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濡れた体は寒さに震える



♪ー♪ー♪ー


う…目覚まし時計がなっている……8時か…おきないと…

今日なん曜日だっけ…昨日はたしか……あの授業があって…しょうかん…召喚!!!!!


寝ぼけた頭で昨日の事を思い出してると、ありえない召喚の儀とやらを思い出し、カッと目を開けるとそこにはベットサイドに佇むジェイさんがこちらを見下ろし目があう


「ようやくお目覚めになられましたか」


「おはようございます…えっとなんか途中で起こしてくれたりして…ました…よね?」

何故ベットサイドに立っていたのかは怖くて聞けなかった


「……。ええ、1回起こしました。」


少し残念そうに彼は言う。なんで残念そうなんだ。

「あーそれはすみません。」


「私にへりくだったような喋り方はしなくて大丈夫です。先程のもっと気だるげなぞんざいな感じでお願いします」


…もしやこいつはマゾなのか???どうしようこわい。

いや、考え方を変えればこちらが主導権を握れるということじゃない??


「多少の外見特徴が似てるだけかと思いましたが、寝起きの悪さはヴァンシュタイン様かのようで一瞬見間違えました…」


恍惚とした表情でなんか語ってるが、この表情見覚えが…

そうだ、さっき起こされた時同じような顔みたな…あれは前魔王に重ねられてたのか…

いい歳した男が男の事思い出してうっとりするのは控えめに言って気持ち悪いな。

サイコパスみが増したというか…


やっぱりコイツをどうにかしないと私は無事ではいられないような気がする



昨日の格好のまま寝てしまったので風呂に入り着替えを貰い支度して、今稽古場のような広間にいる


来る途中誰にも合わなかったけど、他に人?魔物?はいないのか?

この城の構造も知っておかねば。


「誰1人見かけないのですが私とジェイさんだけですか?」

ていうか身の回りの世話は男にされたくないし。


「ここを含めたフロアとマコト様のお部屋のあるフロアは基本的に我々だけです。たまに外部からそれなりに高位の魔族がいらっしゃってその方たちの客間も我々意外立ち入り禁止です。

中階は謁見室、それ以下はこの城維持をするための者が従事しております。」


用務員さん的な人がいるってことか???


「今のマコト様は赤子同然の力なので、皆に姿を見せるのはそれなりに力をつけてからに致しましょう。」


確かに。力ないと殺されそうだし、あるに越したことはない。


「わかりました。とりあえず1人でお風呂使えるようになりたいので生活魔法的なの教えてください!!!!」


そうなのだここは魔法が使えないと生きていけない。お風呂に入ろうと思ったら水しか出なかった。お湯は蛇口に魔法で何かしないとお湯にならないのだ!!!


水を被ってバッチリ目が覚めたし、ジェイさんに湯船を用意してもらうまでバスローブにくるまり寒い思いをした。

心もとない状態で異性に用意してもらうなんて無理。

せめてメイドさんがいたらいいのに!






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