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6話黒服

このビミョウな向かい合い。

気まずいななどと思っていたら

黒服は、愛ちゃんに媚媚し始めた。


なんっじゃこいつ、というのが俺の本心。

しょうがないのでもくもくとパンを口に運んでボケーッとしていた。


「鈴ちゃん紹介するね。えっとねこの子が亜李亜ありあちゃん。

んでそこで、死掛けてるのがりんね」


といあえず、どうもと言って置いた。

さっきとえらい違いだな、、、。

つか、自己紹介とかいらなくね?

愛ちゃんの知り合いなら会釈ぐらいでいいはず

なにも自己紹介までしなくても、愛ちゃんが適当に名前を教えればいいだけだし。


あーどーもっと適当にあいさつをした。

とりあえず、朝食は食べ終わた、食べた事も在るし、

まだ、バイト疲れが残っていたせいか、眠くて仕方がなかった。


「悪いけど、俺、寝るね、えっと亜李亜さんユックリしていってください。

食器は流しに置いといて、後で片付けるから」

適当にそういって俺は、2人の顔も見ず、寝室へ直行した。


ドアを開けて即効でセミダブルのベットに倒れこんだ。

朝からヘビーだ。

悪夢を見ないことを祈る。

少し寝ていた後、


バン、バン、バシ


変な音が聞こえる。でもキットこれは断じて夢に違いない。

絶対夢だ、俺は疲れているんだ。

なにか女性のみじかい声も混じっている気がする。

ぜったーーーーーい夢だ。


でもどうやらこの悪夢は現実らしいと気がつき俺はとりあえず、

布団から出ることにした。


愛ちゃんの部屋は、俺の隣。

俺の顔はさぞかし、青ざめている事だろう。

何故なら


黒服と愛ちゃんがヤってる様子。


愛ちゃん?いつからバイセクシャルに変わった?


さ、さすがにあれだ、俺だって新宿で働いている分

ゲイもニューハーフもレズビアンも数なる変態親父、オバサンを見た偏見も薄い。

でも、だ。

ナンッデこんな近くでやってんだ?

やんならホテル行け!!!!!

俺は眠い、チョーーー眠い。

それを何故隣の部屋でプレイしはじめんだ?


冷や汗と苛立ちが同時に襲ってくる経験はある意味はじめてだ。

とりあえず、コーヒーを飲もう。


そう思ってリビングに俺は退散した。

でもリビングにも音やら声は響いてくるわけで、どうしようもない。


生憎俺は男だが、性欲も薄いもしくは薄くならざるおえない、この環境。

もういい、俺の最高潮の頃は16、17歳の時だ、アノ頃がピークだったんだ。

きっとそうだ。

コーヒーを飲んで、テレビをつけてみる事にした。

それからしばらくテレビをつけてズット見ていたら、

愛ちゃんの部屋が空いた。あえて後ろは絶対見ない。

黒服か愛ちゃんだ。

黒服はタイプじゃないからパス、愛ちゃんは昔寝たこともあるし

毎日一緒に生活しているし、胸も腹も尻も見飽きたからパス。


後ろを見ずにテレビに集中していたら愛ちゃんが隣に座った。


「鈴、悪いね。ホテル行こうとしたんだけどね、、ハハ」

行こうとしてなんでコッチくんだ?

あのストーカー男みたいになったらどうしてくれんだ?


「愛ちゃん、ホテル行け。」

俺は隣も見ずにテレビを見ている。


「鈴ちゃん怒んないでよ〜、まあ仲良くして〜あげて欲しいんだけど。

アノ子さ、今度のSMショーのパートナーなんだ、、打ち合わせみたいな感じなのよ〜

だからさショー終わったらこんな事ない様するから、ゴメン。

今度は使うしさ〜」


何がゴメンだ?そう思いつつ軽く許しかけている俺だった。


「なあ、アノ子はどうした?」


「ああ、シャワー使わせてる」


「あっそう。」

とりあえず、まあ俺は寝なおそうかと思ったら

愛ちゃんは何故か俺をソファーに押し倒した。

何したいんだこの人、、、


「何?」


「ねえねえ、立った?」


ハイ?お前のせいで萎えきってんだよ。


「立たないし、邪魔ですが?お嬢さん」


「まーそういう事言うなよ〜親友のよしみでプレイ無料でもいいんだぜ?お兄さん」

きた、、、この嫌な展開。


「け、結構です、降りてください俺から、SM興味ないし!

つうか親友だったらヤンねーーーよ!!

つうか俺M役だろ?ゼッテーーーーやだ!!!!!」


愛ちゃんはそれを聞いたらむくれ面になった。


「SMでM役もいいんじゃない?鈴チャーン?別にショーだから女の子とやってるだけで

普段は男性専門なのよ?気持ちよくしてあげるから〜」


絶対嘘だ。SMだし、この人女王様ってついてんだぜ?

痛くないはずがない!そもそも元々ドSの愛ちゃんだし!!!!!

俺の目には軽く涙が浮かびそうだった。


ガタって音がしたからそっちを見た黒服がたってた。


「あの、愛名様、お風呂開きました、ありがとうございます」


愛名様ってオイオーイ、お風呂開きましたって俺んちだし!


「ああ、じゃあ私シャワー浴びるね〜」

そういって愛ちゃんは一旦部屋に戻って服を取ってきてから

シャワールームに行った。

俺は黒服と2人、気まずい。


黒服は俺をキッと見た。


「愛名様は私だけの女王様なんです!!あんな事見せ付けて!

私、諦めませんから!!!!!」


この人、おかしい。

軽いめまいがしつつ俺は硬直した。


普通の生活カムバック!!!!!!!!!!!

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