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転生3回のクズ 魔法学院に入学する  作者: あかさたな
帝国の介入と神々の遊戯
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冒険?

「おーい。出してくれー。」

「私も出して〜。なんかーだるいー。」

門番が言ったとおりジョージたちは3日間そこから出てこれなこぅた。そして、現在ジョージはなぜか立てないくらい消耗していた。

「水ー。」

「誰かー。助けてー。」

「・・・。ヨーゼフさんこれは?」

スザクはなぜか落ち着いているヨーゼフに聞いたらなにかわかるかと思い聞いて見た。すると、

「こりゃーねーうちの魔術師の特徴だからね。家は魔術が特殊なやつばかりでなおかつ強力なもんだから体を動かすにも自然と魔力に依存しちゃうんだよ。だからこうやって魔術を無力化されるか妨害されたら弱体化しちゃうんだよねー。」

「はー。じゃあヨーゼフさんは?」

「俺はまあこの中じゃ控えめだから。そういえばスザクくんの虎は?」

「ああ白滝なら、この近くで息を潜めながら獲物をとってます。」

絆を通じて入ってくる情報では白滝はかなり獲物を食べたようである。今は昼寝中だ。


「どうだ?この3日間自白する気になったか?」

「何度も言っているが俺たちは賊ではない。」

「まだボロを出さないか。とんだ精神力だ。」

「まあいい。とりあえずそのまま牢獄をでろ。」

そう言われてジョージたちは牢を出る。


「お前たちにはこの牢獄の奥の地下にあるダンジョンを攻略してもらう。おらこい。」

「え?今から?」

「口答えはするな。」

「ちょっとだけ準備を。」

「うるさい。いいから来い。」

そう言われてそのまま扉の前に来たジョージたちは縄を解かれて押し込まれた。


「うわー。すげー幻想的。」

「なんかすてきね。」

「ミリアはこういう宝石全部壊すからだめだよね。」

「うるさいわね。全部指にはめてるの忘れて魔法使うだけじゃない。」

「姉さんの魔法は大抵のもの壊すからだめだと思うよ。」

「う、うるさい。あんたドSなのね。そうなんでしょ?そうやって姉さんをいじめて楽しいの?」

「いや、事実を言ってるだけです。」

「ねえ父さん?」

「父さんにとってはお前が宝石そのものだ。」

「うーん!」

「は!」

「笑うな。」


「ねえ。この空間やっぱりおかしくない?」

「そうだね。少しダルい。」

「ということはここも魔法を使えなくする系?」

「そうだね。少し魔法は使えるけど遠距離には撃てないや。」

この世界には人の手によって作られるダンジョンと自然発生するダンジョンの2種類に分かれる。ちなみにジョージたちがいるダンジョンは自然発生したものである。そしてこのダンジョンは冒険するものの魔法を妨害するのである。


「なんかジメジメするわ。ちょっとジョージおぶって。」

「やだよ。俺も今は体が動かしにくいんだから。」

「じゃあ俺の背中に。」

「スザクくん、いいんだよ。ミリアは少し体を動かしたほうがいいんだよ。」

「ええええ。お父さん、この先何キロあるかわかんないんだよ。ねえいいでしょ。」

「ダメだ。お前はきれいだが甘えさせたくはない。」

「チェッ。」

そんなことを言いながら歩いていく。500メートルくらい歩いたところで左と右に分かれる道に出た。

「ねえ。俺こっちだと思う。」

「私はこっちー。」

二人は反対方向を指差していた。

「お前たちもうちょっと慎重に選べよ。」

「じゃあお父さんはどっちなのよ?」

「私はミリアの方だな。」

「なんか信用できそうにないわね。」

「スザクくんは?」

「私もミリアさんの方ですね。」

「じゃあ決まりだな。行ってみよう。」

そう言って歩いていく。


1時間後

「あああ。おい石があと30センチまで来てる!」

「ちょっとジョージなんとかしてええええ。」

「姉さんがぶった切ってよ。」

「そういえばスザクくんは?」

「もうだいぶ前にいなくなってるよ。今はそんなこと言ってる場合じゃないだろ?」

「潰れる!潰れる?」

「聞くな!」

「あ隙間が。」 

「よし飛び込め!」

3人は大きな岩からなんとか逃れられた。


「はあ。はあ。だいぶ疲れた。もう無理。」

「そうだね」

「そういえばスザク先輩は?」

「あの人ならたぶん途中から違う道を行ったような気が。」

「えええええ。そっちが正解なんじゃ?」

「それはまだわからん。あ、そこ。」

「え?」

ジョージは床に抜けた穴に落ちていった。


「なあ。白滝。ほんとにこの中にすさまじい生き物が?」

「ああ。わしの勘ではこの先にわしと同等かそれ以上の生物がおる。」

そういって一人と一匹は走っていく。彼らが走る廊下はクリスタルが散りばめられており幻想的な雰囲気のなかにもダンジョンとして危険な香りを漂わせる場所であった。


そうしてスザクと白滝は走りぬき広い場所に出た。

「ここがそうなの?」

「うむ。」

あたりを見渡すと特に特別なものは見当たらなかった。つけくわえていうなら何かの水晶が転がっていた。

「もしかして、あれ?」

「わからぬ。この空間に入った時点で気配は分からなくなっている。」

「まじか。」

とくにほかになかったのでスザクは無造作に転がった水晶に近づきそれを持つ。スザクはもしかしたらこの後になにか煙が出てかっこよく何かが登場するのかと思ったが特にそんなこともなかった。

「これじゃないのかあ。」

そういって投げようとしたその時、

「おい。まて投げるな。今の強度なら簡単に割れるから。」

「え?」

周りには何もいない。ということは

「もしかしてこの水晶?」

「そうじゃ。いやー久しぶりに人間が来たの。」

「なんでこの水晶に?」

「うん?だって暇なんだモーン。」

「水晶に化けたのは?」

「あれに化けるのが楽しかった。」

「そもそもあなたは誰?」

「え?知らないのに来たの?」

「ええ。説明されなかったので。」

「なるほどな。罪人か。なら都合がいい。」

「都合ですか?」

「ああここはな。ワシと契約できる魔術師を探すダンジョンであるんだよ。」

「あなたと?」

「ああ。わしは、九太郎。九尾の狐じゃ。」


「オオ。こんなに宝箱が。」

「やっぱりオヤジの勘って当たるんだな。」

「だろー。」

「この宝石めちゃくちゃ高そうじゃない?」

「漁れ漁れ。」

「じゃんじゃん詰めろ。ありったけ持って帰るぞ」

アーノルド家は強欲だった。

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