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魔法講座2 実験


実験しましょう、といい笑顔をするジェイ。


「マコト様に毒の魔法をかけます。

マコト様の言うように体内で魔法が使えるならば魔法で解毒できるでしょう。」


こいつもしかして私を殺そうとしてないか??

不審な目で見ていたのに気づいたのか、ジェイはダメそうなら私が解毒しますと答えた


「いやいやいや!!!普通に却下です。そういう実験は自分で試してくれよ!」


「しかし、魔法が使えない状態で、何者かに毒殺されるかもしれないですし。」


「それは貴方が回復してくれたら済む話でしょう!!!!」

思わず拳を握り机をダンッっと叩く


それでもジェイはめげずに続ける

「拐かされて、いかがわしい薬など飲まされたら私にはどうしようもないですし、ちゃんと魔法が使えるか確認しておいた方が良いでしょう???」


こいつ…何がなんでも実験したいのか…。

しかし、一理ある。ここから離れて1人になった時、回復魔法は使えることが分かってた方が良いか…。


「チッ…毒ってどの程度?具体的にどういう症状??」


こんなとんでもないこと言う奴に敬語なんて使わない。


いきなり息出来なくなる系だったらパニくる自信がある。

事前情報大事。


「そうですね…少しづつ効いていくので、倦怠感からの発熱、吐き気です。放っておくと2,3日で死ぬのですぐ解毒すれば大丈夫ですよ」


…うーん食中毒みたいな。前魔王が死んだのこいつの毒殺じゃないだろうな…

あれ?でも食中毒って魔法で治せなかったんだろうか?

魔法の毒じゃないと治せないとか?

いや、でもさっきいかがわしい薬を自力で解除出来た方がとか摂取したものでも治せるっていうニュアンスだったよな??

実は謀反だったら怖いので今は気づかなかったことにしよう。


「では早速…「ちょっと待って!!!!解毒のイメトレするから!!!!」そうですか…準備出来たら声掛けてください」


私は知識を総動員させ解毒のイメージを作り上げる。

食中毒に似た症状…毒に打ち勝つ…免疫…毒を捕まえて包んで分解する…これだ!!!

「いいぞ。」


「ではお手をこちらに」


言われた通りジェイに手を差し出すと、手をかざし紫色の触手なような物が現れ手首に絡みつく

特に痛くもないし、見た目に変化はない…。


「どうですか?」


「特にこれといって…変化はないかな。」


「おかしいですね…」


そう言い、ジェイは目を閉じ第三の目を開眼させる。


「……マコト様。体内で私の毒が入らないようにバリアの様なものを張ってますね。」


「あーー来るならこいよ!!!!と意気込んだからかも…」


「他の方法考えましょうか…」


諦めたようにジェイが言うもんだから油断していた。

この言葉によって私は体内の抵抗をやめてしまった


「ええ、一旦眠りましょう。」


この言葉で私は本日2度目の意識を飛ばした。


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