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転生3回のクズ 魔法学院に入学する  作者: あかさたな
王国と魔人出現
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クズと魔人

[きゃー。]

悲鳴が響くなかで、最も早くそこにたどり着いたのは、ジョージだった。


見ると、魔人は、肌が黒っぽく人のそれとは大きく異なっていた。また、角も生えており、禍々しかった。それでも、魔人は、人間より多くの魔力を有するが故に恐れられ一体でも特別警戒がなされる脅威であった。


そのあとに到着したのは、騎士団、続いてSクラスのリンドバーグやアリシアなどが到着していた。


魔人は、学院の少女から魔力を吸い上げているようだった。少女は、既に、死にかけていた。そのとき、ジョージの脳裏には、最愛のメアリの記憶と重なっていた。


[ああああああああ‼️]

ジョージは、魔人に対して突っ込んでいった。それを騎士団の団員は止めようとしたが既に、ジョージは、魔人に迫っていた。

[なんだ?人間が?これで終わりだ。]

[毒の息吹き。]

[時間加速(タイムアクセル)]

その瞬間、毒の霧も一粒一粒を回避していた。

[お前らだけは、許さない❗たとえ、俺の何を犠牲にしてもお前らは俺が許さない。]

それは、確かな怒りだった。一生消えることのない怒りだった。

[おらああああああ。]

アッパーを食らわせた。一撃だけだったがそれで十分だった。

[時間回復(タイムリペア)]

色の戻った世界で結果が表れ、魔人は、胴体を残して顔が消し飛んでいた。


リンドバーグ視点

オレは、小さい時から大きすぎる力を身に付けていた。最初の実戦は、王国対帝国の戦いだった。

帝国が、砲弾を打ち込んできたので、

[深緑の絶壁]

大きな大木を何本も生やして太い幹による壁を作り、砲弾を防いで自軍へのダメージをなくしていた。この戦いで、わずか9才にして王国の最大戦力の一人と言われるようになり、これ以降、様々な戦いで戦果を挙げていた。そして、自分には何もかもを守れるという自信のもとで学院に入学したのであった。


アリシア視点

アリシアの一族は複数属性を生み出す一族ではあった。しかしこの一族に生を受けた彼女はたぐいまれな適正を備えていた。この魔法多属性者は、通常発動が遅いか威力が劣るかのどちらかに分かれることが多かった。これは干渉力が分散していくためである。世界に干渉するためある意味仕方のないことだった。しかし、アリシアは、一般的な魔術師より早く系統も様々に使いこなしていた。この万能性をもとに主に決闘で勝利を重ね、時々参加する戦争でも相手を容赦なく追い詰めていた。特に、王国が隣の共和国との戦で一進一退の攻防を繰り広げていたときには、アリシアの氷で足止めしてから雷で一人一人を葬っていく姿は、圧巻だった。これ以降、魔法適正に基づく多属性魔法の使い手は、虹姫とも呼ばれリンドバーグと同じく自信のもとで学院に入学したのであった。


そんな彼らでさえ反応できないほどに圧倒的な速さで、魔人を葬ったジョージは、少女を騎士団に預けるとすぐにどっかへ行ってしまった。


[わー。あんなに人がおるとは思わんかったわー。これでちょっとめんどくさいことになりそうだ。]


その後、魔人の死体は、研究所に運ばれ少女は、病院で介抱をされ無事であった。しかし、この事件は、後々ジョージを更なる惨劇に巻き込んでいくことを彼は、知らない。


アーノルド家

学院にいるジョージは、別だか家族は、職場が近いことから全員が揃って食卓を囲んでいた。

[な〰️。父さん、今朝、魔人の目撃情報があったらしいね。]

[そうなんだよ。私の部下が確認したところ、黒っぽい肌をしていたらしい。]

[へー。やっぱり習った通りなんだ。]

[なんだよ。学院の授業を疑うのか?]

[いや、そういう訳じゃないんだけどね。ただ、伝説の存在だった魔人が最近表れるようになったから気になったのよね。]

[それはそうと、ジョージは、学院の成績で最下位だったらしいわよ。]

[うへ。なんかあいつの兄って名乗るのも恥ずかしいな。]

[ねー。オーエン兄さんは、騎士団長だし、オレは、父さんの助手みたいなとこあるし。でも、あいつの就職先とかあるのかも疑わしいわ。]

[そんなこと言わないの。あなたたち兄妹でしょ。]

[でも、母さんは、魔術師の第1席だし、ジェシカも3位だし、私も筆頭騎士団の副将だよ?みんな結果を残してるのにジョージは、怠けてるんだよ?]

[そこは、否定しないわ。でも、それだけがすべてではないはずよ。]

[まー母さんの言うことは正しいね。]

と言いつつ食事をしていくのだった。


そのあとは、いろいろとゴタゴタしていた。学院は、魔人が表れたために休校になった。また、たくさんの人がジョージが魔人を倒す姿を確認していたために噂が広がった。また、家から明日一旦帰るように連絡があった。


[は〰️。やっぱり力を使わなきゃよかったよ。]

そんなことを呟きつつやはり脳裏にあるのは、あのときのことだった。すると、寮の部屋のドアに珍しくノックがされた。

[はーい。]

開けるとそこにいたのは、シュミットだった。

[やー。こんばんは。ちょっと今はいいかい?]

[ああ。特に用事もないからいいよ。]

[すごいね。君、また大活躍だったらしいじゃないか。]

[いや、たまたまだよ。それよりどうしたの?]

[いや〰️、最近のアルドの様子についてちょっと聞きたいなと思って。]

ミッシェルからアルドの様子を聞いてやっとここ数日のアルドの奇行に合点がいった。

[それで、ストーカーみたいなことしていたのか。]

[ストーカーみたいだったのか。これは、ちょっと注意しといたほうがよさそうだ。ただ、アルドは、ちょっと不器用でね。しかも、家から追放されて、友達を作らないことが多かったんだ。だから、彼の友達になってやってほしい。この通り。]

[ああ、そういうのは、どうか頭を挙げて。こればっかりは、アルド次第だから、どうにもならないが俺もできることはすると約束しよう。]

[それを言ってくれてありがたいよ。]

[どうしてそこまでアルドに肩入れするんだ?]

[実は、僕の家が彼を世話していてね。その縁だよ。]

[なるほどね。だったら、まーアルドのことは、任せてくれ。]

[ありがとう。感謝するよ。]

そう言って、シュミットは、部屋を後にした。





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