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真夜中の交差点

作者: ことり。

私はその日仕事が遅くなり、家へ帰るのが夜の11時を過ぎていた。


田舎に住んでいて、夜も遅いので車もその時は私だけしか走っていないほどだった。


前方は交差点で信号が赤になり止まって待っていた。

ふと歩道の方に目をやるとこんな時間にいるはずが無い小学生くらいの男の子がいた。


しかもその子は真冬にも関わらずタンクトップに坊主頭なのだ。


男の子の方は青信号なので、横断歩道を渡れるはずなのに、渡らずにその場で無表情で足踏みを続けていた。


何で渡らないんだろう。しかも子どもがこんか時間に。不気味すぎる。早く信号変わって!!


私は心の中でそう思っていた。


そういう時はいつもより長く感じるものだ。


静かな夜に足踏みの音だけが響き渡った。


信号が変わり私はアクセル全開で右折してその場から離れた。


「ふー。何だったんろう。」


ふとバックミラーを見ると男の子が思いっきり走って追いかけてくるではないか!


「えー!何なの!」私はまたアクセル全開で逃げた。

家になんとか辿り着き眠りについた。


真夜中にインターホンがなり目が覚めた。


「うーん。誰?」


カメラで確認するとあの男の子が足踏みをしてこちらを見ていた。


「ぎゃー!!」



気がついたら朝になり、あの交差点の近くに住んでいるお寺の住職さんに昨日あったことを話した。




聞くところによると、昔その辺りでかわいそうな事故があって、その子が彷徨っているのだそう。



真夜中の交差点、、。あなたも何かに遭遇するかも?!





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