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転生3回のクズ 魔法学院に入学する  作者: あかさたな
帝国の介入と神々の遊戯
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夜は更ける

ジョージは、何でも屋を奴隷として、捕縛した後、魔人の行方について聞いた。しかし、何でも屋は、把握していなかったようで奴隷として、命令しても、返答は変わらなかった。とりあえず、ジョージは、ライザへの伝言を何でも屋に託した。内容は、共和国で実際に今ジョージが追跡していること、共和国に甚大な被害が出るかもしれないことであった。


何でも屋が王国に向かって去った後、ジョージは、魔人の魔力の跡を追跡し共和国の街中に消えるのであった。


「ちょっとあの人、10英のひとりじゃない?」

「ほんとだ。すごいサングラスじゃない?」

「そんな今日は、晴れてないわよね?」

「ばか。知らないの?あの人は、室内でもサングラスは外さないのよ。」

「さすがね。そこまで徹底してるなんて。」


人々から、噂されるこの男は、ウィリアム、スペンサー。瞬殺の異名を持つ10英の一人である。


「あー、眩しいな。」

「お客様、室内ではサングラスをとっていただいてもよろしいでしょうか?」

「え?眩しくないの?」

「は?」

「俺は、スペンサーだぞ。」

「スペンサー?」

「そうだぞ。そして、これは、俺の相棒であるサングラスのミミだ。」

「はー。」

対応した店員は、バイトであったためにとるべき対応がよくわかっていなかったが、

「失礼します。お客様。」

「あんたは?」

「店長のヒルマともうします。この店員は、バイトでしてあまり知らないものでして。」

「なるほどな。俺は10英のなかじゃ寛容だからな。許す。」

「有難うございます。この者には、あとで注意しておきます。」

「うむ。では、店長いつもの頼むぞ。」

「分かりました。いま、シェフたちに作らせております。」

「うむ。よきかな。」


10分後

「こちらイカ墨パスタでございます。」

「うむ。ではいただこう。」


こうして、スペンサーは食事を進めていく。すると、


「おら。ふざけんなよ。人の女と食事なんかしやがって」

「うるせ。こいつは俺の女なんだよ。」

「うんだとこら。」

男同士が喧嘩を始めた。


これを見ていたスペンサーは、

「おい。貴様ら。」

「なんだ?誰だ?」

「関係ないやつは、引っ込んでいろ。」

「関係ないだと?ここがどこかわからんのか?食事をする場所でケンカをするな。」

「偉そうだな。お前からぼこぼこにしてやる。」

「はー。」

スペンサーは、魔力を込めて解き放った。


魂の絶唱(ソウルポーカス)


その瞬間、おとこたちは気絶した。


「まーこれで少しはおとなしくなったな。」

スペンサーは、なに食わぬ顔でそのまま食事を続けるのであった。


ジョージは、魔眼による追跡を続けていたが魔力がもうすぐなくなりそうになったので打ち切ることにした。そして、そのまま王国にある寮へと転移するのであった。


そこには、ライザとリンシア、クロムが待っていた。

「それが君の魔法か。とても面白いな。こんなときでもなければぜひ見せて欲しいんだがね。」

「わかりました。そのときにはまた。」

「どういうことなんだ?ルビーの件については我々も把握してなかったんだぞ。ジョージ。」

「いろいろと秘密はあるんですが。」

「それは、わかっている。」

「そのうえでなんですが、ルビーはすでに魔人化が確実です。」

「わが校から二人目の被害者か。でだ。被害は?」

「まだ暴れてはいません。ですが、そろそろだと思います。」

「そうか。では、私の方から世界連合にかけあってみる。」

「分かりました。俺は、そろそろ帰ります。」

「そうか。お疲れと言いたいがまだまだ分からんからな。今日はしっかり休んでくれ。」

「はい。」



寮に帰ると、入り口に馬がいた。

「ねー。ジョージ。」

「なんだ。リンネか。」

部屋に帰ると、ドアが開いていた。

「ルビーを殺さないでほしいんだけど。」

「うん。無理だな。あそこまで、浸食が進んでいるともう魔人として本能のままにくらいつくすぞ。」

「友達なの。」

「じゃああの子が無実の人を食べたとしてリンネは責任を取れるのか。」

「それは、・・・。だけどさ、なんとか。」

「うーん。魔人化したのを助けるほどの友達なのか?」

「それは、私の親友だからよ。」

「話にならない。他を当たってくれ。」

「ジョージの分からず屋。」

リンネは、出ていった。


「出てこい。」

「なんだご主人様。」

「入れ知恵したな?」

「はて?ただ私は、あのリンネの気持ちを優先したまでじゃ。」

「俺がかつて失ったものをか。」

「なんのことですか?」

「いやなんでも。」

「そうですか。ご主人様なら助けてくれるものと思っておりましたからな。」

「嫌味か?」

「いえ。では、私はこれで。」


ジョージは、一人寂しく寝るのだった。そして、夜は、更けていくのだった。


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