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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

強く生きたいと願う一輪車と僕

作者: けにゃタン

 毎日楽しく生きたいと願う自分は夜星を眺め一輪車を漕ぐのが趣味である。

今夜も一輪車を漕ぎながら深夜の公園を一周した。

周りからは白い目で見られることがない為、この時間を選んで散歩しているわけだが

「今日も何もやることがなかった。つまらない一日だった」

とブツブツ声を出しながら時計回りに一輪車を漕ぐ姿は誰かに見られたら惨めだろうし不審者で通報されるだろう。


時折、公園のベンチで眠ってるサラリーマンをみると帰る家がないんだなぁって同情が湧く。

そういう時はベンチの前まで近寄り

「こんばんわ!」

と声をかけるとビックリして飛び起きる。

その姿はお茶目で可愛いいく優しくしてあげたいという気持ちになる。

しかし今日は何かとおかしなサラリーマンであった。

「こんばんわ!」

と声をかけても反応がなかった。

クビをかしげる僕は

「大丈夫ですか?」

と再び声をかけた。だが、反応がない。

「もしもーし!」と肩をたたきながら呼びかけた。

でも、反応がない。

すると誰かが俺の脳内に呼びかける。

「僕だよ!僕!」

突然の脳内音声に僕は周囲を見渡したが

目の前にいるサラリーマン以外誰もいない。

「仕方ないなぁ。君自身だよ!」

「君自身?どういうこと?」

「もう一人の君だよ!」

「わけわかんないよ!」

「んでこのサラリーマンどうする?放置するの?」

「そうだね!放置しよう!」

「でもせっかくだから、寝てるサラリーマンも一緒に公園を回ろうよ!」

「そうだね!」

サラリーマンの首にロープを括り付け僕は公園の周囲を徘徊した。


午前4時、強く生きたいと願う自分は今日で目的が達成できた気がする。

ウッキウキで7時の始発電車で僕は電車に飛びこんだ。






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