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オトナの時間  作者: それはヒミツ
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眠れない夜

 雨の音が静かな部屋の中に入り込むから、淋しさを増幅させる。会えない事は分かっているから、ひとりで、ただ考える。

 何を考えたら、あなたの事を考えずに済むのか、なんて考えてるから全てがあなたに繋がるの。繋がるの。


 これが愛なのかどうかなんて分からない。こんなにも、あなたに会いたいと思う気持ちが愛だと言うなら愛なんだろうけど。だからって、命まではかけられない。だから、それはただの……ただの……何て言うか、言えないけど。ただ早く、早く、会いに来て。


 会えるだけでいい。はずない。なんで?

 じゃあ、会って何をするの?

 何って……。


 ただ、ちょっと、出来れば後ろからギュって。包みこんでくれたら、たぶん、待ってた時間は全て帳消しになるから。


 お願い。そこから先の事は……ここには書けないから。ここには書けないような、アレもソレも、全部、やろうよ。やりたいよ。ねぇ。


 だから早く。きて。こんな思いも愛になるの?そんな事に拘らなくてもいいなら、ラクなのにね。余分な感情が、悩ませるのよ。



 それでも、あなたが来るのを待ってるの。



 もしかしたら雨で、びしょびしょに濡れて、寒くて凍えながら、突然来たりして。可哀想だけど、私は嬉しい。濡れた服を、私が脱がせてあげたりなんかして。なんて考えると……ここから先も、また書けないような事態になってしまっているから困る。分かる ?



 結局、あなたの事を考えずになんかいられない。




 雨が止んだら、寝れるかな。




 

これは大丈夫でしょうか?



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