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ふこしあ  作者: 山口かずなり
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大人になりたかった子ども・ウル


三人目の子ども



「大人になりたかった子ども・ウル」



ウルは、大人になりたかった子どもです。



その贅沢な悩み事を忘れてしまえば、とても恵まれていたのでしょう。



お金持ちの両親に大切に育てられて、ウルを愛してくれる人も指で数えられる程度ですが、いるのです。



どこへ出掛けるのにも一人ではありません。



ウルは、しあわせに囲まれていました。



さぁ、今日はウルの誕生日です。



たくさんのロウソクがたてられた、イチゴジャムたっぷりのバースデーケーキが運ばれてきました。



真っ赤で甘そうです。



ロウソクには火が灯っています。



ウルは、願い事をしながら、火を吹き消そうとします。



大人になりたい、とでも願っているのでしょうか?



まわりの人たちは、がんばってと応援してくれます。



ロウソクの火が吹き消されました。



けれど、ウルは、その日も大人にはなれませんでした。



読めない時計は回るのに、がっかりです。



それでも、ウルのまわりには甘いものをたくさん運んでくれる人たちがいるから、いいのです。



ウルは、しあわせな子どもでした。



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