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1話 10回目異世界訪問はは2度目の世界

pixivにも投稿していますが、主人公の設定が違います。

pixiv版が主人公がふたなり(非18禁)でありますが、こちらは女性になっています。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19459301

ふたなりに関する部分なくなっただけで内容は一緒です。

2話目以降は構成を変更する予定です。


 長生きしてると色々あるけど、時々こんな風に異世界へ来る事がある。

ちゃんと数えてないけど、今回で大体10回目の異世界訪問。

異世界と言っても、元居る世界の過去だったり未来だったりパラレル世界だったりする。

ただ、今回は森の中にいるのでこの世界がどんな世界かはまだわからず。

とはいえ、慣れたものなので慌てる事もなくのんびりと歩いて、街道か近くの村など人がいるとこへ向かうか。


あたしは若井[[rb:二菜 > ふたな]]。

見た目は13,4だけど実年齢は1200年で不老不死といった中二病全開のキャラだけど事実だから仕方がない。

どうも父親が今は滅亡した人間以外の種族でいわゆる魔族系統になるようだけど、厳密には魔族とはまた違うらしいけど。

本当の父親には1度も会った事ないが、聞いた話だと外部から遮断されすぎて最終的には自滅したらしい。

かなり強い魔力を持っていたらしいが、あまりに強すぎて魔力の調整自体がうまく行かず、

低級の魔法でも力が暴走して強大になりすぎて身体が耐えきれずに自滅するといった具合で使用が不可能だったとか。

肉体的には人間同様に水と食料が必要で力も同等で、人間とは対等に戦えたけどモンスター相手だと勝てなかったらしい。

こんな種族なので外界から遮断された孤島に住んではいたが、食料があまり取れないため時々島からでて、

知識を与えたり島でとれる稀少鉱物と食料や日用品と交換していたらしい。

しかし、その鉱物も早々に尽きて水不足や食料不足が起こり内乱が発生し生き残りに女性がいなくなり滅亡したとされる。

あたしの父はその島を治める支配する一族の当主の息子だったらしい。

母は陰陽師的な事をしてたけど、どちらかというと退魔師といった方がいいかもしれない。

魔を祓う方がのが専門で、吉兆を占ったり、天体観測とかはしてなかったし。

家は現在も残っており、現在の当主で33代目だけど当主は別にいてあたしではない。

仕事も同じような事をしてるけど、今も魑魅魍魎はいるけれど昔と比べれば暴れる数も減ってるし

むしろ人間を恐れて滅多に怪異をおこしていないけど、それでも悪さをする物は一定数いるので仕事して残っているが

自称ではなくてれっきとした国家資格あり免許制のお仕事でちゃんと認可されてる学校もあるぐらい。

ただ、この仕事1本で食べて行くのは大変なので、大体が他の仕事と掛け持ちの兼業でうちみたく

代々続いている家でも専業でやっていくのは大変なぐらい。

一応、あたしも免許を持って仕事をしてるけど本業は賃貸物件の経営だったりはするけど。


不良不死なのは父の種族と人間が交わるとその子供が不良不死になるという伝説が

あったそうだけど、その種族と人間との間に最初で最後に生まれたのがこのあたし。

母から聞いた話だと、生まれてすぐにあたしの心臓と頭に刃物を何度も刺したそうだけど死なないばかりか傷が綺麗に治ったてとの事。

もちろん、そんな記憶はないけど死ななかったから良かったけど聞いただけで刺されたとされる場所が痛くなるし

親としても生まれたばかりの我が子とを刺す行為は辛かっただろ。

不老と言っても、13歳までは周りと同じように成長してその後成長が止まった。

もう少し正確に言うと、成長が非常に遅くなって第二次性徴時の1歳分の成長が数百年単位なった感じ。

