母親の意見陳述、裁判での記録
裁判長! あれは確かに未知との遭遇でした・・・子供の頃の身も凍るような
体験。
音もなくそれは近ずいて来たのです。 私の頭上近くまで・・
「見つかった!」と瞬間そう思いました。
見えない物体が 私の頭上で 「グオ.ングオ.ン・・・」とゆっ
くり回転しています!
その音は お寺の鐘よりも低く長い音でした。
あまりの怖さに 私はとっさに隠れたのですが 不気味な音から
察すると
大きな山2つ分はある物体母船だ!
・・・・・それからです。
私が 遥か遠い未来を見たり・悲しい想い出を垣間見たのは。
話は多少前後しますが
私の記憶にある名前・・・エジプト時代では
シーザー、シ-ザリオン、アントニー、クレオパトラ、ネフェルテ
ィー、ネフェルティア
ネフェルティティ、・・・・リオン、ユリ叔父ちゃんです。
歴史上で はっきりその人だと思います。
大切な事は 「全ては最初が肝心」だと言う事です。 へたをす
ると・・
蒔いた種を刈り取らないといけない苦労をする。そんな気がします。
私をみれば判るでしょう? 裁判員の皆さんも思いませんか?
冒頭から2万文字の前世レポートを書いて、裁判所に提出する殺人者の母親について、この世の異常事態だと思いませんか?
前世もあるし宇宙人も悪魔もいるんです。
え? 思わない?
レポート読んだけど意味がわからないって?
ふざけんなーーーーーーーー!
我息子はキリスト様だぞ? ツタンカーメン様だぞ?
裁判長「お母さん! 静粛にお願いします! 弁護人! 被告の母親を落ち尽かせてください!!」
弁護士は謎の催眠術師を使った。
この催眠術師は退行催眠により落ち尽かせる役目、母親の前世の記憶を呼び起こしている・・・
謎の催眠術師
「貴方は今 心穏やかに幸せに暮らしています。
まるで 背中に羽根が生えてきたみたいに 身も心も軽い。
では 貴方の前世からの 記憶と 蒔いた種を刈り取るまでの苦労
を お話ししてください・・・
それを決定ずけた「キーワード」や 「失敗した事」なども・・・」
母
「私は 赤ちゃんの頃の記憶もしっかりあり 中学で世界史を学ぶ
頃から
あれ?これ知ってる.
どうして.? と言う感じで 今日まで続いていました。
直接 母に 私の赤ちゃんの頃の出来事をとか 確認をしてみま
したら 事実で
母も驚いていました。
私の輪廻転生は
「聖母マリア」「クレオパトラ7世」 「楊貴妃」 「小野小町」
「一休の母」「油問屋の娘」
現在の子供も「イエス」「クレオパトラの一人息子{ツタンカーメ
ン」「一休」「油問屋の娘の子供」
として輪廻転生しました。
楊貴妃の時代、わたしは残虐の限りを尽くしました。
そのカルマを償うには、今度は私が世界の被害者にならなければいけない、ということ。
悪魔の陰謀だとしてもです。何度輪廻しようが不幸になる運命なんです。
催眠術師
「悪魔の陰謀が判ったのは、今回に転生したのが初ですよね?」
母
「はい、今回は悪魔は人類を試しています。私と息子を玩具にして、どこまで世界が変化するのかをほくそ笑みながら、みている事でしょう。
性格の悪い宇宙人種たちもです。」
催眠術師
「判りました。それを信じる為にも過去の歴史を振り返りましょう。世界まだ知らぬ歴史の真実を掘り起こすのです。
歴史の記録が残されていて、一番近い過去世は一休宗純の母親の時代【室町時代】ですよね? その時代に何がありましたか?
母親は一通り話したが、歴史の記録を覆す情報は出せなかった。
既に室町時代はレポートにて提出していて、歴史学者はチェックしていたからだ。
しかし、母親の主張には一貫性があり、突然作った作り話ではない、記憶として定着しているものだと解釈された。
裁判員は母親の主張を肯定的に解釈した。
催眠術師
「キリストの時代はどうでしょうか? キリストの遺体は蘇ったと言い伝えられていますが・・・
母
「それを言ったのは聖書を執筆した人の事です。聖書を執筆した人はキリストの側近で、キリストをそそのかし神に奉ったのです。
キリストは神の子なんかではなく、神そのものでした。神そのもとして扱われた人なんです。
基督が人の救世主となったのは、たまたま戦争が勃発していた時代の名残りです。
基督は薬草による学問、いまでいう漢方学の能力で人の病気を治していた。
人を治療する噂に尾ひれがつき、古今東西から人が集まり、いつのまにか奇跡を起こせる神の様に扱われた。
キリスト自身、神である事は否定しましたが、基督を裏で支えていた側近は違いました。
【神でなければ都合が悪い】【人を集められない】【貴族から寄付を得られない】
その頃、一部の貴族議員は民に人気のあるるキリストを神として扱い仲間に持てば、政治の発言権が強くなると信じていた。
キリストは超能力者ではない。キリストは貴族の要望を断った。するとキリストは欺師扱いされ、投獄され、殺されます。
市中の噂では「奇跡の人が死んだ、いやいや死ぬワケがない人を生き返らせたという話もあるんだ」等と言われました。
その噂に目をつけた貴族達は、基督は死した後に蘇ったのだと嘘をつき、第一号カトリックキリスト教を作り、信者を集めだしました。
キリスト教信者の背後に居たのは、キリストを神扱いした側近であり聖書を執筆した人です。その背後には信者の票を政治使いたい貴族でした。」
なので、キリストは死にました。私は死ぬ瞬間に出くわさないでしたが、噂を聞きつけ駆けつけた時には処刑もなにもかも、全てが終わった後で、死体はゴミの様に扱われていました。
弁護士
「裁判長! 証拠物件A 基督の遺体がゴミの様に扱われる絵画があります。当時の画家が描いたものでしょう。
こちらをご覧ください! 画像の検索ワードは【キリスト 十字架 兵士がスポンジで水を飲ます】
当時、キリストは神とされ、飲み水は必要ないとされ、与える事は許されませんでした。絵では兵士がスポンジで水をあげてる様に見えますが、本当はトイレでオシリを拭く為の棒切れなんです。
その時代、ローマのトイレは水洗式で、この絵の様なスポンジ状のアイテムがオシリ拭きに使われていたのです。キリストが迫害されているその光景は後の世では、慈悲深い兵士の愛として称えられました。現代の多くのキリスト信者もこの絵を兵士の愛だと勘違いしています。
弁護士の熱弁も空しく、歴史を覆す事にはならかった。
兵士は綺麗なスポンジを使ったかもしれないし、母親の意見も2000年も前の話なので、どれも証明しようがなかった。
残る有力な証拠はクレオパトラのミイラの発見からツタンカーメンとのDNAを照合するだけだが、エジプトがピラミッド内部調査に難色を示している。
ピラミッド周囲に地下通路は発見されたもの、エジプト政府の調査許可が降りるまでは半年かかる。
裁判長
「被告人のお母さん、この場を借りて最後に言っておきたい事はありますか?
母
「息子は悪魔に洗脳されたんです。でなければ、でなければ・・・




