特攻隊
「朝から行くなんて聞いてないぞ。」
「そうだったか?」
「そうだよ。任務に行く。しかいってなかったじゃないか?」
「いいんだ。それは。」
「くそ。」
「ジョージくんは、割りと短気なんだな。」
「シルキー姉さんに起こされたんですからね。」
「まーまー、こっちの爆発頭よりはましじゃないか。」
「うるせーな。俺は、天パなだけだ。」
部隊の面々は、4人になってからの初ミッションだがコントみたいに騒がしかった。
「隊長。今日は、どっちですか?」
「うん?今日は、妨害だな。」
「となると、ツッキーとショーンだね。」
「ショーン?」
「ああ。自己紹介してなかったわね。爆発。」
「だから、天パだって。俺の名前は、ショーン、グラシア。まーよろしくな。」
「はい。よろしくお願いします。」
「で、役割って分かれてるんですか?」
「そうなのよね。どっちというと、こういう物理的な作業は、この二人で、魔法的なのが私の役割だったのよね。今までは。」
「へえー。」
「なんだよ?」
「いや、なんか印象通りだなと思いまして。」
「お前も失礼だな。」
「だいたい、そういう態度だからだよ。慣れろショーン。」
「へえーい。」
「素直ですね。」
「そうなのよ。なんかツッキーには、ああいう感じなのよね。」
部隊は、ミッションを遂行するべく飛行船で移動していた。向かう場所は、アリンツベルンの原。共和国と帝国が戦争状態に陥って以来、砲火がやまないところである。
「おー。やってますね。」
「おれがこの戦争を終わらせてやる。」
「こら。二人とも。遊びじゃないんだから。」
「あのー俺たちは、何をしてれば?」
「私たちは、見学。」
「見学?」
「まー見てなよ。だてに世界連合の実行部隊じゃないから。」
飛んでいる飛行船から二人は、スカイダイブした。そのまま、二人は戦場の真ん中に突っ込んでいく。
「落ちてるね。」
「気持ちいいー。」
「あんたは、勝手にやってなよ。」
「そっちこそ、邪魔すんなよ。」
二人は、戦場の真っ只中に落ちていった。
兵士たちは、大きな土煙にビビっていた。何が出てくるのかもしくは、新兵器かなにかだと感じていた。そして、実際に出てきたのは、大きな口だった。それは、地面を食べていた。
「あたたたた。このダイブは、初めてだ。」
そう話すのは、ジョージにかっこつけるように言っていたショーン、グラシア。
「なんだこいつら?」
「おい。おかしいだろ。戦車だ。戦車。」
兵士たちが撤退していき部隊に向かって戦車は砲弾を撃つ。砲弾は、時速300キロでツクヨミやショーンのいる辺りに着弾して、砂煙をあげた。
「やったか?」
「これは、帝国の技術の結晶だ。殺れねーはずがねー。」
「ザマーミロ。」
「これで、」
兵士たちは、さすがに死んだと安心していた。
しかし、
「な?」
そこにいたのは、無傷の二人とぐちゃぐちゃに噛み砕かれた砲弾だった。
「はい。」
「おら。今度はこっちから行くぜ。」
「こら。こっちから攻撃することはダメじゃん。」
「おう。」
ほどなくして、帝国軍が引き上げていた。
「なんだ?我々の勝利か?」
「帝国軍が撤退していくぞ。」
「ついに!」
共和国陣営は、勝利に換気しそうになっていた。そこに、
「いや、違うね。我々が止めに来た。」
ショーンがいう。
「何者だ?」
一人の兵士が銃を構えるが、その前に先手をとったショーンが獣に銃を取り上げさせた。
「く!こいつ!」
兵士たちが、一斉に銃を構えるがその前に銃口がねじ曲げられていた。
「これで、使えないね。使ったら暴発しちゃうよ。」
「この!」
「はい。終わり。」
あっさり、飛びかかってきた兵士を返り討ちにしてツクヨミは、指揮官のところに案内するように促す。
「お前たちは、何者だ!部下を離せ!」
「まーまー落ち着いて。我々は、世界連合の部隊の者です。」
「なに?!」
「この戦争を協定に基づいて止めに来た。帝国が撤退したのも我々が原因だ。共和国もやめてもらおう。」
「黙れ!もう兵士たちが大分死んでいったんだ。ここで引けばやつらに申し訳が立たない。」
「そうやっていう人ほど余計に人を死なせるのよね。」
「なに?!」
「まーいいわ。お休み。」
ツクヨミは、指揮官を気絶させて共和国陣営の命令系統を麻痺させた。
戦争は、部隊の妨害により、休戦することとなった。




