5話 二菜と暗殺者(アサシン)
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両公爵家の訪問から暗殺計画書を受け取った後、[[rb:暗殺者 > アサシン]]待となったけどその夜は深夜2時まで待ったけど何もなかった。
もちろん、早朝に来る可能性もあるけど、早朝だと商人が動き出すから襲ってくる率はぐっと減る。
それとも、エドの家だから騒ぎが大きくなるから襲ってこなかったかもしれない。
ただ、襲ってくる事は間違いないから、今日はほぼ人がいない旧市街の廃墟群に廃墟探索がてら行こうかな。
― 一方、暗殺者のアジトでは
「マスター、本当ですか!?」
「ああ、本当だ。今回の標的は二菜だ・・・」
暗殺団のマスターが頭を抱えている。
リットンに依頼された以上、断る訳にはいかないので依頼を受けたが殺せない相手を殺せと言われてしまった。
しかし、王国の闇社会で仕事をしている以上、貴族からの依頼は断る事が出来ない。
「俺だってやりたくねぇよ。だが、断る訳にはいかないだろ」
「それはそうですけど・・・」
「一応、カッコつけて『は、我々におまかせあれ、依頼は必ず成功します』なんて言ってきたけど、内心冷や冷やだったからな。金は受け取ったしな」
「何で受け取るんですか・・・」
「お前でも知ってる通り、受け取らない=仕事を断るなんだからよ。受け取るしかねえんだよ」
「確かにそうですね・・・。でも、失敗は確定ですよ?」
「ああ、わかってる。でもよ、幸いな事に俺は二菜と顔見知りな訳よ。だから、今回は俺が直々に行ってくる」
「流石マスター、俺たちの代わりに犠牲になるんですね。マスターが犠牲になったら次は僕がマスターですね」
「誰が犠牲になるって言った、話し合いに行くんだよ。それに、お前がマスターになるななんて10年どころか30年早いわ」
「冗談ですよ。でも、話し合いなんてできます?」
「できるんじゃなくてするんだよ。こっちだって貴族相手に交渉してきたんだ、何とかなると言うか、するんだよ。ただ、恰好だけでも襲っておくけどな」
「頑張ってください、骨は拾いますから・・・」
「だからなんで死ぬ前提なんだよ!ただ、他の連中にはこの話はまだしていない」
「ということは、やっぱり俺が次期マスター候補ってことですか?」
「だから、違うわ!他の連中は仕事出てて、お前しかいないからだ!」
マスターと部下の1人とこんな事を話してるが、この暗殺団は王都で最も歴史が古く最も腕の良い暗殺団である。
マスターはフィルマン、この道25年のベテラン暗殺者。
部下はデジレ、暗殺者になって3年であるがかなりの腕前で、フィルマンは本音では次期マスターと思ってはいる。
しかし、序列あるため、自分の次にマスターにはできないがマスター候補なのは間違いない。
普段は大人好くて、言葉使いも丁寧で見た目は気弱であるが、その見た目が逆に相手を油断させて仕事がしやすいのであった。
「なんか、最近依頼が多くないですか?」
「戴冠式の前だからな、厄介な連中を消しておこうって事だろう」
「王国の依頼ですか?」
「依頼者はたとえ仲間でも言わない、これが掟だろ」
「そうですが、さっきは言ったじゃないですか」
「さっきのはお前も一緒に居ただろ!」
「わかってて、わざといっただけですから」
「まったく、お前と話すとリズムが狂う。ともかく、二菜の件をなんとかしいとな」
「二菜さんって話でしか聞いてませんが、本当に死なないのですか?」
「俺も実際に見た訳じゃないが、本当らしい。なんでも、首を切り落としても平気らしいからな」
「うわ、なんですかそれ。デュラハン見たいって事ですか?」
「いや、ちゃんと元に戻るらしいぞ。首だけじゃなくて、手足ももちろん戻るらしいからな」
「そんな相手を殺すって言っちゃった訳ですか?」