はっきりと1歳分がどれぐらいかわからないけど、時々知り合いの医者に診てらってるけど今は15,6歳程度らしい。

なので、1歳=600年程度って事になるから人間としたら十二分に不老になる。

さらにあたしは父の持っている魔力と母が持っている呪術、魔術の力の両方を受け継いだけど

母の人間としての力自体かなり強力であるが、父の力から継いだ力はやはり強大すぎて扱えない代物。

2,3度程どうしてもって時があって1%に満たない程度で半径数十メートルが吹っ飛んでクレーターが出来てたぐらいだから自分でもぞっとした。

もっとも、それは1度目だけど2度目は一点集中圧縮させて当たった相手にのみ放出してダメージを与える技を覚えたから周囲への被害は0とは言わないが大分低減された。

しかし、使える場面というより場所がかなり限られて結局は使えない力。

それでも、人間としての力としても最強と呼ばれる人の数倍といか10倍以上の力を持ってるから十分チートなんだけどね。


説明が名が長くなったけど「僕の考えた最強のキャラ」でチート満載のあたしが異世界に来た訳だ。

今いる場所は森の中だけど、モンスターの類はいないようだけど動物も人もいない。

のんびり歩いて行こうって思ったもののどっちの方向へ行ったら人がいる所へ出るのかは正直わからない。

大体、こういう時は村の少女が森に食べ物や薪、薬草を取にきてばったり会うとか賊やモンスターに襲われてピンチの所を助けるか

あたし自身がモンスターに襲われてピンチになって師匠的なキャラに助けてもらうなどのイベントはなさそうだ。

太陽の位置から方向は大まかにわかるけど、手掛かりがないとやっぱり困る。

それにすでに日が暮れて夜になろうとしてる。

慌ててはいないけど、異世界に来る準備なんてしてないから持っているものはスマホとか財布程度しか持ってなかったけど

実は何でも出し入れできる収納スペースの魔法の空間があるから問題なし。

この収納スペースは某ネコ型ロボットのあのポケットと同じようなもの。

いろんなものが出し入れできるだけではなく、空間自体が家の部屋と同じになってるなってるからそこで寝る事はできるし

お風呂も入れて食事もできるので何もない森でも荒野でも快適に過ごせるのだ。

というか、ぶっちゃると帰ろうと思えばすぐ帰えれるんだけどせっかく来たんだからこの世界を見たいじゃない。

だから、異世界転生とか飛ばされたじゃなくて異世界訪問。

しかも、元の世界に戻っても異世界に行った直後の時間に戻れから便利ななのよ。

ただ、不思議なのが1度戻ると再訪が出来ないって事。

2度目まではさっさと帰ったけど、飛ばされた時間に戻れるならば何も見ないで帰ったのは損だ

ってなって3度目からある程度見て回る事にしてるけどついつい長いしてしまって帰るタイミングを逃してしまう。

長いすると仲良くなる人が多くなって別れもつらくるけど、どうしても恩義ができてしまって帰りにくくなる。

なので、どこか切のいいイベントが終わってたら帰るようにしてはいるけどその見極めも意外と難しいしし

イベント自体が起こらなかったりするけど、身内が亡くなったとか、大事な話があるから呼び戻されるなど理由をつくるけど。

こんな感じだから1つの世界に数年単位で居たりするが、今回は出来るだけ早く帰るよ。


夜になったので収納スペースからLEDライトを出して森の中を歩くけど・・・鳥の鳴き声すらしないのはこれはこれで不気味。

モンスターも動物がいないのはなんらかの原因があるけど、瘴気とか呪いとか魔法がかかってるって感じはしないんだけどな。

「う~ん、闇雲に歩いてもしかたがないから今日は寝るかな」

スマホをみると大体2時間ほど歩て居てるが、森を出る気配がない。

流石に疲れてきたし、おなかもすいてきたから休もう。

一応、飲まず食わずでも1か月は普通に行動できるけど、食べないと頭の回転が鈍るから食べないとダメ。

収納スペースに入ろうとし時に何か音がしたけど、人の声?

