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転生3回のクズ 魔法学院に入学する  作者: あかさたな
帝国の介入と神々の遊戯
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亜人

「とりあえず降りてきてください。」 

「わかった。」

きれいに亀の甲羅から出てくる先輩。


「これはまさかと思いますが、」

「ああ俺の魔法だ。」

「なるほどー。なんで亀に?」

「夜になってどこか泊まるとこが欲しかったから。」

「もしや中身は食べたんですか?」

「いや甲羅だけだ。いくらなんでもそこまで鬼畜ではない。」

スザクは、森の中で身を守りこの夜を過ごしていたということだった。


「なら先輩も一緒に行動しましょうよ。」

「いいのか?」

「はい。家族しかいませんし先輩ももう家族みたいなもんですから。」

「おおう。」


森を出て寝ていたところに向かうと

「何だ起きたのか?」

「そうね。なにか騒がしかったんだけど知らない?」

「それは、」

そう言って、ジョージはスザクを連れてきた。

「あら。いたの?」

「はい。自分もここに飛ばされまして。」

「そうなの。まあこんなに近くにいたのは良かったわね。」

「もうちょっと時間が立ってたらわからなかったんで。」

「そうか。君がミリアがスカウトしてきた子か。」

「ええ。そうよ。なかなか強いわよ。」

「ほう。頼りになりそうだなあ。期待しているよ。」

「はい。精一杯頑張ります。」

「うん。ところでさ。」

「はい?」

「ここがどことか知らない?」


ジャージたちはしばらく話したが結局この場所に関する情報は誰も持っていなかった。

「うーん。どうしよう。」

「ちょっといいですか?もしよかったら僕の仲間たちにちょっと探ってきてもらってもいいですか?」

「ほう。君の仲間か。」


「召喚。白滝」

そう唱えると、虎が出てきた。

「なあ。主や。」

「久しぶり。なんだい?」

「その名前いい加減変えてくれんかの。」

「なんで?いい名前じゃない?」

「いやなんか冬の季節を連想するから。」

「まぁまぁそれよりここがどこかちょっと調べてくれない?」

「それくらいはお安いご用だ。じゃあちょっくら行ってくる。」



「なんともノリのいい虎だね。」

「白滝とは仲がいいですから。」

「へえー。でもさ、あの虎どう見ても伝説級以上だよね?」

「え?」

「ポチと一緒か。」

「そのポチはわかんないけど白滝はまあそこらの魔獣よりは強いですよ。」

「はあー。流石に学院の生徒会に入っていただけはあるみたいね。」


「さて、順調?」

「ええ。やはり家は優秀なようで軍団もすぐに準備できました。」

「うふふ。お父様もこれは予想外だと思うわ。」

「流石だね。ま君も騎士団の参謀と呼ばれるくらいだからね。」

「手始めに近隣の都市に攻めましょ。」

「そうだね。その後は王都だね?」

「ああ王都ですわね。おほほほほ。じゃあお願いよあなた。」

「ああじゃあ行ってくる。」

ハルメール家の次期当主は出ていった。


「いいんですか?言わなくて?」

「シュザかしら。あの人はあれでいいのよ。はあー。どこまでもあんな感じだから。」

「でしょうな。王都の宮廷魔術師団の長にはまず勝てないことくらい普通ならわかりますでしょうに。」

「お母様が来る前に王国から有利な条件を引き出すのよ。」

家の乗っ取り計画は第2段階に入った。


「共和国の隣にあるケムーナ自然同盟の最北端ですね。ここは。」

「ええ!マジカ。とんでもないとこに飛ばされたな。」

「それってやばいの?親父。」

「やばいも何もなあ。ミリア?」

「ええ。まあこの大陸の人が治める国って結構東側から中央までに集中してるでしょ?」

「うん。まあね。」

「あとの西の陸地はその自然同盟の領地よ。」

「ええ?」

