神々
ここは、神々の世界アテム。ここにいるのは、世界否、宇宙を支配するものたち、神の世界。ここに、ひとつの神殿があった。
「ちょっとゼウス。やめなさいよ。」
「ははは。いいじゃないかヘカテー。」
「お二人とも、そこで何をやっているのですか?」
「うわ!」
「ちょっとビックリさせないでよ。ヘルメス。」
「ずっとここにいましたが、あまりにも二人の世界におられるのでちょっと邪魔したくなりまして。」
「で、ヘルメスなにようだ?」
「父上、実は、、、、。」
「なに?転生に成功したようだ?」
「はい。どうも、最近魔人が簡単に倒されるようになったみたいで。変に感じたのでちょっと調べてみたんですがどうもサトウの魔力反応と同じものを感じました。」
「なんと厄介なやつがこのタイミングで帰ってきたよのう。」
「ですね。」
「クロノスとロンドメールの一人っ子。あああ、嫌なことを思い出すの。まー、それよりもだゲームの途中経過の報告だ。皆を集めよ。」
クラスの風通しがよくなった、その日の夕方、改めてジョージはルビーの実家に調査に向かった。前に、リンネといった時には、諸事情により調査は聞き取りにとどめていた。
「さて、じゃあやってみようか。」
そういうと、ジョージは、目に魔力をこめた。ジョージの目は、青と紫の中間の色に変化し始めた。
ジョージの視界には、ここ数ヶ月のルビーの行動が写し出されていた。それによると、母親が出ていったタイミングで痩せた見覚えのある男が出入りしていた。
ヘルメスか、、、。神の一柱にして今回の一件で首謀者となった男がここにも足を運んでいた。
そして、いなくなった当日、彼女は、もはや目が淀み魔人化していることは、明らかであった。ヘルメスにつれられて、共和国の方面に消えていた。
そのあとは、お母さんが慌てている様子が写るのみであった。
ジョージは、今見たものを、精査しつつ共和国がある方面に転移した。
共和国は、レンガ造りの家が立ち並ぶ王国にも似た雰囲気を持っていた。その首都は、宮殿のごとき立ち並びで見るものを圧倒していた。そんな場所に、ジョージは転移していた。よく見ると、時々、軍隊が通り守備のためか異様な雰囲気が立ち上っていた。
とりあえず、ジョージは、魔人の痕跡をたどるため町を散策することにした。メインストリートは、たくさんの露店が並び立ち活気づいていた。野菜を買う主婦。談笑する学生やカップル等もたくさんいた。そんな中を歩いていくと、噴水のある広場に出た。そこでは、子供たちが追いかけ回し、大道芸を披露する人たちもいた。
しかし、その通りから何から魔人の魔力が微弱に感じられていた。ジョージは、それをたどって走っていく。それは、古い教会の方へと続くのであった。
とびらをあけて、中を覗くが、誰もいない。
「あー疲れたー。」
とりあえず、椅子に座ることにした。そして、改めて、整理する。ルビーの行動、ヘルメスとの関係、共和国での魔人の陰。
まだ、何かピースが足りないような感じがしていた。