「ジョーノおやじは信じてないようだけど、俺の爺さんの子供の時から姿がかわってねぇというか、90まで生きた爺さんより年上で今も生きてる時点でおかしいだろって気づけよな」
「とはいえ、受けた以上仕事はしないとですね」
「さっきも言ったが、話し合しかないんだわ。何、失敗してもこちらは弱みを握ってるし、取り戻せという書類もかなりやばい奴に決まってる、いい脅しの材料になるぞ、く、く、く・・・」
「なんか悪人みたいな笑い方ですね」
「暗殺してるんだから悪人だろ!それを言ったらお前もだぞ!」
こんなやり取りをしつつも、マスターは翌日に二菜をつけて襲う事にしたのであった。
翌日、目が覚めたが結局誰も来なかった。
収納空間からスマホを取りだしたら10時を過ぎていたが、今日は暗殺者に襲われる予定。
正直、嫌な予定であるがこれが今日の仕事だから仕方がない。
着替えをして出かける準備をするが、時間的にララ商会はすでに忙しくしてるので裏手からそっとでる。
今日もいい天気だけど、暗殺者に襲われないといけないと思うと気が滅入る。
いや、暗殺襲われたら誰だって気が滅入るというか、狙われた時点で死は確実だからね。
まぁ、あたしは死なないけど、人が即死するような事されたら気を失うがそれよりも痛い。
痛みは魔力で遮断はできるけど、完全に痛みを0にできない。
いうらば10段階で10の痛みを3ぐらいに下げるけど、3でもそこそこ痛いよ?
まぁ、10だと気を失うぐらいな痛みだからむしろ痛くないかもしれないが。
それはさておき、人気が無い所へ行こうと思ったけど、よくよく考えたら昼間だと人気がない場所の方がむしろ向こうが目立つか。
昼間だと逆に大通りみたく人がいる所の方が目立たないし、暗殺者が黒ずくめなんて目立つ格好はむしろせず
商人や一般人といった普通の格好で紛れやすいし姿をしている。
なので、こっちも警戒するにも全ての人が怪しくて疑心暗鬼になって冷静さを失うって逆に隙ができるからね。
とはいえ、戦う事も考えないといけないし、廃墟群も見たから旧市街の廃墟地区へ行ってみるけど今はどうなってるかな。
旧市街の廃墟地区きたが、15年前と変わってはいなかった。
ここは旧市街の中でも初期の初期に出来た場所で、歴史的考えるととても貴重な場所。
王国は建国して500年以上であるが、ここにある建物も大体同じぐらいらしい。
石造りで頑丈で防火性があり、地震もほぼない地域なので残っている。
ただ、今も他人が住んでいる旧市街や新市街地などは運搬のしやすさなどで木造が中心になっている。
なので、王都では数少ない石造りの建物である。
今はほとんど無人であるが、貧困者が集まって暮らしている場所もあり危険な場所。
ただ、あたしが居た頃から聖教が支援活動をして帰る頃には大分人は減ってはいた。
実際に、以前は人が居た場所も生活感がなく、完全に無人だ。
「廃墟マニアだったら喜びそうな場所だな。そうだ、写真を撮ってみるかかな、帰った時データーが残るわからないけど」
9回目に異世界へ行った時はまだスマホやデジカメを持つよう前だったから、どうなかは不明。
その場ではちゃんとデーターは残ってるはいるし、収納スペースは別空間だからもしかしたら残るかも。
ただ、帰ったら消えると思っておいた方がいいかな。
スマホをしまうと、あとは暗殺者を待つだけだけなんだけど、暗殺者を待つってのも変な話だな。
ララ商会から二菜をつけているが、ここなら他に人がいないから何かと都合がいいぞ。
普通に殺すならば、大通りですれ違う振りして毒を塗った短刀でブスっとやるだけでいいが今回は標的と話し合おうのが目的だからな。
それでも襲った振りはしておくが、暗殺に手を抜く事なんてしないからそのまま刺しちまうかもしれない。
その時はその時で仕方がないか、死ぬ事はないからな。
ただ、やりすぎたら話し合いが出来ねえかもしれないが、それはその時また考えればいい。
