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転生3回のクズ 魔法学院に入学する  作者: あかさたな
帝国の介入と神々の遊戯
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真実

ヘルメスの襲撃からあれよあれよと2日が過ぎた。

「今更言うのもあれだけどあの現象はジョージの魔法の代償よ。」

「現象?代償?」

「見たでしょう。ジョージが飲み込まれる瞬間。」

「ええまあ。」

あのとき競技場で戦っていたのは紛れもなくジョージである。一瞬で現れて皇帝を助けヘルメスを打倒した英雄の姿がそこにはあった。そして語るのは数少ないジョージの本当の姿を知るリンシアである。聞き手は集まったウォルフェリオの同級生である。

「じゃあジョージの魔法はあんな規格外なものなのですか?」

「ええ。ただ強力だからこそあの現象が起こるのよ」

「どういうことですか?」

「どんな力も代償はあるということよ。みんなが使う6属性は自然現象に即したものであるゆえに代償はない。その代わり各々の才能に左右されやすい。一方で当てはまらない無属性の魔法の使い手は例外なく強力よ。誰もが歴史に名を残す魔法を使えるわ。それは世界から見ればバランスが取れていないのよ。それ故に罰という形で世界はバランスを取ろうとするのよ。」

この真実を聞いて誰一人として魔法の本当の姿を知らなかった者たちはただつばを飲み込みあの瞬間を思い起こすのだった。

「それにまあジョージはこれからどれくらいかはわからないけど2.3年はこっちには帰ってこないからみんなで頑張ってこれからどうするのかそれぞれが道を決めて行動をすることね。」

「先生はなんでそのことを?」

「私はね。ちょっと長生きだからよ。じゃあこれくらいね。」

そう言うとリンシアは治療室を出ていくのだった。


「はあ。」

「どうしたんだよリンドバーグ?」

「いやなんか本当にジョージは遠い場所にいたんだなって思ってさ。」

「まああれを見せられりゃーな。」

「同級生として俺は力を持ってるつもりだったんだけどなー。」

「そうだな。まあでもワクワクしねーか?」

「なんで?」

「だってまだまだ強くなれるってことだろ?」

「でも俺らは無属性じゃねーぞ。」

「だからよ。ライザ先生に聞きゃーいいじゃねーか。俺らと同じ系統の先生なら何かアドバイスをくれるんじゃねーか?」

「そうだな。聞いてみるか。」

リンドバーグとアハメドはアマミの治療魔法で回復しておりライザのところに聞きに行こうと治療院を歩き回っていた。


「ならもう完治して外で戦争してるよ。」

「え?戦争?」 

「ああ。なんでも神が攻めてきたとか。」

「え?」

急いで二人は外に出てみる。しかし、晴れているだけで平和そのものである。

「どこも変わった様子はないよな?」

「ああ。」

治療院の周りを見てみてもどこもなんともなっていない。


「どういうことだ?」

「さあ。」

「あんたたちこんなところにいたの?」

「アリシア戦争中らしいな。」

アリシアは厳しい顔をしてそれを聞いていた。

「ええ。そうよ。」

「なにかあるのか?」

「うん。ふたりともよく聞いてね。あんたたちが寝てる間に起きたことを。」

ヘルメスが死んだあとそれに激昂した神たちが世界の端から攻めてきた。そして猛烈な勢いで世界は飲み込まれ神々が支配する領域が4つ出来上がり人間の国々はすべて滅んだという知らせだった。

「でもこれは?」

「それはね。悪魔たちが守ってくれてるのよ。」

「悪魔?あの伝説の?」

「ええ。悪魔だけじゃ神と同じようには対抗はできないけど狭い場所でなら人間の魔術師と協力してなんとか撃退したのよ。」

「そんなことが。」

「今も結界の外を守ってくれてるわよ。」

なんとも無力さを感じる知らせであった。

「俺たちはなんとかできないのか?」

「今の私達じゃ無理よ。とかリンシア先生が悪魔と協力してようやく耐えれるっていう感じだから。」

「クソ!」

ただ虚しさに打ちひしがられるリンドバーグだった。


「よし。会議にかかろうか。」

「そうだな。」

「戦況はどうだ?」

「人類の敗北です。」

「だろうな。圧倒的すぎる。そして全く迎撃ができていない。」

「ああ。おかげで地図が書き換わってしまった。」

「この責任どうつける?」

「まあそうだな。様子見だな。あとは今の所ですが連盟の数多くの自然環境が残るところは他と比べて被害が少ないことが確認された。大体のところを地図で確認してください。」

「うん?これは。」

「ええ。被害が少ないところはすべて亜人が住むところです。」

「面白いな。これは。さすがだな情報屋。」

「なので亜人と協力できればと思い派遣団を送り交渉しようとしましたが追い返されました。」

「だろうな。今までの差別がひどすぎるからな。」

「じゃあ打つ手なしか。」

「今のところはここのように悪魔族と協力して守れたところだけだな。」

「どうするんだ?これでは今がないじゃないか。」

「焦るな。」

「そうだ。焦っては意味がない。なんとか考えることが大事だ。」

「まああれだよ。こんな結果にはなってしまったがヘルメスを倒さないとあの場でより多くの魔術師は死んでいたしヘルメスがあの場で生き残っていたらその後何をするかわからなかったからあの場ではあれしかなかった。そしてその後はどうするかだよ。これから神の領域が4つできた。人類の復興を目指すにはまずこの領域を進んで神をそれぞれ倒す。これが方針じゃない?」

「そうだな。少し焦っていたよ。」

「じゃあ作戦を。」

「いやそれは無理だよ。今の状態ならたどり着きもしない。」

「な!そんなに戦力差が。」

「ああ。」

「なぜわかる?」

「今更それは意味のない質問だと思うが?」

「そうだな。戦力にはならんが情報の速さは一流だからな。」

「皮肉か。まあそのとおりだからな。」

「じゃあとりあえずは魔術師の育成か?」

「ああ。あとは亜人との同盟だな。」

「それはとりあえずこのひとを行かせてみようかと。」

「うん?」

会議の場に入ってきたのヨーゼフだった。

「あなたが行くのか?」

「うん。亜人とはある程度交流をしてきた私達なら亜人のところまで行くだけの力もある。いいだろう?」

「裏がありそうだからこの時勢戦力を割く訳にもいかないからな。が行くのであれば是非はない。ぜひ頼もう。」

「これで方針は決まった。」

「動こう。」


大図書館セフィロト

「ああ。疲れたー。」

「スペンサー2号はこれで用済みだな。」

「ああ。だいぶ長い間使って愛着はあったんだかなー。」 

「はあー。」

「まあ神と人間の勢力争いと魔人の数もいい感じになってるから今は静観と行こう。」

「だな。」





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