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転生3回のクズ 魔法学院に入学する  作者: あかさたな
帝国の介入と神々の遊戯
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夢破れて山河あり

ああ、何でこうなったの?私は、ただ共和国のために首相になりたかっただけなのに。ただ、その手段が野党の立場では見つからず、悩んでいたときに声をかけてきたのがあの男だった。

「スズムラ先生。何をそんなにお悩みで?」

「うん?ああ、塾長。」

声をかけてきたのは、政治塾の塾長で確かに有名な政治家ではあった。それに、党内でも勢力がでかかったからその塾に参加して相談してみた。

「私にいいアイデアがあります。」

「本当ですか?」

「はい。ちょっと今夜付き合ってくださいませんか?」

「分かりました。喜んで。」

そう言って、その夜行ってみると、怪しい魔術師がいた。

「先生、これは?」

そう訪ねると、あなたの目的には必要な治療であると言うことだったが具体的にはなにとは言わず怪しさだけが目立った。しかし、それも必要なものと考えその魔術師による施術を受けること1ヶ月、なぜかは知らないが議員や首相に至るまでみんなが私の思うように動くようになっていた。それに私は、あの先生のおかげであると考えすごく感謝をしたのだった。そして、先生から最後の治療をすると言われ眠った。すると、なぜか若返ったように起きたときにはなっていた。その後、物事がうまく進みとうとう首相にまで上り詰めついに共和国のために働くことができるとそう考えていたのに。


目の前の光景は、共和国の人たちが議員と同じような目で、暴れている。私が、声を張り上げるたびに人々が狂い暴れるように議会へと向かう。何よこれ。

「やあ、スズムラ議員。いや、今は首相かな。」

「塾長。」

見ると、私に施術をした魔術師と塾長が立っていた。

「これはなんなんですか。」

「いやね。これは、実験だよ。それに君にとっても望みが叶えられたじゃないか。」

「こんなの私は共和国の人々を狂わしてまで国のためになんて思ってないんですよ。」

「うるさいなー。いいじゃないか。君は首相、僕たちの実験は成功。こうして、国は大混乱。まあ、敵は、いっぱい居るみたいだから。そろそろ、僕たちは、失礼しちゃうけどね。おい、最後の仕上げを。」

「御意に。」

すると、魔術師が私に向けて、魔法をかけた。すると、私の中にいる何かが私を埋め尽くしていく。ああああ。なんで、こんなことに。


「そんな!」

「ふー。」

「そんなはず、再生能力を高めたやつなら❗」

そう言って、違う細菌をシルキーへと向かわせる。しかし、どれも届く前に塵へと返っていった。

「なんなの?あなたは?」

「私は、シルキー。ちょっとかわいいお姉さんよ。」

「そういうことじゃないの。」

世界連合の裏の実行部隊。その3番手にして、魔人討伐において5体という記録を持つ彼女は、その出で立ちと反比例するかのように凶悪な魔法を扱う。魔法の名は、虚無魔法。あらゆるものを無へと還すその特性は、銃弾や刃物と言った物理的なものはもちろん魔法すらもことごとく消滅させる。そのためか、魔人との対戦において彼女はプロといっても過言ではない。


「じゃあ、消えてもらうわね。」

「ちょっと待って、取引しましょ。」

「取引?」

「私は、ここから立ち去るだからあなたはこの私を撃退したと言う名誉を得るそれでどう?」

「それって私にはなんのメリットもないじゃないですか?」

「お嬢さん、その魔人は私がやってもいいかな?」

「うん?スペンサーさん、気絶してたんじゃ?」

「ちょっと、まあ苦痛ではあったけど何とか立ち直れたよ。」

「そんな!あなたにも通用しないなんて彼女ほど特殊じゃなさそうなのに。」

「もういいかな?」


「不動明王」


スペンサーが唱え出てきたのは、見るものを昇天させそうな神々しい像が立っていた。その光、何物をもその魂の在り方を見定める光となって世界を照らす。

「シルキー君。性悪説って分かる?」

「はい。人間は生まれながらに悪の性質を備えているとか。それゆえに人を法律によって秩序付けることが必要とかなんとか。」

「そうだね。もちろん、僕はそういう面が人にあることは否定しないよ。少なくともあると思うからね。」

「はい。」

「でもね。結局、人の魂の在り方って人が目指す理想のなかにあるんじゃないかなって思うんだよ。」

「はあ。」

「理想はだれにもけがされない唯一のその人だけの在り方だからね。現実で悪行を働いてしまったとしても結果がそうなったとしてもそこに至るための理想や目標それはその人の在り方だ。わたしの魔法はそこを見る。」

「だからなんですか。あなたのその魔法が人の精神に干渉するのは。」

「僕がそう望んだからかもね。」


魔人を見ると、苦しんでいた。

「あああああ。なんだこの光は。あああああ。」

「それは、君の中に魂が混ざっているからさ。」

「魂だと、人間はそれだから軟弱なんだ。現実を見ろ。お前らはそんな立派なことを言っても結局魔人を討伐する。殺す。500年前からずっとそうだ。私が今さらなにを人間にしようがお前らに裁かれるのは屈辱だ。ああああああ、私を止めてお願い。こんなことをしてまで私は生きていたくない。お願い。殺して。」

「うむ。立派だ。結果はこうなってしまったが私は保障しよう。あなたの目指したものは立派なものだったよ。」

「・・・。」

その瞬間、魔人は笑ったように見えた。

「審判は下る。」


「魂の昇天」


その瞬間、世界を光が包み込んだ。


刑務所

「うん?もう朝かしら。」

「スズムラ囚人。」

「はい。」

「君の刑期は、2年だったか。」

「そうであります。刑務官殿。」

「よく頑張ったな。君は、この刑務所で一番の模範囚だ。正直、入ってきたときは国家転覆犯と聞いていたから凶悪犯だと思っていたがその後の大統領の手紙でだいたいの事情は把握していたんだ。」

「ありがとうございます。そうだったんですか。」

「ああ。正直私は、君の生活態度とその事情から君を犯罪者にするのは反対なんだが。」

「いえ。私は一時とはいえ共和国のを混乱に陥れました。この程度の刑期ですんだことのほうが驚きです。」

「・・・。そうか。君は、欲がなさすぎだ。では、今日で刑期が明ける。ご苦労だった。」

「ありがとうございます。いままでお世話になりました。」

「うむ。あと、これはもし君がこれからも世界のために共和国とはいかないが働きたいというのであればここに示されている場所に行ってみるといい。」

「これは?」

「ではな。元気で。」

「はい。ありがとうございました。」

手に握られていたのは、世界連合の共和国代表付き秘書のポストを用意するという覚書だった。


アルドサイド

「ぐうぉーーーー。いい加減行かせてくれーーー。」

「漏らすなら漏らせーーー。俺たちはそのカードを引かない限りどかないぞ。」

「うおおおおお。きた。第三波だーー。」

アハメドはトランプでの罰ゲームとこのあと我慢し続けたときの自分の悲惨さを天秤に急いでかけ嗜好を繰り返す。

「こうなったら、いいぜ。勝負しよう。取れーーー。」

「ふ。やっとか。じゃあこれで終わらせよう。そりや。」

リンドバーグがカードを取ってこの勝負は、幕を閉じた。

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