しかし、二菜の様子を見てると、襲う事はわかってる警戒をしているな。
二菜がどこまで反撃してくるかわからんが、噂じゃ実はかなり強いらしいからな。
見た感じ丸腰であるが、聞いた話では魔法で隠してある刀とかいう剣をだしてくるらしい。
それはいいとして、その刀が結構斬れてやばいらしいな。
だから、斬られないようにこちらも気をつけないとならんから辛い仕事だよ、まったく。
時々こっちを見てくるが、いくら警戒してても1人じゃ絶対に隙ができるのだが、ここは道幅が狭くて避けるにくいし、背中を向けた今だな。
ララ商会をであと付けてくる人間が居る事は実は最初から気づいてはいたが、暗殺者だろう。
顔が判別できない距離を保って時々別の道へ行ったりしてるけど、流石にここに来たら向こうもバレてるのはわかってるかな。
ここは建物が迫っていて道が狭く、逃げ場もなにので向こうもそろそろ襲ってくるからな。
気づかない振りして歩き出したけど、相手の足音も静かで石造りなせいか反響している。
足音のリズムが速くなりこっちに近づいて居るのがわかるけど、反響で距離感がわからない。
ただ、思ったより速くて、距離も思っていたよりも近い。
あ、やばい、これ間に合わないわ。
やばいと思って振り返ったら、既に2mぐらいの所にいてこれは避けないかも。
防ぐか避けるか迷ってる暇はないが、刀を出してる暇もないし痛いけど刺されて相手を捕まえる手もある。
しかし、やはり痛いのは嫌だから無意識に避ける動きをして相手に対して体をひねった、左わき腹を刺されてしまった。
死なないっていても、刺されると痛いし、出血が多ければ意識もなくなる。
ただ、これぐらいならば魔力で止血は出来るが、腹部の痛みは遮断しにくから厄介。
少しは緩和できたけど、正直ぼほ変わってない。
腹筋って気づいてないけど、意外と使っているから腹部を刺されると力を入れられないから歩くのもつらい。
あたしはふらついて壁に寄りかかるが、それを見ててもう一撃入れてきたが、今度は胸を刺したきた。
身体を無意識に右身体を動かしたため、左肺に当たりに突き刺さった。
肺に血液溜まったのか、少し息苦しく咳き込んで血を吐き出す。
こちらの痛みは遮断しやすいけど、息苦しさと思ったより出血があったらしく意識が朦朧とする。
ここまでダメージを受けるとかなりきつい。
死ねないって事は楽になれないので、死んだ方がましって本当に思う。
「なんだ、思ったより簡単だったな。普通だったらこのままほっとけば死ぬが、死なないか見届けたいもんだ」
暗殺者は差した短刀を抜くが、止血はしてるのでこれ以上は出血しない。
「血が出てこない所を見ると、出血は止まっているのか?」
「出血は・・・止めた・・・」
「ほう、出血を止まれらるのか」
「痛みも・・・多少は・・・。でも・・・苦しい・・・」
肺を刺されているので、息苦しくてちゃんと喋れない。
普通ならばここで意識を無くしているのだろうけど。
「どうやら動けないようだな。問題は書類だが・・・」
「それなら・・・ここに・・・」
あたしは収納スペースからあえて書類を出すが、コピーはちゃんととってあるから取り戻されても構わない。
逆に言えば、真偽が判明するので、回収されても問題はない。
「うむ、これが言っていた書類か、本物かどうかはわからんが」
どうやら、書類は本物かどうかまではわからなようだ。
「しかし、証拠を作る為に襲ったが、大丈夫か?」
あれ、なんか心配されてるけど、なんか聞いた事ある声の気がする・・・。
「死なないって言っても、血が付いた短剣を見せないと仕事したって証明できないからな」
そう言って、暗殺者はフードを取るが・・・見覚えがある顔があった。
「もしかして・・・フィル・・・」
「おう、そうだ二菜」
フィルことフィルマンはカロリーヌの酒場で常連。
あたしと気が合って、よく呑んだけど・・・暗殺者だったの!?
