クズの入学式
「じゃあ順番に並んでくれ」
体育館に入り口から順番に並ぶようである。順番はクラスの順番である。うちのクラスは、最後だ。この学院は、ウォルフェニオ学院という。この国は、フェリス王国でウォルフェニオ学院はこの国でも1、2を争う名門である。この学院にはいれたことが既に優秀な証であるが最上位のクラスはこの国の戦力の中枢になることが約束されたものたちの集団である。
「おお。あれが今年の一年か。」
「壮観だね。今年の世代は、黄金世代らしいぞ。」
「あれは、リンドバーグじゃないか。」
「なに!?天蓋か。」
「あれは雷神だ。」
「アリシア?ありゃ虹姫だ。」
「おい!まだいるぞ。あれは炎銃だ。」
「なに!?たったひとりで国同士で勃発していた戦争を終わらせたっていう。」
「あれは、干ばつだ。」
「うわまじか。最悪の力を持っているやつか。」
[まだ2つ名持ちがいるぞ。]
[あれは武王だ。対人戦闘最強の。]
[あとは破壊神に不倒に]
[もう考えたくもないな。]
[最強過ぎるだろ。‼️ ]
[あーこれでウォルフェニオは安泰だ。]
[おい!走馬灯を見るなよ。]
[でもAクラスはともかくBクラス以降はわからんな。やっと落ち着いたわ。]
[よし。じゃああとは拍手しとこう]
全員が席に着いた。ある程度行事が進み学園長の挨拶がきた。あ
[あれが黒槍か。すげー強そうじゃん。ヤバイな。けど目つけられとめんどくさそう。]オレはそう考えていると。
[あの人強そうだよね。]
[あああれは間違いなく強い。]
[そんなこと分かるんだ。すごいね。]
[まー雰囲気というかね。君の名前は?]
[そうだね。名乗ってなかったね。]
[私はリンネ。あなたは?]
[オレはジョージだ。よろしくリンネ。]
[よろしく。]
リンネは、茶髪のポニーテールの美人であった。胸は、まーまーだな。
[なんか今不快な感じを受けました。]
[なんかあった?]
[いえ、、、気のせいならいいんです。]
危なかったー。
[それにしても人の数が多いな。]
[当たり前じゃないですか。ウォルフェニオ学院は名門の学院ですよ。毎年各クラス30人の7クラスですから全体でも600人はいるんですよ。]
[そうなのか。全然知らなかった。]
[そうなんですか。それより次の授業のテストばっちりなんですか?]
[え?そんなもんあったの?]
[うわー。やっちゃいましたねー。みんなやってると思いますよ。テスト次第で成績にも関わってきますからね。]
[まーオレは退学になってもいいくらいのつもりでやってるからねー。]
[、、、すごいですね。]
[その間が怖い。]
[我が学院はつねに我が国に対して力を尽くす人材を育てるため実力主義と人の心を育むことを第一目標として教育を行っております。皆さんには、魔法などの力をのばすことと自分たちの学院生活を楽しんで充実した3年間としていくことを望みます。]
学園長の挨拶も終わり、入学式も無事終了した。そして次の授業から早速テストだった。
[はいみなさーん。Fクラスではありますがこの学院での生活次第でクラスが上がることも可能ですから頑張って下さい。]
臨時の担任であるアンジェリカ先生がほどほどのホームルームを終えた。
[では早速テスト始めますよ。教科は、魔法学と一般教養です。頑張って下さいねー。]
[終わった泣]
[ふん。おまえはどうなんだ。テストは?]
[そんなに俺のテストが気になるのか?]
[んなわけねーだろ。うるせーな。でどうなんだよ。]
[まー今日はじめてテストの存在を知った。]
[おまえそれはすごいわ。]
[なんで?]
[決まってんじゃん。テストで学年最下位をとったやつは学園長に呼び出されるんだよ。]