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073. 解体と素材1

誤字、脱字、御指摘、感想 等もらえると嬉しいです。



 朝風呂に入った後に食堂に行くと既にみんな席に着いていた。今日は随分と早いな。


「アラン様、今日の予定は?」


「特に無いな。みんなもドラゴンの解体に興味があるだろうから今日は休みにしようか」


「「おぉ!」」


 何より俺がドラゴンの解体作業を見てみたい。流石にもう鱗は取り終わって次の工程に進んでいるだろう。素材の用途も気になる。

 休みと聞いてみんな朝食をかきこみ始めた。早く食べてドラゴンを見に行くのだろう。俺も早く食べて見に行くとしよう。

 クレリア達は既に食事を終えていたが、俺が食べ終わるのを待っていてくれた。


 早速、パーティーメンバーの皆と解体現場へと向かった。


「そういえば、今朝も早くからクランに入れてくれって結構な人が来ていたみたいですよ」


「そうなのか…。誰かが追い返してくれたのかな?」


「ええ、ダルシム副官が怖い顔で追い返していました」


「そうか、門の前にメンバーは募集していない旨を書いた立て札でも立てておくようにしよう」


 本来ならば、仲間が増える事は歓迎すべき事だろうが俺達には色々と秘密がある。今は仲間が増えるメリットより、部外者が入る事によるデメリットの方が大きいだろう。


 ガンツの門をくぐると、そこは凄い人出だった。恐らく千人以上はいそうだ。解体現場をぐるりと取り囲むようにしている。

 ドラゴンが討伐されて街の近くで解体されていると聞けば、見に行きたくなるのは当然か。


「アラン様、凄い人出ですね」


 同じく見物に来ていたヴァルターだ。他にもクランのメンバーが何人もいる。人の壁ができていてドラゴンに近づけずにいたらしい。


「あぁ、そうだな。さて、どうしたものかな?」


「我らが道を切り開きます。私達は関係者なので問題ないでしょう」


「そうだな、こうしていてもしょうがない。よし、行こう」


 ヴァルター達クランのメンバーが人をかきわけて道を作っていく。当然文句が出るがヴァルター達はお構いなしだ。すぐにロープを張った柵に辿り着いた。

 ロープをくぐると警備している[疾風]のメンバーがすぐに駆け寄ってくるが、俺達が付けている記章を見ると通してくれた。


 ドラゴンはすっかり鱗を取られ、本格的に解体作業が始まるところのようだ。カリナさんがいたので状況を聞きにいった。


「おはようございます、カリナさん。どんな感じでしょう?」


「アラン様、おはようございます。ご覧の通り鱗を取り終わって血を抜き始めたところです」


「ほう、これだけ時間が経っても抜く事ができるのですか?」


「ええ、この本によると三日程は大丈夫なようですね。ドラゴンの血は貴重ですから一滴も無駄にできません」


 俺が触った血はドロドロとしていて、すぐに固まりそうだったけどな。躰の中にある血はまた別なのだろうか。


「ところでドラゴンの血は何に使うのですか?」


「御存知なかったのですか!? ドラゴンの血は万能薬を作るのに必要不可欠な素材です」


「万能薬!? 」


 そんなものは帝国にも無かった。まぁ、ナノマシンを別にすればだが。


「あぁ、万能薬といっても全ての病を治すとかそういうものではありません。しかし風邪程度であれば薄めたものを飲めば直ぐに治ってしまうそうですよ」


「風邪ですか…。他にはどんな効能が?」


「例えば体力を失った病人に飲ませれば元気を取り戻し、薄めたものを頭に塗れば毛が生えてくるそうです」


 なんだ、栄養剤と毛生え薬か。それで万能薬と名前を名乗るのは無理があるんじゃないだろうか。いや、他にも効能があるに違いない。


「それだけですか?」


「あとは…、あの… 元気の無い男性が飲んでもいいそうです」


 なるほど… 変な事を聞いてしまったようだ。まぁ、今は効能は別にいいか。万能薬と名が付いているからには、きっと色々な効能があるんだろう。

 手に入ったらナノムに成分を調べさせよう。クランに病人が出た時のために幾つか確保しておくか。


「その万能薬はどれぐらいの価値があるんですか?」


「それは…… 分かりません。万能薬は市場には出回っていません。現存しているとしても国宝級の扱いでしょう」


 確かに万能薬を作るのにドラゴンの血が必要なのであれば市場に出回ることはないか。しかし、その程度の効能では大した金額になるとも思えないけどな。


「競売にかけられる事になるでしょう。どれほどの金額になるか想像もつきません」


「かなりの高値になると?」


「勿論です。昨日、各地の商業ギルドにドラゴン討伐と素材の入手の報が伝えられました。今頃は各地の有力な商人達がこのガンツに向けて出発しているはずですよ」


