目覚めし被害者
※初投稿なのでテスト兼ねての作品となっています。少々見づらい部分ありましたらご了承いただければと思います。
黒役「地球。それは、人類が誕生した地である。自然豊かで、文明も発展した素晴らしい場所。」
白役「素晴らしい場所………フフッ、あははははは!笑っちゃうわよねぇ〜!あいつのせいでぜーんぶダイナシ!まっかっか!けむりだらけ!」
黒役「だからこそ、我々がその環境を守らなければいけない。」
白役「もう手遅れだよ〜!そもそもぉ〜、人類が誕生したこと自体が間違いだったんだ〜!あ、でもぉ、この環境が生み出した、とも考えられるよね〜!結局、滅びるのがウンメイなんだよ〜!!」
黒役「だから、この選択をするしかなかった。仕方なかった。そうすれば、この惨劇が終わると信じていたから。」
白役「そうだね〜、あいつさえ消せれば、被害をサイショウゲンにおさえられるね〜!他の奴らなんて、ど〜でもいいよね〜!!」
黒役「この世界は」
白役「ボクたちがまもらなくっちゃ、ネ!」
白役、黒役「だから■■■■■したっていいよね、ねぇ、■■」
1 day's story 「カゴノナカ」
ここは、かごめ町。
こじんまりとした町。自然豊かで、地域の人は優しい人ばかり。
町といっても、それなりに施設は充実している方。ここに住んでいて一度も、不便だと感じたことはない。そんな平和で満ちた暮らしが、私は大好きだった。これからも、こんな日々が続くのだと、充実した生活が、待っているのだと、思っていた。そうなるはずだった。あの事件さえ、起きなければ。人々が一瞬で絶望とかした、あの大規模な事件さえ、起きなければ…。
私は、重いまぶたをゆっくりとあげた。
まわりはがれきに包まれ、自分がどこにいるかすら、わからない状況。ボロボロになったバッグをしっかりとにぎり、立ち上がった。バッグからは、「鶴崎 澪」と書かれた私のノートが顔を出す。中身をめくってみるが、黒がかっていて、使えそうにない。おそらく、逃げてきたときに炭を被ってしまったのだろう。仕方なく、そのノートを近くのがれきの上にのせ、ボサボサになったポニーテールを揺らしながら歩きはじめた。
しばらくあたりを無造作に歩いていくと、『かごめ小学校、春季体育祭!』と書かれた紙の切れ端を見つけた。貼り紙が切れてしまったのだろう。他の部分は見当たらない。ということは…今私がいるところは、かごめ小学校ということになる。ガラスが散らばっていた窓側を除くと、地面から少し距離があることがわかったので、ここは2階に位置すると推測した。
とりあえず、外に出たいんだけど…まずは1階まで降りるために、階段を探さなくっちゃ…。
〈ガタンッ!〉
「きゃっ!?」
近くで大きい物音がした。何かが動いている…?
「誰か…いるの………?」
[何者か]は教室に入っていった。こちらには気づいていないようだ…
私は、[何者か]の背後にゆっくりと近づいた。その子はランドセルと帽子を被った女の子だった。短い髪で、可愛い飴のゴムで結んだツインテールがちらつかせている。きっとこの学校の生徒だろう。思い切って話しかけてみよう…
「あの…!」
「いやぁぁぁぁああああなにぃぃぃぃい!?!?」
その子は驚いて後ずさりすると、がれきにあたってひっくり返った。
「だ、大丈夫…?」
「ダ、大丈夫なわけないじゃない!あなた誰!?もしかして、あのレンチュウの仲間じゃないでしょうね!?かかってきなさいよ!よ、ようしゃしないんだからぁ!たぁ!!」
「わ、ちょっといきなり突進しないで!私、起きたらここにいて、外に出ようと思って、階段を探してて…って殴らないでぇ!!」
ポカポカ叩いていた手をとめ、女の子がいきなり真剣な顔で私をじっと見つめる。長い沈黙が走る。ほんのり明るい校舎内は、土と何かが混じったような、独特な匂いが漂っていた。
「ふぅーん…あたしと同じジョーキョーってわけ……そぅ、ならあたしが外までアンナイしてあげる。この階の階段はガレキがジャマしてとおれないから…いいルートをみつけたのよ」
「ほんと!ありがとう…えっと……おなまえは?」
「白野 ちぐり(はくの ちぐり)よ。…あんたは?」
「私は鶴崎 澪。よろしくね、ちぐりちゃん!それで…さっきいってた《・》あのレンチュウって…?」
「その説明は後で。それより…外に出ることを優先しましょ」
「うん、分かった。…ところで、私と同じ状況っていってたけど、どういうこと?あなたは、ここの生徒なの?それから…」
「ミオ、あんたネホリハホリきくわね…まぁいいけど。同じジョーキョーっていうのは、この町から抜け出せないってこと…あんたもそうなんでしょ?」
「え、町から抜け出せない……?どういうこと?」
「ことばどおりの意味よ」
「あたしたちは、とじこめられたのよ」
続
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To day's after word...
どうも、お初にお目にかかります、鈴音と申します。自分で書いた小説を公開することは初めてで、今回はテスト兼ねての投稿となりますので、お見苦しいところをおみせしてしまうかもしれませんが、どうか優しい目で見守ってやってください…。
最後に…
Thank you for read the story!
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