反響して聞き取りにくいけど、動物やモンスターの鳴き声じゃない感じ。

聞き取りやすいようにちょっと術を使うと「助けて」と言ってる様だけど最初から言葉がわかるという事は

1度来た事ある世界の様だ。

言語も魔法や術で翻訳が出来るけど、今はそれらを使ってないので1度来たことある世界なのは間違いない。

声の感じから女の子のようだけど、森に来て道に迷ったって所に動物かモンスター、あるいは賊にでも襲われたかな。

本音としてちょっと面倒だだけど、夜の森で人が襲われてるのにスルーするのは人として問題があるから助けに行こう。

正確な場所はわからないけど、術で声の主に近づくと大きくなるようにしておおよその方向へ向かうが

声自体があまり聞こえなくなったので、疲れたか声を出せない状況かも。

ただ、かなりはっきりと鮮明になってきてるから、近くにいると思うんだけど。

発見するのは無理かと思ったら、また声が鮮明に聞こえからその方向へ行ってみると…誰もいなかった。

森の中では妖精がいたずらでこういう事して森を彷徨わせる事があるけど、襲われてどこかに隠れてるかもと思い周りを見回したら

「そこの人助けてください、モンスターに襲われてます!」

と声がして女の子の姿が見えたので、妖精のいたずらではなかった。

「コ、コブリンに襲わてます、た、助けてください・・・」

そういわれて女の子に抱きかつかれたが、うむ、ちゃんと女の子だ。

最近じゃ、男の娘の可能性もあるからちゃんとチェック。

あと、モンスターや妖精が化けてないかも調べたけどちゃんと人間だった

「わかった、助けてあげる。数は?」

「2匹です。わたしは逃げるの精一でしたが…見た感じ戦えるようには見えませんが」

「大丈夫、これでも魔法とかが使えるからね」

「そうなんですが、なら助けてください」

女の子と話してると、コブリンが2匹でてきたけどコブリンは弱いが狡猾だから一応周辺をチェックするけどこの2匹だけのようだ。

「安全のために結界を張るからこの中にいてね、コブリン程度じゃ壊せないけど」

念のために女の子の周りに結界を張っておく。

2匹じゃ大したことないけど、力を使うのも面倒なので収納スペースから刀をだすがこの刀はあたしが生まれた時に授けられた刀で銘は「白菊」。

父の育った島でしか獲れない鉱石を材料にし特定の鍛冶師にしか造れない刀で持ち主の力の量に合わせて斬れ味が変わる。

あたしの持っている量はほぼ無限なので理論上は何でも斬れるけど、実際はそこまで万能でなく斬れない物の結構ある。

ただ、コブリン相手ならばまったく問題ない。

コブリン2匹は挟み撃ちで襲ってくるけどあたしにとっては避ける必要もなく刀を構えて1回転するとコブリンは真っ二つになっていた。

「これでよし。仲間を呼んだり隠れてはしてないか」

念のためもう1度チェックするけど大丈夫だ。

「あ、ありがとうございます」

結界を解くと女の子が何度もお礼をする。

「いえいえ、襲われた人は助けるものだから」

1度スルーしそうになったのは内緒だけど。

「夜の森に人がいるとは思っていませんので、何度お礼をしてもたりません。しかし、お強いんですね」

「目的のない旅の途中なんだけど、モンスターとかと何度も戦って強くなったからね」

「そうですか。しかし、旅の途中とい割には軽装ですね」

「魔法で荷物を収納してるからね。さっき武器も普段はそこに収納してるから」

「すごいですね、剣の腕があってそんな魔法が使えるなんて。しかし、この森は街道がからかな離れてますが」

「ちょっと冒険心だして森に入ったら迷ってね、本当にドジだな」

「そうなんですか?来た方は死の森と言われて呪いや瘴気が濃くて人間はもちろん生き物はモンスターすら生きられない場所ですが…」

「え~と、あたしはさっきの結界みたいので色んな呪いや魔法とか身を守ってるからかな」

「よくわかりませんが、そうなんですね」

それらしい事を言って何とか誤魔化す。

「え~と、君もっていうとなんかあれだなぁ、できれば名前を教えてもらえないかな?」

「ミュレイといいます」

「あたしは若菜っていうからよろくね」

「はい、よろしくです」

「ミュレイが居たあたりは大丈夫なの?」

「わたしの住む村人はこの土地の呪いや瘴気に耐性があるのこの辺りまでなら大丈夫です」

「そうなのね。悪いけど・・・あたしも村に行ってもいいかな?」