 ほう! わざわざ出向いてくるとは期待が持てそうだな。


「ところで鱗は何に使うのですか?」


「大きい鱗は鎧ですね。小さな鱗はやはり戦胴着でしょう。どちらも間違いなく国宝級の品として扱われるでしょう」


 これも期待が持てそうだ。他にはどんな素材があるのかな。


「血と鱗、魔石以外にはどんな素材が採れるんでしょうか?」


「そうですね。肉は絶品とのことですし、皮は革鎧に、牙や骨、目玉は武具や美術品や宝飾品に、と色々な用途があるようです。問題はこれらの素材を扱う事のできる職人があまりいない事です。意外と素材のまま競売にかけたほうが、高値がつくかもしれませんね」


 なるほど、もっともな話だな。しかし肉などの保存が利かないものはどうするかな。


「肉などは干し肉でしょうか?」


「とんでもない! もちろん凍らせて保管しておきます。今、商業ギルドと冒険者ギルドの保管庫はそのための場所を確保するのに大変な騒ぎですよ」


「…… 凍らせることのできる設備があるのですか? もしかしてアーティファクト!?」


「いえ、アーティファクトではありませんが、かなり貴重な魔導設備です。このガンツは素材の宝庫ですからね。普通の街のギルドにはありません」


 これは興味深いな。是非ともその保管庫とやらを見てみたい。


「その保管庫を見てみたいんですが、見ることは出来ますか?」


「アラン様はAランクのギルド会員ですし、我々の雇い主です。勿論、お見せしましょう」


「ありがとうございます。それは嬉しいですね!」


 思わぬ収穫だ。願わくは魔法陣が見える所にありますように。


 解体作業は進んでいくが、血を抜く作業だけあって地味だし、見ていてそれほど面白いものでもない。午前中見ていただけでもう十分という気分になってしまった。

 丁度いいタイミングだな。


「A隊の残りが帰ってきたみたいだぞ。みんなで迎えにいこう」


「えぇ!? もちろん、そうしましょう!」


 捕らえた盗賊達を移送してきたA隊三十九名をその場にいたクランの皆で出迎えた。


「おぉ、アラン様だ! 御無事だぞ!」

「あぁ、良かった!」


 やっぱり心配をかけてしまったようだな。あぁ、またあの話をするのか……。


「アラン様、説明は我らがしておきますので、アラン様は盗賊の処理をお願いします」


 そう言ってくれたのは辺境伯軍のケニーやヴァルターだった。さすがに俺がうんざりしているのが分かってしまったようだ。この話をするのはもう嫌だったので遠慮なくお願いした。

 盗賊捕縛は商業ギルドの指名依頼だ。引き渡しはシャイニングスターのメンバーがやらないと不味いだろう。


「盗賊の引き渡しです。お願いします」


「分かりました! 少しお待ち下さい!」


 慌てて守備兵が駆けていく。すぐに詰め所から五人程の守備兵が駆けてきた。ギード隊長の姿は無かったが、守備兵達はキビキビとした動きだ。


「では、お預かりします。鎖はいつものようにお返しします」


「お願いします」


 今日は、やけに兵たちの動きが速く言葉遣いも丁寧だった。昨日の事で俺の株が上がったという事かもしれない。


「解体の見学はもう十分かなって気分なんだけど、昼食でも食べに行かないか?」


「そうしましょう。午後は晩餐会の準備をしなければならないのだし」


「え? 晩餐会は六時からだぞ?」


 パーティーの皆にそれがどうしたという顔で見られる。余計な一言だったようだな。

 ヴァルター達は飽きもせずに解体を見ていくようだ。休日なので好きにすればいい。


 クラン近くの食堂で昼食を済ませた後は、せっかくの休日なので昼寝をする事にした。晩餐会の準備なら風呂に入っても一時間もあれば十分だ。


 時間になったのでクレリア達と待ち合わせている食堂に向かった。


「おぉ! アラン様! そのお姿は!?」


 そういえば、皆に制服姿を見せるのは初めてか。


「俺の一張羅だよ。なかなか格好いいだろう?」


「はい、素晴らしいです! 凄くお似合いです!」


 まぁ、軍の制服だからなぁ。もし似合ってないって言われたら、ちょっとショックだ。お、クレリア達も来たようだ。


「おぉ! これは!」


 クレリア、エルナ、シャロン、セリーナのドレス姿を見てみんな絶句している。中には跪いている者もいた。やはり帝国製のドレスはインパクトがあるようだ。


「アラン様、お迎えの馬車が参りました」


 いいタイミングだ。やはりカリナさんが迎えに来てくれたようだな。礼を述べて早速馬車に乗り込んだ。

 解体の状況を聞くと何の問題もなく順調とのことだった。通常、大型の魔物を解体する場合は、解体してから街に運ぶまでに素材が劣化してしまうが、今回は街の近くなので傷む事無く回収できているそうだ。


