お泊まり会の夜 (ウルシ主観)
夜の上田は涼しい。
晩御飯は何にしようか迷ったけど、今日はレイルの誕生日だから豪華にしよう。
「晩御飯作るから、カラオケでもしててくださいね。」
実は私の家にはカラオケがあったりするのだ。
3人はそれぞれの得意曲を歌い始めた。
最初にレイルが天ノ○、次にリョウが敗北の少○、最後にロウがトリノコ○ティを歌った。
3人ともかなりうまいが、私も負けないくらい歌唱力はある。
料理はしばらく煮込むので歌は十分歌えそうだ。
マイクを借りて如○アテンションを歌った。
「ウルシ歌うまっ!!」
とレイルが言った。
先生をつけなくていいと言ってから半日しか立たないのに、子供達は変化に慣れるのが速い。私はまだ敬語風口調が抜けないのに…
「それより先生、お鍋吹きこぼれしてるよ」
ロウが慌てた口調で叫んでる。まだ歌いたかったが、今は鍋が先だ。
鍋に駆け寄り、火を止めてから蓋を開ける。うん、大丈夫だった上にいいぐらいに出来上がってる。
「そろそろご飯にしますか。」
「ちょうどお腹空いてたんだよ。やった〜」
「期待しててくださいね〜」
そう言って私はみんなにすき焼きを披露した。3人の目から星が出てくるのではないかというくらい輝いている。
それぞれお皿にすき焼きをよそった。
ドラマなどで家に人を招いたりした時大抵すき焼きが出されている描写があったので同じようにしよう、と言うことですき焼きにしたのだ。
「「いっただきまーす!!!!!!」」
みんなでお肉の取り合いっこしながら、すき焼きを食べ終わった
「お風呂入りますか。あまりお風呂広く無いので、2人ずつ入りましょう。」
そう言って私はスマホのルーレットアプリを立ち上げた。まったく便利な時代なものだ。
結果はロウとリョウ、私とレイルに決まった。
先に入った2人を待つ間、レイルとまたカラオケをしていた。
レイルはヤンキー○ーイ・ヤンキーガー○を歌った。
かなりの高得点でよく呂律が回るななんて思いながら、ふりそ○ーしょんなどを歌っていたら2人が風呂からあがってきたようだ。