講和
「はー。すごいですね。」
「でしょ。私たちも、すごいんだから。」
「あっという間の制圧ですね。」
「これで、しばらく大人しくなるだろう。」
「このあとは?」
「ああ、それぞれの代表と会議だ。」
「俺たちは?」
「護衛だ。」
「えー。」
「ほら。そんなこと言わない。護衛の仕事が終わったら私の手料理を。」
「私は、、、いらない。」
「何でですか?絶品ですよー。」
「、、、、。」
「もしかして、」
「なに?も、し、か、し、て?」
「いえ。」
「はあー。もういいわよ。とりあえず会議に向けて移動しましょう。ツッキーたちは?」
「先に、会議場にいってるよ。」
「分かりました。」
飛行船で、会議場に向かった。
会議場には、帝国と共和国の首脳陣がいた。
「これは、これは、皇帝陛下。どうもです。」
「うむ。お主は、首相か。久しぶりだな。」
「ええ。1か月ぶりです。」
「えー。それでは、二人とも座ってくれ。」
「これは、翁お久しぶりです。」
「脳筋も元気なようじゃの。」
「がははは。相変わらず手厳しい。その様子ですといつも通りなようで。」
「まあの。」
「それで、連合が出ばってきた理由はなんでしょうか?」
「うん?それはだな。そちらの共和国に出現すると思われる魔人の件についてじゃよ。」
「なんですと?それはほんとうですか?」
「ああ。ほぼ確定じゃな。」
「まだ。予測の段階ですか?」
「まあな。」
「なんとそれは誠か。それなら出張る理由も納得ですな。」
「帝国は被害が出たようで。」
「まあな。だが戦争中だったしわしが片付けた。」
「ほー。」
帝国は共和国との戦争中であったにもかかわらず魔人の騒動を片付けたことからもわかるように力の差が歴然であった。
「それで10英を一人共和国に派遣されたんですね。」
「知っておったか。」
「ええまま。では、連合のご厚意もありますし国民に被害が出る前に片付けるとしましょう。」
「そうだな。今回の戦争そちらからの宣戦布告だが事情が事情だしこれは、貸しとしておこうかの。」
「高くつきそうで。」
「がははは。まー当然だな。」
「ええ。しょうがないですね。」
「でだ。どうするんだ?」
「そうですね。その魔人次第になるとは思うんですがどんな魔人か分かりますか?」
「それはだな。おい。隊長どの。」
「はい。では、ご説明します。」
と言って、ずっとだまっていた部隊の隊長は、情報屋から得ていた情報を話した。
「ふむ。魔法は、精神系か。」
「なるほど。それで、あの人を。」
「そうじゃ。まーどのくらい通用するかはわからんし手が空いとるのがあやつしかおらんかったしの。」
「なるほど。分かりました。では、これでよろしいですか?」
「ああ、一応部隊からも出すから。」
「ふむ。くくく。ジョージか。面白そうだな。」
「ええ。心強い新入りも加わりまして。では、これで。」
そういって、部隊の隊長は談話室から出ていった。
「にしても、よう連合に貸しを作ったな。」
「それは、帝国に対しても変わらないですよ。」
「分かってないな。連合、それも影の実行部隊が動いて事にあたっていることが既に大きな借りになっているんだよ。」
「それはどういう?」
「さてな。ワシにもわからんがあとでどうなるか。」
王国
学院では、きょうも授業を行っていた。内容は、魔道具についてであった。
「では、この火属性の札を使ってみるとどうなるか。」
「はい。魔力を流すだけで火属性が操られるようになるものです。しかし、使える魔法は位階として見たときに最下層か下から二番目の魔法を使えるのがやっとです。」
「その通りだ。よく勉強しているな。このように魔法をつかえる札は、使える魔法が低位のものばかりだ。しかし、30年前までは、魔術師しか使えなかった魔法が一般的な人々にまで使えるようになった。ここまでは、みんなも知っている通りだ。しかし、これには欠点がある。」
このようにして、魔道具の歴史について講義を進めていくのであった。
、
「ちょっと、アルド?」
「なんだ?」
「ちょっとさ、リンドバーグのとこに行かない?」
「Sくらすかいいけど何するんだ?」
「やっぱりさ、戦いには準備と戦力が必要でしょ?」
「まあね。でもええ?」
「じゃあ決まりね。行くわよ。」
そういって、リンネとアルドは、教室を出ていった。
「なあ。アルドが出ていったぞ。」
「何するんだろうな。ていうかリンネさんってアルドと付き合ってんのかな。」
クラス内では、あの決闘以来アルドの動向は注目されるようになっていた。それに伴い、もともと学年内でも美人と評判の高いリンネも併せて噂の的になっていた。
「ふん。今日は課題がいっぱいだな。」
「そうか。まだましなほうじゃないか。」
「ちょっとアルドあなた私より前をあるいてるんじゃない?」
「いや。そんなことはないぞ。ふん。」
「今日は、お仕置きね。」
「やめてください。洗濯物の手洗いは特ににがてだから。」
「今日は、違うわよ。」
「ええ。なんですか。」
「そうね。肩もみを30分とか。」
「それぐらいなら。」
「アハメド。」
「リンドバーグ。それ以上言わないでくれ。」
そんな会話をしていると、リンネとアルドがやって来た。
「リンドバーグ。」
「うん?アルド君じゃないか。」
「ちょっと用事があるんだがいいか?」
「ああ。いいよ、じゃあ場所を変えよう。」
「そうだな。」
そういって、5人は、学院の屋上へ移動するのであった。
理事長室
「また、派手な動きをしたな。連合も。」
「そうだな。余ほど魔人と因縁があるのかもな。」
「魔人だけだといいのかもね。」
「リンシアそれはどういう。」
「うん?いや、妙に魔人が組織だっているのよ。」
「心当たりでも?」
「ええ。まあまだ推測だけどね。」
「確かに魔人は、本能のままに動くと文献でも記されているし今回の動きとは矛盾するな。」
「さすが私の親友だな。そこまでわかるとはな。」
「ええまあね。」
リンシアは、経験済みなのである。本当の世界の管理者と3000年間闘っているから。しかし、それも伝えることはない。そんなことを言ってもだれも信じないから。ただ、これまでにない戦いは、まだ序盤も序盤始まったばかりである。