暗殺者は普通の人と変わらず目立たない方がいいかもしれないが、まさか飲み仲間だったとは・・・。
「フィル・・・」
「おっと、しゃべらなくてもいいぞ」
「だいじょ・・・今・・・治す・・・」
あたしは魔法で傷を治すけど、自分で自分を治すのは実は効率が悪い。
理由はわからないけど、回復系の魔法を自分にかけても効果が半分どころか5分の1ぐらいしかない。
ただ、傷の回復はすぐに始まっていて、皮膚の傷は短刀を抜かれたら数分で塞がる。
ただ。内側はまだままだ治ってないので、効率が悪くても回復魔法を使えばかなり速くなる。
「はぁはぁ、ちゃんとしゃべるぐらいには回復したよ・・・」
「すまんな、二菜。これも仕事なんで」
「わかってるけど、流石に刺されると痛いよ」
「でもよ、もっと強いと思ったら案外弱かったな」
「あたしも言うほど強くないって。あと、プロの暗殺者を相手した事ないし・・・」
「確かに、暗殺者と戦う事はないしか」
「気づいてはいたけど、対応できなった・・・」
「それがプロの技ってやつだ、伊達に暗殺団のマスターやってないぜ」
暗殺団のマスターってフィルっていわば闇の世界のトップみたいもんじゃ。
そこまで行かなくても、貴族から暗殺依頼を受けてるから王国のかなりの暗部である事は間違いない。
「ちょ、マスターが正体晒していいの?」
「ダメに決まってるだろ。ただ、二菜ならばらす事はないってわかってるぜ」
「まぁ、ばらす事はないけど・・・酒場でバカ話しながらお酒呑んでた飲み仲間が暗殺者で、しかも組織のマスターなんて思わなかったな」
「表向きは平民だからな。それに、酒場は個人的な気晴らしで行ってるだけだ」
「そうなんだ。話を戻すけど、リットンにはなんていうの?」
「血染めの短剣を見せて仕留めてきたって言っとくぜ。あと、この書類を持っていけば信じるだろう。死体は適当に処理したって言っておけばいいしな。
リットンのおやじは死体を確かめるなんてことはしないから詰めが甘いぜ」
「なるほど」
詰めが甘いと言ってたが、死体を確認しないのは甘すぎる。
ただ、死体を確認するって言ったら自身のコピーを作るだけだから問題ないけどね。
「しかし、書類は持って行っていいのか?証拠がなくなるぞ」
「大丈夫、魔法でちゃんと複製してあるから。ただ、確実に本物かわからないから後で教えてね。
ララ商会の通りに面した2階の部屋にに泊まってるけど、目印にこのリボンを窓際に垂らしておくよ」
あたしは、髪を結ていたリボンを解いてみせる。
「ああ、わかった。しかし、便利なもんだな魔法って」
「それが魔法だからね」
「じゃ、俺は仕事が終わったからリットンの旦那の所へ行くぜ。本当は話し合うつもりだったが、流石にそれだけじゃ駄目と思ってひとまず襲ったが、手を抜く事なんてしたことねえから本気で刺して悪かったな」
「いや、いいいよ、それが仕事だから。それに、ここなら人がいないし」
「そうやって油断して、ばれる事もあるけどな」
「大丈夫、襲われるちょっと前から人除けの結界を張ったから」
「いつの間にそんな事を・・・」
「結界の中なら近寄れないし、声を聞こえないし、姿も見えないから大丈夫。もっとも、声が聞こえる範囲に人はいないからね」
「そこまでわかるのか、すげえな。とはいえ、長居は無用だからい俺は行くぜ。結界からは出られるのか?」
「ああ、解除するから」
あたしは結界を解除したけど、入れないけど出る事に関しての制限はないがどのみち解除をするから一緒だけど。
「それじゃあな、二菜。機会があったらまた飲もうぜ、その時はわびとしておごるぜ」
「わかった、また今度ね」
フィルは去っていくか、意外な人物が暗殺者だった。