「まあ同盟ってあるくらいだから何カ国かあるけどどの国も人以外の種族が治める国々よ。」

「なるほど。大体察した。つまり人と相容れない種族が治めているということだな?」

「そう。」

うわー。亜人族かー懐かしいなー。


「し!なにかに囲まれてる。」

「何?」

「敵か?」

「誰だ?」

そうジョージが言うと


「そちらこそ誰だ?ここに人間がいていいはずがない。それにお前らは俗物だ。自分たちのためなら他の人たちがどうなろうがどうでもいいのだろう?」

そう言いながら出てきたのは狐の特徴を持った狐人の集団だった。刀を構えて近づいてくる。ジョージはどうしうか迷っていた。倒してしまうのは容易い。魔法を発動すればすぐである。しかし、この亜人たちは人間に訳有のようで倒してしまうのは逆効果にも感じれた。


「俺たちに敵意はない。武器をおろしてほしい。」

「そんな言葉を信じると思うか?お前らこそ両手を上げるんだな!」


「ちょっとお父さんどうするの?」

「ここは穏便に言うことに従おう。」

ミリアとヨーゼフはひそひそと話している。

「こらそこで何を話している!いいから地面に寝そべろ。」

「わかった。従おう。」

そう言うと、ジョージたちはそのヨーゼフに従うように降伏の意思を示した。


ヨーゼフたちは縄で縛られそのまま村に連れて行かれた。そして、現在牢獄で過ごしている。

「これからどうするんだよ?このままだと王国の家が乗っ取られてやばいことになるんじゃないか?」

「そうだな。でもあそこはこうするしかなかったと思うんだがどうだ?」

「そうですね。それよりもこの縄なんとかできないですか?」

「なかなかきつい縛り方だな。」

「ねえ。この縄私の魔法でも解けないんだけど?」

姉さんの魔法でもとなると何らかの方法で魔法を無効化しているとしか思えないな。でもこれほんとに何もできないな。俺もみんなにバレないように時間を戻そうとしたけど何もできなかったし。


「人間共、これを食べておけ。」

檻番が持ってきてのはおかゆだった。

「すいませーん。この縄が解けないと食べられないんだけど?」

「ふん。自分のためなら知恵が回るんだろ?それくらいなんとかしろよ。」

「うっわー。感じ悪。」

「やめとけ。ミリア。」

「でも、これなんとかしないと?」

「とりあえずジョージ。それをもってこい。足を使ってもいい。」

「わかった。」

お盆をなんとか寄せてみんなでお粥を吸うようにして食べた。ジョージたちは、とりあえず休むことにしたが、ジョージは牢獄をキョロキョロ見渡していた。

「どうしたの?」

「うん?いや、この牢獄なんかすごいなって思って。」

確かにジョージたちが入れられている牢獄はクリスタルの結晶のようなものがそこかしこに生えており一種のダンジョンのような造りになっていた。


「お前たちは、首長会議までここに閉じ込めておく。」

「どれくらいなんですか?」

「まあ大体3日間くらいじゃないか。」

「これにはしっかり答えるのね。」

「あん?」

「ちょっと姉さん。」

「おい。罪人に肩入れするな。」

双方がそれぞれなだめられて一触即発の雰囲気はなんとか霧散した。


「どうじゃ?ムキラ?」

「うーん。どうもあの人間たちは違うような気もするがの。」

「そんなことはどうでもいい。人間は即時抹殺じゃ。」

「そうだ。一族の子供や女達がやられておるのにあいつらをいかせておけるわけがないじゃろ。」

「そうだ。人間には報いを。」

狐人たちの会議はなぜかギスギスした雰囲気の中で意見がいろいろと飛び交っている。

「まあみな気持ちはわかるが少し落ち着け。」

「長老。あなたは落ち着いていますが悔しくないんですか?」

「それはないわけ無いじゃろ。じゃが、ここで感情任せに動いても良いことは無いじゃろとワシは思う。」

「じゃあどうする?」

「あのお方に試してもらうんじゃよ。」










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