守るべき信念
ジョージの拳は、男の数センチ手前で止まっていた。
「なに?」
見ると、男は不思議なオーラをまとっていた。
「おっとっと。これは危ない。」
「なるほどな。まさかお前たちがでばっていたなんて。」
「ええ。やっと思い出されましたか。では、なんですし私の時間稼ぎにもう少しお付き合いいただいてもよろしいですか。」
「ふ。」
「なにかおかしいですか?」
「稼ぐ時間などあたえん。」
次元砕き
その瞬間、男の回りにヒビが入りオーラがなくなっていた。
「な。やはり化け物ですね。あなたは」
「照れる。」
「イヤー参りましたね。それに絡みづらい。」
「いくぞ。」
「くっ。」
ジョージは、この男に対して、拳を与えた。神に対して拳を魔法ではなく素手で戦いを挑む人間もまれだ。
この男は、ヘルメスと言い神の一柱である。普通、神と人間ではその存在の格差によりほとんどの攻撃が無効化されるため、人間では対抗できない存在なのである。しかし、次元を乗り越えるジョージには無意味な事実だった。
そこに、ヘルメスが右手を構えて
帝国
「あー行ったなジョージ。」
「そうね。アルドー私たちは何をする?」
そういって、二人は、周りを見る。
「帝国もあれじゃなかった?襲われてなかった?」
「あそこ見てみろよ。いやね。確かにいたんだけどさ。」
アルドが指差す方向を見ると、魔人と人間の激戦らしきものが繰り広げられていた。
「えー。あれもうちょっとしたら終わるやつじゃない?」
「・・・うん。」
来た目的の戦いを他人にとられアルドは泣きながら応じる。
そこでは、
「ちょっとこいつらの様子を見てみるか。」
その魔人は、まず、自分の分身で様子を見ることにしよと決心するのだった。
「ギャッハハハ。どうよこの私の炎は。」
「なにこの魔人?」
「氷の魔弾」
「ぐっ!くそ。なんでこんなに人間は、強いの?」
「きゃっ。あんたが弱すぎるんでしょ。さっさと仕留めて次のやつにいこうよ。」
「そうね。悪く思わないでね。痛くないようにするから。」
紫電 炎天 氷河
魔人に向けて、帝国でも一流の冒険者のパーティーが属性の違う必殺の魔法を打ち込む。そして、
「さ。終わったみたいね。」
「弱かったね。これなら。」
「あれ?レリーネは?」
「そういえば。見当たらないね。」
「まさか!」
二人が魔人のほうを振り替えると、魔人の手に握られた少女の姿があった。
「かかか。いやーレベルがまー分かったよ。これくらいなら十分に対処ができるね。」
「あ、助けて。」
「レリーネ!ちょっと待ってね。」
「放しなさい。」
「おおお?この子が見えないの?」
魔法を打ち込もうとするが人質にとられて躊躇する。
「くそ。」
「じゃあ。ちょっとお借りするよ。」
そういって、魔人は、もうスピードで帝国の山のほうに向かった。
王国
「あはは。久しぶりの魔法だったけど契約的には十分だわ。さて、辺境に。」
炎銃
「おっと。なにかしらこの炎は?」
「魔人。ここから先には行かせないよ。ふん。」
「あら。いい男じゃない。でも、もうちょっと肌を紫にしてほしいものだわ。」
「いやかしら。アハメドは、すでに予約済みよ。」
「あら。あつあつなのね。」
「ふふふ。」
「妬ましいわね。」
「会長、いつでも私が。」
「うん?なんかいった?」
「いえ。なんでも。」
「じゃあ急ぎましょう。」
「そうですね。」
憑依、白虎
顕現、樹岩鎧
王国の戦いも始まった。
帝国
「あははは。すごいね。」
情報屋は、一般人の視界を通して外の様子を伺っていた。
「うん。すごい。あの魔人の能力も面白い。こっちの魔人も。ジョージを突入させて正解だったな。あははは。」
「情報屋。」
「うん?ああ陛下。どうされたのですか?」
「今の戦局はどうなっている?」
「今のところは、魔人も様子見と言う感じでしょうか。」
「と言うと、まだ力を抑えている?」
「はい。そう見受けられますね。まー神の一柱も出てきましたがそれは彼が抑えていますよ。」
「情報屋が言っていたやつか。」
「彼はすごいですね。まーそんな訳なんですが陛下はどうされるんですか?」
「うん?一番押されているところを教えてくれ。」