「はい、構いません。実はあたしも普段あまり来ない所に来て恥ずかしながら道に迷ったのです。

コブリンから逃げてこっちへ来ましたが、この先は村人でも命にかかわるので二菜さんが来てくれて良かったです。

2つも意味で命の恩人なので村長のお父さんに会ってください」

あ、しまった早速フラグを立ててしまったようだ。


ミュレイについて行って村へ向かう、

月明かりがないので持っていたLEDライトで道を照らすけど、ひとまずあたしが作った特別な魔法の道具と言っておいた。

本当の魔法のライティングもあるけど、長時間照らすとそれなりに疲労がたまる。

大した疲れじゃないけど、魔法をつかうのが面倒なのもあるんだけどね。

「ミュレイは何しに森に入ってたの?」

「この時期でしか採取でいないバンノという薬草があって、この森でしか採れない万能薬の原料でどんな病気に効果があるため物凄い高音で売れるのです。

それを取っていたのですが、今年は天候不順で不作で何時もよりかないり奥地でない取れなくて入れるギリギリの所まで来たら夜になってしまい道に迷って

さらにコブリンに襲わて逃げていたら二菜さんに出会いました」

バンノって確かエリクサーの原料の薬草じゃないの。

って事はここは・・・バンの村の呪いの森って事か、思い出したぞこの森は以前来た事ある死の森か。

それじゃ、あの方向から来たのは確かに変と思うわれるし、村にはゴブリン対策で2年も居たから知ってる人がいるかもしれない。

前回来た時からどれぐらい時が経ってるかわからないけど、あたしが居た時はミュレイって子はいなかったから

きっとわたしが帰った後から生まれた子だよね。

できればわたしが村にいた頃の人がいない時代でありますようにって思ったら村に着くなりで村長に

「二菜じゃないか、15年ぶりだってな」

って言われてすぐにばれました。


 村長の家へお礼と15年ぶりに合った事を祝うために連れていかれた。

村長のアグレットは15年前に合った先代村長の息子で前回はまだ先代村長の時代だった。

アグレットは前回あたしが滞在してた時に結婚式をあげたけど、妻のリリーとの間に生まれたのがミュレイで、あと2人子供がいるそうだ。

ミュレイは夜遅いのと疲れのために先に眠って今はアグレットと2人きりだ。

「また二菜に会うとは思わなかった」

「こっちもだよ、また同じ世界にくるなんて」

アグレットはあたしが異世界から来たてる事を知っている。

1人でいる時に油断して元の世界の物を使ってたらそれを見られて素直に話した。

信用されないと思ったけど、魔法がある世界なのかあっさり信じてた。

「村を出た後はどうしてたんだ?」

「あの後、すぐに元の世界に戻ったよ」

「そうなんだな、どうりであの後に二菜の話を全く聞かなかった訳か」

「この世界も居心地はいいけど、やっぱり元の世界の方がいいからね。でも、こうしてまた来るとは」

「せっかく来たんだ、少しはゆっりくしていけばよい」

「久しぶりだから少しは見て回るけど、今回は早く帰るつもりだよ」

「そうなのか。あと1か月程で殿下が王に即位して戴冠式が行われるのだがな」

「殿下が即位するんだ。先王は亡くなられたの?」

「いや、殿下に譲位なされた」

「そうなんだ。戴冠式なんてそうないから行ってみたいかも」

すぐ帰るつもりでいたけど、王都に行きたくなった。

村から王都までは徒歩で2週間、馬車でも1周か程度かかる。

戴冠式まで1か月あるが王都に泊まる事も考えないといけない。

王都の宿泊施設は元高いし、戴冠式だと国中から訪れるからそもそも宿泊する場所を確保できるのかどうか。

「王都に泊まる場所はあるかな?」

「どうかな、すでに泊まれる所はほとんどないと思う」

「そだよね、戴冠式というか王都に行ってみたかったけど無理か」

「あてがない事もないが、今から王都に手紙を出しても間に合わないと思うが」

「ああ、大丈夫。魔法で王都まで行ってくるよ」

「それならいいが、移動の魔法は使わないんじゃなかったのか?」

「普段はね、急ぎの用事や緊急時には使うよ。あと、王都の知り合いの店が今もあるか確かめみたいし、泊まれるか聞いてみる」

「なるほど。ならば紹介状を書いておく。その場所に行ったら紹介状と俺の名前を出せば大丈夫なはずだ。ただ、期待はできないが」