もちろん、正体をばらす事はないけど、暗殺者と飲み友達が出来たとは思っていなかったな。
あと、服と壁や地面についた血だけど、服は魔法で綺麗にしておくけど地面と壁は念の為このままに。
ただ、出血量が少ない気がするけど、話を聞いてると気にしなさそうだから確かめに来ても別にいいか。
二菜と別れた後、暗殺者と貴族が出会う場所でリットンのおやじに仕事の報告をしたら簡単に信じた。
書類を渡したら、本物と言っていたので後で二菜に教えてやるか。
しかし、リットンの親父はなんで死体を確認しねえのはわからねえ。
良くい言えば信用されてるって事だけけどよ、他の貴族はちゃんと確認するぞ。
ま、金が貰えて成功した事になってるからこっちとしては構わねえけどな。
あと、書類が本物って事はわかったから後で二菜に教えておくか。
その夜、目印にリボンを窓に垂らしておいたけら、小石を投げられたので見てみるとフィルだった。
フィルは上手に2階まで登ってきたが、すごいな。
フィルを部屋の中に入れて話をする。
「よ、二菜来たぜ」
「いらっしゃい。ただ、夜だと言ってもララ商会に侵入したら目立たたない?」
「そのあたりはプロだぜ、人目がない事はちゃんと確認してる」
「ならいいけど。で、どうだった?」
「ちゃんと本物だったぜ、あの書類」
「そうか、ありがとう。これで証拠はそろったかな」
「でもよ、例え本物だとしても俺が証人になれないし、しらを切ったらどうするんだ?」
「大丈夫、こっちにも秘策があるから」
「秘策ってなんだ?」
「秘密だから秘策だって」
「確かにそうだな。それがあればリットンのおやじを追い詰められるのか?」
「まぁね、簡単にはいかないだろうけど」
「そうだな、がんばれよ。で、話は変わるが、二菜髪を下ろすと意外と綺麗だな」
フィルが思いがけない事を言ってきたが、これって口説いてる?
「いや、他意はないが、俺はなんかこっちの方が好きだぜ」
「歳はフィルより圧倒的に年上だけど、見た目子供だけどね」
「だが、女にはかわりねえし。てか、何度もベッドを供にしただろう」
「あれは酔った勢いもあったから・・・。でも、今夜は駄目だよ、傷は見た目は治ってるけど中はまだまだ痛いし」
「ま、今のは冗談だけどな。俺は二菜の事は好きだぜ」
「どういう意味で好き方かわからないけど、好きと言われるのは嬉しいけどね」
「じゃ、俺は行くぜ、実はこれから仕事だしな」
「暗殺者が仕事に行くって言われても困るんだけど・・・」
「それもそうだな、それじゃ今度は酒場で会おうぜ、酔った時はその後もよろしくな」
そう言って、フィルは出ていくが実はフィルとは酔った勢いで何度かベッドを共にしたけどこの話は今は寒けない。
とりあえず、書類が本物とわかったから明日、報告に行かないと。
ただ、アデールに会うにはリットンが確実にいないと困るしなぁ。
昨日から3日間は城に泊まるらしいから、明日もいないはずだけどすぐに会えるかな。
貴族地へは入れることがわかったから、1人で訪ねて行って大丈夫かな。
ダメもとで行くだけ行ってみよう、もしダメな時はジェリヌに相談してみればいいだけしね。
お読みいただきありがとうございます。
殺しても死なない相手を殺さないといけない暗殺者の話という感じで書きました。
あと、ジョーノの詰めの甘さがどれだけ甘いのかもわかります。
「死体を確認したのか?」ってセリフがありますが、プロは本当に死んでいるか例え動かなく
呼吸がなくてももう1発ちゃんと入れておくらしいので、死体を確認するのは本当に大事。
ただ、二菜は死にませんが。
もし、死体を用意する場合は魔法で自分を複製して、自分の死体を作る事は出来ます。