攻略本の思い出
攻略本の思い出
ゲーム攻略本。
それは買ったゲームをもっと楽しみたい・隠し要素を見つけたい・もっと効率よくプレイしたい・もっと深くゲームの事を知りたい為に発売される本。
インターネットが普及される前は、どれだけ攻略本が有難かった事でしょう。
ゲーム発売日には事前情報なんてありませんから、ゲームを進める度に新しい事が目に飛び込んで来て楽しかったものです。
しかし、同時に強すぎる敵が出れば倒すことも出来ず、倒す為のヒントも碌に理解できず、また取りこぼしのあるアイテムやヒントなどで、円滑にプレイすることが出来ないこともありました。
当時は人気のあるゲームなら、翌週には週間雑誌のファミ通とかが特集組んでくれたり、数ページでも攻略情報を掲載してくれていたので、よく立ち読みしに行ったものです。
電撃とかはコンビニには無かったので、こっちは本屋に行ってたかな。
他にもアクションゲームとかならゲームテクニックとか隠し要素やネタ要素なども網羅していたので、倒し方は分かってても上手く操作が出来ない時にもお世話になりました。
んで攻略本に関しては、大体ゲーム発売してから1ヶ月ほどで出版されるんですよね。
その頃には大概クリアはしてるんですけど、やっぱり取りこぼしがあったり、2週目とかで更に強くなりたいとか・もっとこのゲームの事を知りたい為に、攻略本を買うのです。
特に女神転生は必須でした。
3Dダンジョンって2Dダンジョンと比べ物にならないほど苦労するんです。
また悪魔合体では、知っていなければ作れないようなレシピとかも掲載されていましたから。
武器や防具が合体で作る時なんて、マジで知らなければいつまでも作れないかもしれません。
当時は悪魔をしらみつぶしに邪教の館で合体させていました。
なので、難しいゲーム程攻略本の存在がどれだけ有難かった事か。
……ただ、ファミ通の攻略本だけはよっぽどじゃない限り買いませんでしたけどね!
一番早く攻略本出してくれるんですけど、あそこ攻略内容中途半端なのに出版することがめっちゃ多かったんですよ!
しかも偶に掲載してる内容が間違ってることもありましたから。
でも、他から出版されるまで攻略本待ちきれない!
ええい、とりあえずそれまではこれで我慢してやらあ! と思いながらも買うこともありました。
特に酷かったのは、プロサッカークラブチームを作ろうというゲームです。
当時はJリーグ中心だったのですが、海外の助っ人で有名どころ以外なんて能力がよくわからんのです。
しかし、選手は数千名いるので、どんな選手がどれほどの能力を発揮するのかさっぱりわからない。ゲームだけだと使えるかさえも疑問です。
そこで攻略本が必要になるのですが……Jリーグの選手しか掲載されてねえ。しかも正確な能力表記がされておらず、攻略本とは言えないほどの薄っぺらい情報しか掲載されていないという。
実際、その後違う出版社から完璧に網羅された攻略本が出るのですが……辞書並みに分厚い攻略本が出版されます。ページ数が倍以上違いましたからねえ。
あと実況パワフルプロ野球とかも凄かったですね。
ペナントモード・マイライフ・操作方法とかもありましたが、サクセスに関する内容が8割以上占めているという徹底ぶり。
一時期はサクセスを狂ったようにプレイして、強い選手を作ることに楽しみを覚えておりましたが……今だとエディット機能で作らせてくれですね。
選手を順調に育成してる最中に、ランダムイベントで坂を転げ落ちるように作成失敗は一回ならともなく、何度もやられるとプレイする気が失せてくるのです。
まあ、その為に攻略本見ながら必死になって効率よく育成しようとしてました。
現代だとインターネットで検索すれば、すぐにでも攻略情報が掲載されておりますから、攻略本の価値は無くなりましたからなあ。
あるとすれば、ブラウザゲームとかでよくあるシリアルコード入力付くらいかなあ。
もしくは設定資料集とかで販売するくらいですね。
まあ、それはともかく昔は攻略本が無ければ本当にクリアできない・イベント見れない・効率よくプレイできないが当たり前でした。
ゲームしててもヒントが不親切だったり、特定イベント見ておかないと進めなかったりなどで詰むこともあったのです。
特定イベントとかだと恋愛シミュレーションゲームでした。
昔コナミから発売された「ときめきメモリアル」というのがあったのですが、3年間主人公を育成しながら女の子と恋仲になろうというゲーム。
そのイベントで季節・デート場所・好感度を上手い事合致させないとイベント発生しないことがありました。
……基本好き勝手にやれますから、1人のキャラだけと付き合ってると特定イベント発生時期にはとっくに好感度MAXだからイベント発生できないとか。
主人公と幼馴染の誕生日一緒じゃないと発生しないイベントとかもあったのです。
「んなもん、普通にプレイしてて分かるかーーー!」
っと叫びましたね。
他のゲームでも一定の時期にある場所を訪れないと、目当ての子とようやくデート出来るようになるイベントとかね。
というわけで、選択肢だけでクリアできる恋愛アドベンチャーゲームはともかく、恋愛シミュレーションゲーム系統はCGやイベントを網羅する為には攻略本が必須でした。
あ、一個思い出しました。
私はプレイしてないのですが、学園祭の準備しながら恋愛するゲームがあったのですが、攻略本事態に隠しキャラのクリア方法書いてなくて、クリアしたら会社に連絡くださいとかいう企画があったそうな。
……どういう企画だよそれと突っ込みました。
攻略本が攻略本になっていませんから、存在意義はどこにいったというものです。
まあ今でもやっぱりゲームしてる時は、ネットで見る事は多々ですが、本当に気に入ったゲームだと攻略本欲しいなあと思います。
本だと手元にありますから、ゲームしてる時だとページめくるほうが楽なんです。
PCでゲームしてる時はブラウザ立ち上げて入力すればいいだけですが、テレビゲームだとスマホやPCの電源つけてませんからね。
あと、何となく攻略本を読む時が楽しかった。
気にせずに倒してた敵が欲しいレア落としてくれるんだーとか、こんなイベントあったのか!? とかで更にゲームが新鮮な気持ちでプレイできましたから。
ちなみに現在私はゲーム買う時はダウンロード購入が基本になってます。
その時にプレイする前に思うことは決まってます。
説明書の現物冊子が欲しい。
日本産ゲーはチュートリアルがあるので大概は問題ないのですが……スチームで海外ゲー買うと操作方法が分からないことが多いのです。
しかもサイト見ても断片的な情報だったりするし、……攻略本なんて出るわけ無いしね。
その為、wiki見てヒーヒー言いながら操作方法覚えるのです。
一度あったのは、昔めっちゃ苦労しながらゲームクリアしたのに、実は縛りプレイを知らずにしていたという。
まあそういうわけで何だかんだで攻略本の思い出をつらつらと語ってみました。
ちなみに私の本棚には「デバイスレイン」の攻略本が未だに残ってたりします。
「悠久幻想曲」「エターナルメロディ」はイベントがとても楽しかったのですが、こっちも攻略本無かったら網羅できなかったんですよねー。