帰り
戦争の妨害を終えて、部隊はメンバーが合流していた。
「なんですか。そのこの世にいないような生物とムキムキの女の人は」
「うんとね。この子は、黒って言って大好きな のペットなのよ。」
「へえ。そんなキャラだったとは意外ですね。」
「な。違うぞ。これは、おれの魔法だ。」
「で、この子はツッキーよ。」
「え!めちゃくちゃ北〇の拳に出てきそう。」
「まーそれはともかく、俺の魔法はこいつそのものだ。」
「はー。」
「つまり何でも食べてしまう自我を持つ生き物が俺の魔法だ。」
「食べる?何でもって金属でも何でもっていうことですか?」
「まあな。」
「すごいですね。」
「やっぱりそうだよな。俺の魔法は最強だ。」
「で、ツクヨミさんは、これも魔法ですか?」
「、、、まあね。」
「ツッキーがしゃべった。」
「珍しいな。」
「、、、。そう?」
そのままツクヨミは、それ以降しゃべらなくなった。
ツクヨミの魔法は、身体強化という無属性の魔法としてはシンプルなものになる。しかし、強化される部分が勇者ダイヤとは大きく異なり筋肉や臓器が強化され骨までも強化されるのでどこに銃弾が当たっても効かなくなるのである。また、トリガーは、ダイヤの任意強化と異なり致死のダメージを負うことが条件となっている。その代わりに、強化幅がダイヤより大きい。
一行は、本部に向けて飛行船で帰っていた。
「いやーお疲れー。」
「隊長、老けましたね。」
「うーん。講和会議で会ったのが皇帝と翁だったからね。いやー相変わらず翁は、近づくだけでプレッシャーだね、」
「翁?」
「世界連合のとりまとめ役みたいなものだね。」
「それは、すごいですね。」
「君の家も、たぶん翁にはかなわないと思うよ。」
「へえー。そうなんですか。」
「ジョージ君の家ってどうなん?」
「それが、おれもよく分からないんですよね。」
さすがに、転生したからとは言えない。
「彼の家は、アーノルド家だよ。」
「マジですか。あの家の人間を見るのは初めてですよ。」
「そんなにすごいんですね。」
「まあね。それは、そうと兄弟はいるの?」
「いますよ。上に四人います。」
「すごい多いね。にぎやかでうらやましいわ。」
「そういいものでもないですよ。それを言うなら先輩はご家族は?」
「私はね。いないのよ。」
「それは失礼しました。」
「いいのよ。君は、知らなかったんだし。」
飛行船が本部につくと部隊の面々は、降りて、部屋に向かった。
「じゃあ、次の任務について、確認だけしとこうか。」
「え?もうですか?」
「ああ。魔人の討伐だからな。時間ははっきり言ってない。」
「分かりました。」
「早速だが、担当は、シルキー、それからアルドが担当だ。今回は、10英の一人も別行動でこの任務に関わっているからよろしくな。」
「はい。」
「それから、アルドとシルキーはペアで動くがアルドは、今回は近接の担当な。」
「?はい。分かりました。」
「そういうことで、明日から任務に当たってもらうからよろしくな。」
「はい。」
「じゃあ、解散。」
そういって、隊長は、部屋から出ていった。
「どういうことですか?」
「うん。まー明日になれば分かるから。じゃあ私も今日はここで。じゃあ。」
「お疲れー。」
「はー。」
この後、3人で談笑したあと、みんなそれぞれに帰っていった。
賢人会議
「こんな感じでいいのか?」
「ええ、まあおそらく今回の騒動は、今までと大きく性質が違いますので、この布陣がベストであると思います。」
「そうか。では、それはそれでいこう。それよりもだ。やつらは、現れるのか。」
「そこは、未知数ですが予知の使い手から確実であると。」
「なるほどな。なら、策を練るか。」
「我ら、龍人は今回は、協力しましょう。」
「おおありがたい。では、1ヶ月後に向けて準備を。」
「わかった。」
王国
「お父さん、ジョージはどうしてるの?」
「それが、俺にも分からん。」
「え?密偵は?」
「それが、完全に気配がないみたいだし、俺の小飼の密偵も見つかったらしい。」
「え?あの人の魔法が?」
「そうなんだよ。いよいよあいつは、化け物だな。」
「やっと私たちと同じくらいになったのね。へー。」
「でだ。スカウトはどうなった?」
「うーん。今のところ、誰も保留みたい。」
「そうか。なら、そっちはそのまま頑張ってくれ。」
「はーい。また、何か他のことを?」
「まあな。アーノルド家は、1ヶ月後の武闘祭に援助を決定した。」
「ええ?終わったんじゃなかったの?」
「いや。延期になっていたんだよ。
ヨゼフは当主としてやはり有望な魔術師の発掘は必要だと判断した。
「なるほどね。わかったわ。」
「それにあたって、5大貴族を召集する。」
「え?本当なの?」
「うん。」
禁忌の森
その森では、誰も立ち入らない不可侵の場所である。森の奥深くに封印のほこらがある。そのなかには、500年前に猛威を振るったと強者が封印されている。
「ペロペロ。」
「じゃあいいか?封印を解くぞ。」
「私は、いいぺろ。というか、害が及ぶことがないようにだけして欲しいぺろ。」
そう言って、組織の元頭領は、禁忌の森のはずしてはいけないこの世に放ってはならないものを放つ。祠の封印をはずしかつて人類を苦しめた魔人、人類の犠牲の元に封印を果たしたものを解き放った。
ここはどこだ?我は、、、、。思い出す。人間たちの顔を。魔人領域に踏み込んできて魔人たちの多くを蹂躙した忌々しい人間ども。
「あ、すいません。どうもです。」
「うん?誰だ?」
「あなたを解放したものです。」
「そうか。それは、大儀であった。」
「では、私たちに力を貸していただきたい。」
「うん?われがか?」
「はい。」
「うーん。なぜだ?」
「解放した見返りです。」
「あさましい。やはり人間だな。」
「はい?」
その魔人は、そのまま二人を食った。
「さて。この五百年でだいぶ弱体化したな。とりあえず、空腹はしのげたかな。さて、」
「サモン イクリプス シュタインズ・ゲート
魔人が呼び出したのは、いずれも大戦中、世界の戦場で魔人側で人間に甚大な被害を出した魔獣の最高クラスであった。様相は、一方がスライムのような体、もう一体は、扉のような体で宙に浮いていた。
「おまえたち、とりあえずどこでもいい。大陸の端に住めるような場所を確保しろ。うーん。暗黒大陸がいいか。」
そう魔人が指示すると魔獣たちは、扉の魔獣の力で転移した。
「さて、われも消えるとしよう。」
もう一体、魔獣を呼び出すとそのまま魔人は消えた。




