上心で作った。

ただ、使う所がなくて本当に効果があるかわからなけど、まさか本当に効果があったなんて思わなかった。

あと、子供が出来なくても精力剤になるらしいので、身体には害はない…と本には書いてあった。

でも、あたしの尿の薬をあの2人が脳と思うとちょっと興奮…じゃなくて、成分の抽出とはいえ悪い事したかも。


「3人子供が出来たそうだ」

「さ、3人もできたの!?」

「子供は皆、女の子だそうだけど一番上の娘は14歳になる」

「そうか。ま、子供が出来てしわせなら良かったね」


 表向きは笑顔で祝福してるけど、14歳って事はあたしが帰ってすぐ子作りしたって事だよね。

護衛で一緒に旅した時もエレオールさんは、イチャつくから邪魔するなオーラを出してからなぁ。

送り届けて1泊したけど、2人の雰囲気からこれから初夜な感じがしたから、気を利かせて声が聞こえないように

ちょっと離れた部屋で寝たけど、実際は声が聞こえてきて結構激しかったからこっちも眠れなかったよ。

だから、すぐ子供が出来るのは納得かな。


「入口に着いたから、私はこれで」

「ありがとう、アディル」

「こちらも久しぶりに二菜に会えてよかった。ただ、こんな容で会いたくはなかったが」

「色々重なったからね。大変な時期だから、アディルも身体を大事にね」

「二菜もなっていいたいが、二菜は心配いらないか」

「いやいや、あたしだって怪我すれば痛いし、病気になれば苦しむから」

「そうか、二菜も気を付けるんだな。では、私は執務にもどる、元気でな」

「ありがとう」


 アディルも執務に戻ると、入れ替わりで侍従が部屋に置いてあった荷物を持ってきた。

荷物と言っても、服だけななんだけど魔法で正装に着替えたというのは服を出したって事。

脱いだ服が無かったら不自然だからね。


「お荷物はおめしものだけでよろしいですか?」

「はい、他にはありませんので」

「わかりまました。では、お気をつけてお帰りください」

「はい、それでは両陛下と王子殿下、王女殿下、先王陛下にお元気でとお伝えください。では、行きます」

「わかりました、お伝えします。ご苦労様でした」


 わたしは城をでると、周りに人いないのを確かめて服を着てた服に着替える。

マントも収納スペースにしまい、ララ商会に戻る。

報告はララ商会に戻った後にして、それが終わったらバンの村に戻ってミュレイの説得をしないとならいけど

ひとまず頼まれ事は全部終わったから、これで王都のイベントクリアかな。

お読みいただきありがとうございます。

今回で本筋は終了しましたので、あとはまとめに入ります。

予定としては次回最終回予定ですが、長さによってはあと1話足すかもしれません。

また、番外編の予定はないですが、思いついたら書くかもしれません。


ジョーノはラスボスポジションですが、もっとあれこれ反論させようと思いましたが

小物といっているので、逆に小物ままにしました。

また「政略結婚に失敗した公爵令嬢が家を追い出されるのでメイドと結婚しました」の終盤部分の二菜視点も入っています。


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@shiizu17

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