「無理だったら諦めるけど、いざとなったら自力で何とかするよ」

自力で何とかするというのは、収納スペースの部屋を使う事だけどね。


「あと1つ頼みたいことがあるのだが・・・貴族とのつてがあるのならばアミュレイを王都の学校に入れるようにしてもらえないだろうか」

アグレットによるとミュレイは13歳になるが、村でも1番の頭の良さという。

家にある書物は全部読み、理解したという事。

魔法や剣は使えないが、知能に関してはもっと伸ばしたと思っている。

学校に入るに平民向けの学校もあるが、年齢に関係なく初等学校から入らないとならないが

読み書き計算の基礎はもうできてるので中等学校、できれば高等学校へ入学させたいとの事。

ただ、初等学校を飛ばして入学するにはまず貴族の推薦が必要との事。

領主クラスでも構わないが、領主だとその地方の学校にしか入れない。

ミュレイならば王都にある学校に入れると思うが、そうなると王都にいる貴族の推薦が必要になるが

王族から推薦されれば入学試験はあるが学費や生活費は免除される平民でも貴族向けの学校に入学できるとの事。

裕福な村なので、学費や生活費も十分出せるが王族からの推薦が受けれれば受けたいとか。

前回来た時、貴族どころか王室とつながりができたから王族につてはあるけどそれは15年前の話。

その時点でほとんどの王族は後継者選定をしてる時期であったので、既に代替わりをした1つを除いてすべて代替わりしたてるはず。

先代とのつながりがあるから無下にはされないと思うけど、正直どの家も当主以外はあまりいい顔されてなかったから厳しいかも。

むしろ、王室そのもの方がコネが効くかもしれないが、これは最終手段だけど王族からの推薦を受けるには流石に無理かな。

王族は無理でも前回来た時交流が深かった公爵家の推薦で王都の平民も入れる高等学校に入学可能になる。

ただ、15年ぶりに行きになり訪ねて行っても門前払いされるかもしれないけど。

「王都に行ったら知り合った貴族の所を訪ねては見るけど・・・いきなり行っても会えないと思うから期待しないでね」

「ああ、わかっているから心配しなくていい。商人への紹介状を書くので、今日はここまでにしよう」

「わかった。わたしも森の中彷徨ってたから疲れたし」

「客人用の部屋があるからそこへ寝てくれ」

「うん、ありがとう」


 客人用の部屋に通されたが、僻地の村にしては立派な部屋だ。

村は小さいが、バンノ草のお陰で実はかなり裕福な村である。

ただ、贅沢はあまりしない為にお金はかなり溜っている。

そうなると、盗賊団などに狙われそうだけど、やはり前回来た時に盗賊団を壊滅させた上

王国によってこの村に手出しした者はたとえ貴族であっても親族郎党を処刑するという厳しい法をつくられて平和が保っている。

ただ、時々狙いに来るこそ泥はいるけど、移住してきた元騎士や剣豪と呼ばれる人たちに元神官や元王室魔導士など

数人のすごいメンツが用心棒代わりに住んでいるので簡単に成敗されるけど。

ベッドの上に寝転ぶが、僻地の村と思ないぐらいいい寝具だなぁ。

何度か王室や貴族に招待されて泊った事があるけれど、その時の寝具と同じだ。

ふかふかで肌触りも良くて、ベッドに入ったらすぐ眠りってしまいそうだ。

収納スペースからノートPCを取り出すが、ネットは使えなくても今日あった事を記録するには使える。

電源はないが、充電ぐらい魔法でするので問題ない。

前回来た時、異世界から来たのがばれたのはノートPCでデーター入力してた時なんだけどね。

アグレットとリリーは知ってるから気にしなくていいけど、アミュレイにばれても・・・別にいい。

多分、あたしの事はこの村では伝説になっているだろから。

今日あった事の記録を入力し、眠りにつく。

今回は長居するつもりはなかったけど、早速お使いを頼まれて今回も長居する事になったなと思いつつ眠りについた。

読んでいただいてありがとうございます。

タイトルと中身があってないので、変更しました。

元々はかなり前に書いた小説のキャラと世界の使いまわしで

主人公は別にいましたが、キャラクターをリセットして二菜を主人公にしています。

ゴールは決まっていますが、ゴールへ行く行程が定まらず構成が決まらない状態です。

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