灼熱の魔人
サイド ダイヤ
[あー、こんな城だったっけ?]
王城の壁はすでにボロボロあちこちから、魔人の魔法の気配を感じられるほどであった。特に、最上階から禍々しい魔力を感じられるほどであった。人々は、魔力を吸われ、兵やメイドは、魔力を吸われたようであちこちで死んでいた。
[これは、ひどいな。これだと、人に道を聞くこともできねーし、人をたくさん殺しとは許せねーな。迷子になるのもめんどーだし、近道をしよう。]
[身体強化、剛(フィジカル、ブースト メタル)]
身体を鉄の硬度にまで引き上げる。そして、
[重力解放(グラビティー、リリース)]
そのまま、最上階に向けて、飛び立った。
ドッカーン。
石造りの城の床に穴を空けながら進んで、最上階に到着した。そこにいたのは、王の首を持つ魔人だった。
[お前は、だれだ?]
[おれは、ダイヤだ。魔人、今すぐその首を離すなら痛くない殺し方にしてやるぞ。]
[け!人間ごときが。ちょーしにのるなよ。って、少しはマシナやつが来たよーだな。]
[あ?なんだその態度は?俺を見下してるとはな。いい度胸じゃねーか。]
[ほー。面白いことをいうな。人間のくせに。]
[その態度のままに死ぬがいい。それにお前は、たくさんの人々を殺して魔力を吸った。これは、許せねーことだ。もろもろを含めておれは、お前を殺す。]
[ほほー。こんな人間は、生きてきたなかで初めてのやつだな。]
前世で、俺が探しまくっても見つからなかった存在が普通に見つかるんだから運命は気まぐれだとしか思えねー。
[そういえば、シュミはもとに戻るの?]
[あの状態は、無理だな。]
[私の魔力では?]
[リンネの清属性は、魔力や魔法の浄化はできても体と一体化した魔人を引き剥がすことはできない。]
[そんな。]
[リンネは、心配しなくてもいい。どちらにしても、シュミには悪いが殺さなくてはならない。俺の手で決着をつける。]
[いろんな意味で強いね。]
[ふ。女の子の前では虚勢を張るものだ。]
そういいつつ、通路を進んでいくと、行き止まりに当たった。
[これどこにつながってるの?]
[わからん。でも、この上に魔人はいるな。気配は、全部で3つだな。]
[3つ?]
[2つは、逃げた魔人。もうひとつは、ダイヤだ。2つの魔力は、戦闘中だな。]
[それが、さっきの勇者と魔人?]
[そうだな。とにかくいってみよう。]