 サイラスさんの屋敷に着くと直ぐに晩餐室に通された。サイラスさん、アリスタさん、ナタリーさんが出迎えてくれる。


「アラン、よく来たな」


「本日は、お招き頂きましてありがとうございます」


「とっておきの酒を用意してあるぜ。早速、始めよう」


 席につき晩餐が始められた。

 俺のグラスにサイラスさんがいう、とっておきの酒が注がれた。礼儀として飲んでみるべきだろうな。


「これは!?」


 てっきりこの間の酒と同じ物だと思っていたが、これは違う。このアルコール度数は!? いや、アルコール度数も高いが遥かに美味い。あぁ、そういうことか。


「ついに完成したんですね?」


「あぁ、そうだ。この味でいいんだろう?」


「ええ、よく出来ています」


 この酒はイーリスがシミュレーション・モジュールを使って作った酒のレシピなので実際の酒は味わった事がない。しかし、この前に飲んだ酒よりも遥かに美味いので、これでいいんだろう。

 さすがに帝国産の酒と比べるとまだまだだが、これはしょうがないだろう。


「樽で熟成させるとこの酒よりも美味くなるんだな?」


「えぇ、それは間違いありません。少なくとも三年以上は熟成させたいですね」


 いま飲んだこの酒は熟成させていないものに色々とブレンドしてなんとか飲めるようにした紛い物の酒だ。樽で熟成させた本物には敵わないはずだ。


「別に疑っちゃいないが、この酒よりも美味い酒がこの世にあるとはな。いいだろう、アラン。これで酒造りの依頼達成だ。百五十万ギニー用意してある。帰りに忘れずに持って帰ってくれ」


「ありがとうございます」


 嬉しい臨時収入だな。これでまた皆に送金できそうだ。


「あと今回のドラゴンの依頼についても礼を言わせてくれ。まさかこれほどの大仕事をウチのギルドが仕切る事になるとはな。勿論、競売の仕切りも任せてくれるんだろう?」


「やはり競売になりますか?」


「当然だな。これほどの素材は競売以外あり得ない」


「であれば、お任せしたいです」


 勿論、叙勲の話次第だ。叙勲にドラゴンの素材が必要なのであれば、この話は断らないといけないな。

 こうして話している間も晩餐は粛々と進んでいる。あぁ、この前菜は格別だな。

 クレリア達はアリスタさんとグローリアとの会話について話していた。


「しかし、アラン。一躍時の人だな。もうガンツではお前とお前のクランを知らない奴はいないだろう。いや、王都でもかなりの噂だって聞いているぞ」


「それは嬉しいですね! ところで今回の事で叙勲もあり得るみたいな事を聞いたんですが、サイラスさんはどう思いますか?」


「アランお前、貴族なんかになりたいのか?」


「ええ、興味はありますね」


「意外だな。お前はそんな話が来ても断ると思っていた。叙勲か……。なんといってもドラゴンだからなぁ。確かにそういう話になるだろうな。少なくとも士爵、男爵もあり得るな」


 おぉ! やはりか。しかし男爵じゃないと困るな。やはり素材の提供が必要か?


「しかし、貴族なんてやめとけ。この国にはもう碌な土地が余っていない。与えられるとしても開拓されていない土地ばかりだ。一生を開拓民のような暮らしで終える事になるぞ」


「与えられる開拓されていない土地というのは、ある程度は選べるのでしょうか?」


「そりゃ土地にもよるが希望が通った例も確かあったな」


 まどろっこしいな。ずばり訊いてしまおう。


「ドラゴンの素材を国に納めたとして、男爵として魔の大樹海に土地が与えられる可能性はどれくらいあると思いますか?」


「…… アラン、本気で言っているのか?」


「…… ええ、本気です」


「樹海を知っているお前の言葉とは思えないな。何を考えている?」


「いえ、単に仲間とのんびりと暮らせる所が欲しいだけですよ。俺達なら何とかなりそうな気がしています」


「今まで幾つもの貴族家が樹海の開拓に挑戦しては失敗していった。それでもか?」


「えぇ、自信があります」


「アラン、お前は冒険者や魔術師としては優秀なんだろうが、貴族には向いていないな。確かにお前なら樹海の奥に村のようなものを作れるかもしれない。しかし、その維持はどうするんだ? 人は魔物の肉だけで暮らしていける訳じゃない。そんな村はすぐに立ち行かなくなるぞ。必ず失敗すると保証してもいい」


