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帰宅風景(ウルシ先生、レイル主観)

ウルシ先生の場合

「ただいま〜」

一人暮らしなので答える人はいない。

ネクタイを外しながら、ウルシ先はコップにコーラをいれて飲んだ。

「暑いときにはやっぱりコーラだな」

何気無い一言も一人だと空しく聞こえる。

「はぁ〜、空しい」

ウルシ先生はリョウとロウにメールで7月25日は泊まりに来ないか聞いてみた。

すると5分もしないうちに2人から返信が来た。2人ともOKみたいだ。コーラを飲みながら先生はレイルのお祝いの作戦を練っていた。


レイルの場合

「帰ったぞ〜」

汗びっしょりになってドアを開ける。

「お兄ちゃんお帰りなさ〜い、晩御飯できてるよ」

弟のギアが出迎えてくれた。

音漏(ねもり)家は今、両親は2人とも海外出張で不在だ。

なのでレイルは弟のギアと一緒に交代で家事をしている。

「今日は何?」

レイルがギアに渡されたタオルで汗を拭きながら聞く。

「今日はお兄ちゃんの好きな皿うどんだよー」

ギアがまだ餡のかかってないいかにもパリパリしてそうな茶色い麺が乗った皿を指差す。

「おっしゃ〜!!」

レイルがガッツポーズするとレイルが聞いてきた。

「お兄ちゃん、誕生日どうするの?」

レイルは少し真面目な顔になって、少し考えてから言った。

「ウルシ先生の家でお泊まり会したいな。ギアはこの家で友達とお泊まり会してもいいぞ」

そう言うとギアは喜んで

「うん、わかった。」

と笑いながら言った。

レイルはウルシ先生にメールで7月25日は泊まってもいいか聞いた。

ウルシ先生からはすぐに返事がきた。どうやらリョウとロウも来る予定なのだそうだ。

メールを見てるとギアが

「お兄ちゃん餡が冷めちゃうよ」

と言ったので、レイルは

「おう、食べるか。」

と言った

レイルは皿うどんに独特の食べ方を決めている。まず餡をかけてから半分に分けて、先に片方を食べて、後から柔らかくなったもう片方を食べる。

レイル曰く

「皿うどんははじめパリパリ後ふやふやだからうまいんだよな」

とのこと。

さて、皿うどんを食べ終わったレイルはジンジャエールをコップにいれて屋根の上に登った。

「ここから見る星はやっぱキレイだよなー」

長野の夜空はとても綺麗なのだ。

しばらく星を見ていると。ギアも登ってきてこう言った。

「お兄ちゃん、明日終業式だから早く寝よう」

レイルも眠かったので

「ああ、おやすみと言って部屋に戻った」

この後すっ飛ばして7月25日からです。

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