リンネとマイカ
ふいに、前方から戦闘の気配をジョージは感じる。排水溝を走っていくジョージとリンネはその気配がする部屋のすぐ近くにいた。
[誰か戦ってるの?]
[みたいだな。]
そこを覗くと、マイカとリンシアが戦っていた。
[ライザ?なにやってるの?]
[、、、、]
[目を覚ましなさい‼️]
リンシアは呼び掛けるがマイカからの反応はない。ライザの目は、紫に汚れていた。そこに。
[リンシア、これは何が起こってるんだ?]
[ジョージ。ちょっと見てないで手助けしてくれないかしら?]
[、、、、。ショーがねーな。なんかあとで]
[あ?]
[今すぐ助けます。]
[気の毒に。]
すると、ジョージは、縮地を発動させた。
[フッ!
ライザの懐に飛び込んだジョージは、マイカの鳩尾に拳を叩き込む。
[オラよ!]
次の瞬間、マイカは、ぶっ飛んで壁ににめり込んだ。ライザは、そのまま気絶した。
[これは、、、、]
[何か分かるの?]
おもむろに、ジョージは、石ころをつかんで壁に向かって、
[おりや‼️]
ビュン!
投げた石ころは、そのまま、、、、。
[ウワ!]
何かが壁から現れた。それは、外見はシュミだった。肌は、黒く魔人そのものであった。
[おいおい。俺様の気配を感じるとか何者だよ。]
[なにあいつ?]
[あれが魔人だ。]
[あれが。]
[あれが魔人かしら?]
[そう。あいつの魔法でマイカは操られていた。]
[そうだわ。ライザ。]
[ちっくしょー。せっかくの駒がなくなっちまったじゃねーか。]
[まーイー。封印から抜け出せたんだ。暴れてやる。]
そういうと魔人は、転がっているアルドを抱えて、壁にできた穴からどこかへと消えた。
[私たちは、追いかけないの?]
[とりあえずマイカの処置が先だ。リンネ、お願いできるか?]
[うーん。何かまたくれる?]
[あーわかったよ。]
[じゃあ、協力するわ。]
そう言うと、二人は、マイカのところに行き、リンネが魔法を発動する。
[魔力洗浄]
マイカの頭をリンネの魔力が温かく包み込む。すると、ライザの目は、もとに戻りマイカは寝ていた。
[リンシア、とりあえずマイカをお願いできるか?]
[わかったわ。これは、私の仕事だからね。あなたたちはどうするの?]
[俺たちは、魔人のあとを追うよ。]
[わかったわ。くれぐれも無茶は、ダメよ。]
[あーわかった。]
[リンネちゃん。ジョージをよろしくね。]
[分かりました。こいつのことは、私が見ときます。]
そう言うと、リンネとジョージは、壁に空いた穴から魔人を追うように消えていった。
[ホントに、あの子達は、何者なの?浄化する力自体が魔力だなんてジョージもそうだけど、今年の新入生は面白い子ばかりね。]
リンシア、水を手のように操りマイカを抱えながら、学院に戻っていくのだった。




