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【台詞集】台詞を少々……あ、入れすぎたかも

作者: 南田天吉

 本作は、過去に退会した別のアカウントにて投稿していた作品に対し加筆修正を加え、タイトルを修正して再投稿したものです。

1:「"大好きだった人"を"どうでも良い他人"にするのが失恋した時にやるべき作業なのでしょう。そして、その作業に失敗してしまうことを"未練"と呼ぶのでしょう」


2:「その日は朝からずっと曇り空で、特に理由はないが晴れやかな気分にはなれなかった。人生経験の浅い私でも分かる。この状態こそが、きっと"憂鬱"というものなんだ」


3:「"俺の人生なんて、どうせ何の意味もないんだ"と自嘲気味に吐き出す彼は、あるアイドルが大好きである。そのアイドルが歌う歌は、どれも夢や希望を歌うものばかりだ。無自覚かどうかは分からないが、きっと彼はどこかで夢や希望の溢れる明るい未来を望んでいるのかもしれない」


4:「我々は待っている。我々の願いが叶うその時をずっと待っている。諦めようとしたこともある。しかし、結局は待ってしまうのだ。どうしても信じたいんだ。その時が来ることを」


5:「私は滑稽だね。愚か者のくせに救いを求めるなんて。己の愚かさを見て見ぬ振りをして、助かろうとしているんだ。なんて滑稽なんだろう、私は」


6:「君の白く綺麗な手が受け取るのは、血塗れのティアラ。可哀想な君は、結局何も知らされなかったんだね。これからの君に降りかかるのは、強すぎる権力と深すぎる怨念と憎悪だ。もちろん、やり直すことなんてできないよ」


7:「今にも消えそうな天使の忠告を捨て、なりふり構わず懇願する悪魔の叫びを拒絶して、僕は全てを壊すことを選んだ。これで良いんだ。何もかも無かったことにしよう」


8:「"恋とは悲しみだ"って、教えてくれたのはあなたじゃない。だから私、あの時の涙で毒薬を作ったの。恋って、悲しい毒なのね。さあ、泣いて。毒に苦しむ姿を見せてよ」


9:「私の辞書によれば、"I love you"は"地獄へ堕ちろ"と訳すんだ」


10:「誰か教えて欲しい。私は救われますか。助かりますか。誰でもいい、どうか教えて欲しい。私は幸せになれますか」


11:「幼い頃大好きだった甘いお菓子が食べられなくなった。最近、私はコーヒーばかり飲んでいる。あの日、苦い味に逃げ込んでから帰れなくなっているんだ」


12:「お前の幸せに対する、このドス黒い感情はなんだろうな。決して表に出してはいけないのは分かってるけど、無かったことにするのもきっとマズいんだろう。消したい。消えない。目を逸らせない。でも我慢しなきゃいけない……。ああ、もう、こんなの、どっか行っちゃえ。お前なんか大嫌いだ」


13:「あなたが幸せの味を知れば知るほど、私は絶望の味を知ることになる。それでも良いよ。あなたがの幸せが私の幸せだから……なんてね。私はそんな優しい人間じゃないんだよ。お前の笑顔なんかもう見たくない。消えてしまえ」


14:「ほら、英雄の登場だ。この街の平和を守るついでに地球の危機をも救ったという、非常に頼もしい正義の味方だぞ。……おお、すごいな。あれだけの偉業を成し遂げたというのに、とても謙虚な姿勢でお辞儀なんかしてるぞ。やっぱり英雄っていうのは、凡人とは格が違うんだな」


15:「"愛している"なんて、何故あなたはそんなことを簡単に言えるんでしょうね。"愛"っていうのは呪いにも憎しみにもなれるんだよ。危険な感情なんだ。だから、軽率に口にしない方がいい」


16:「もう嫌だよ。やめて。そんな分かりきった答えなんて聞きたくない。……ごめん、もう一人にさせてよ。二度とその顔を見せないで。……じゃ、バイバイ」


17:「それでも、僕は最後まで嘘をつこうと思います。僕の場合、偽ることが一番正しい選択だと思うから。その方が無難でしょう。それで良いんです」


18:「幻想だって、良いものばかりとは限らない。重苦しい憂鬱だってタチの悪い幻想なんだ。なかなか抜け出せなくて、浸れば浸るほど精神をすり減らしてしまう。そういう幻想だってあるんだよ」


19:「最初はただの好奇心だった。あと、見たくない現実から目を逸らすための手段だったのかもしれないね。まあ、そんなわけで私は何も考えずにそれについて調べ始めたんだ。最終的にこんな大事件に発展するとは知らずにね」


20:「君の人生という名の舞台に立つことを、僕は許されなかった。せいぜい観客の振りをすることしかできない。それを受け入れるしかないのなら、君は僕の世界にいなかったということにしようか」


21:「俺はもう、"サービス終了"っていう言葉を見たくねえんだ……。だからこの賭け……いや、戦いには意味がある。さて、準備は整った。……よっしゃ行くぞおお!」


22:「前世の記憶を取り戻した俺は、この世界にアイドルという概念を作り出すことにした。何故なら、前世の俺はアイドルオタクだったからだ。そして数ヶ月後、俺に運命の出会いが訪れた」


23:「他のカラス達が眠りについた頃、その白いカラスはひっそりと夢を見るのです。"ああ、遠くに行ければいいのに。みんなが知らない場所で、僕は黒色でも白色でもないカラスとして生きたいんだ"」


24:「生まれ変わっても、また会おうっていう約束はしたけど……。まさか勇者と魔王という形で再会するとはね。で、君はどうするつもり? まあ、君は真面目だから、ちゃんと自分の役目を果たすつもりなんだろう。……いいよ。それなら、この世界でも約束をしようじゃないか。もう一度生まれ変わっても、また会おう」


25:「私は、君に会えて良かったんだろうか。出会わない方が良かったのかな。君のことを知らない人生なんて想像できないけれど、君との関わりなんて無くても良かったとも思うし。もう分からないや。でも、きっと、答えなんて必要ない。そうだよね」


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