 サイラスさんは本当にいい人のようだ。この真剣な顔は、本気で思い留まらせようとしている顔だ。


「それでも試してみたいのです。例え失敗しても今と同じ、只の冒険者に戻るだけですよ」


「ふむ、確かにそうか。…… 若さっていうのは良いもんだな。その身軽さは俺にはもう無い。いいだろう、試してみるがいい。しかし、俺が止めたっていうのは覚えておけよ」


「勿論です。心配して頂いてありがとうございます」


「それで、男爵として樹海に土地が与えられるか、だったな。それでドラゴンの素材はどれほど納めるつもりだ?」


「必要であれば全部」


「馬鹿な! いくら何でも納めすぎだ! ウチのギルドの事も考えろ! …… ううむ、そうだな。ドラゴンの牙ぐらいが妥当かもしれないな」


 なんと! そんなものでいいのか? しかしせっかく巡ってきたチャンスを失敗するわけにはいかない。


「事前に交渉をする事は可能なんでしょうか?」


「あぁ、それはできる。近い内に王都から使者がくるはずだ。叙勲の話を受けるんであれば、その使者と共に王都に向かう事になる。恐らく王都に着くまでに何らかの条件を出してくるはずだ。その席で交渉は可能だ」


「なるほど… それはいいですね。その使者は貴族様ですか?」


「もちろんだ、王の使者だからな。といっても偉い貴族様はこないだろうけどな」


 よし、叙勲は何とかなりそうだ。皆の顔を見るとやはりホッとしたような顔をしている。

 あぁ、そうだ。


「このガンツの領主様はずっと王都にいらっしゃると聞いたのですが、どんな方なのですか?」


「あぁ、ユルゲン様か。このガンツは他よりも税収入が桁違いにいいからな。自分は必要ないとばかりに数年に一度しかガンツには帰ってこないな。殆ど家令のデニス様がガンツを治めているような感じだ。正直、俺は …… いや何でもない」


 サイラスさんといえども貴族の悪口は言えないようだ。まぁ、そんな感じの貴族なら気にする必要はなさそうだな。


「アラン。前回、ここに来た時にお前は、このガンツで一番の冒険者になってみせると言っていた。今、街に出てガンツで一番の冒険者は誰かと訊けば、全員お前の名前を挙げるだろう。本当に大したやつだ」


「いえ、サイラスさんに、色々と協力頂いたおかげです」


「そうか、貴族になってもそれを忘れないでくれよ」


 なるほど、今の会話はこれを言いたかっただけか。うまく誘導されてしまったな。さすがは商業ギルドのギルド長だ。

 まぁいい、世話になったのは事実だし一つ借りにしておこう。


 その後の晩餐は、例の酒のアルコールも入ったこともあり、大いに盛り上がった。勿論、クレリア達が飲んでいるものは俺が飲んでいるものとは違い、果汁で割ったものだ。この果汁割りもイーリスのレシピでかなり評判が良かった。


「本当に美味しい御食事とお酒で久しぶりに堪能しました。ありがとうございます」


「いいってことよ。お前達はギルドのお得意様だからな。アラン、近い内にまた飲もうぜ」


「分かりました。是非」


 忘れずにカリナさんより百五十万ギニーを受け取る。

 帰りも馬車で送ってもらい、サイラスさんの屋敷をあとにした。


 ホームに着くと皆が食堂に揃って待っていた。やはり晩餐会での話が気になるようだ。俺達の周りに集まり取り囲む。


「まだどうなるかは分からないが、ギルド長は男爵への叙勲も十分あり得ると言っていた」


「「おぉ!」」


「そのためにはドラゴンの素材を幾らか国に納める必要がありそうだが、そんな事は俺達の目的のためなら取るに足らない事だ。近々、王都から王の使者が来るはずとの事なのでそれを待とうと思う」


「我らにとって一歩前進という事は間違いないでしょうな」


 みんなその通りだというように頷き、笑顔を見せた。


「そうだな、そう言っていいだろう。そうだ! 俺はちょっと飲み足りないんだ。今日は俺のワイン樽を開けるから、みんな付き合ってくれないか?」


「「分かりました!」」


 今日開けた樽は昨日とは違い大きな樽だったので、夕食の残りをツマミに夜遅くまで宴会は続いた。



更新が遅くなりまして申し訳ありません。

ブックマークと評価を入れてくださった方、ありがとうございます!

これからも宜しくお願いします!

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